
フィナステリドとは、AGA治療薬「プロペシア」の有効成分です。
プロペシアの後発薬(プロペシアジェネリック)として「フィナステリド錠」があります。
このページではフィナステリドの副作用や効果、処方について詳しく解説しています。
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フィナステリドの概要 | ||
フィナステリドとは | AGA治療薬「プロペシア」の成分名。プロペシアジェネリックのひとつ | 確認 |
---|---|---|
効果 |
抜け毛の原因となる男性ホルモンの発生を防ぐ 服用をやめると効果が失われてAGAが再発する可能性がある |
確認 |
副作用 |
リビドー減退や勃起機能不全 、射精障害 、精液量の減少など 一時的な初期脱毛が起きる場合もある |
確認 |
成分量 フィナステリド1.3mgについて |
フィナステリドの成分量は、0.2mg・1mg・1.3mg フィナステリド1.3mgは国内未承認 |
確認 |
服用方法 | 1日1回、食事に関係なく服用可能 | 確認 |
注意事項・併用禁忌・併用注意 | 併用禁忌・併用注意薬はないが使用している薬があれば医師に必ず相談する | 確認 |
服用できない人・女性 |
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確認 |
安い個人輸入のリスク | 偽物・粗悪品の可能性があり危険 | 確認 |
処方 |
処方価格:3,000円 ※ジェネリックを含む |
確認 |
AGA治療について詳しくは、以下のページをご覧ください。
フィナステリドとは
フィナステリドとは、AGA治療薬「プロペシア」の成分名です。
フィナステリドは、抜け毛の原因となる男性ホルモン(DHT)の発生を防ぐ働きがあり、AGA治療薬の有効成分として知られています。
先発薬プロペシアのジェネリック医薬品として「フィナステリド錠」があり、先発薬と同様の効果が期待できます。
フィナステリドの効果
フィナステリドは、抜け毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の発生を抑えて、薄毛の改善を促す効果が期待できます。
DHT(ジヒドロテストステロン)とは、テストステロンと5αリダクターゼ(酵素)が結びついて生成される男性ホルモンのひとつです。
男性外生殖器の形成に必要なホルモンである一方、薄毛を引き起こす原因になります。
フィナステリドは、5αリダクターゼ(酵素)の働きを阻害して、DHTが頭皮で発生するのを防ぐことで、薄毛の進行をストップさせます。
フィナステリド使用者の約98%に改善効果が現れたとのデータもあり、予防・薄毛の改善・維持のどの段階でも用いられることから、現在のAGA治療ではほぼ必須薬とされています。

フィナステリドの使用1年~3年の長期服用効果
フィナステリドは、長期的に服用するほど効果が安定するとされています。
フィナステリドを有効成分とした「プロペシア」を長期服用したデータでは、服用年数が増えるにつれて改善の割合が高まることがわかりました。
使用年数 | 1年 | 2年 | 3年 |
---|---|---|---|
改善 | 58% | 68% | 78% |
維持 | 40% | 31% | 20% |
進行 | 2% | 1% | 2% |
- 年齢:20歳以上50歳以下
- 健康状態:AGA以外は心身ともに健康
- 薄毛部位:頭頂部 / 額の生え際
- グレード(進行度合い):V型まで
※効果には個人差があります。特徴から外れている場合は治療効果が劣る可能性もあります。
治療を続けるほど効果が安定するため、フィナステリド(プロペシア)は長期服用にも適した薬であると言えます。
フィナステリドをやめたらどうなる?
フィナステリドをやめると、男性ホルモンの抑制効果が失われ、再びAGAが進行する可能性があります。
フィナステリドは、毎日の服用によって効果を維持・安定させることでAGAの進行を抑制する治療薬です。
副作用や健康状態の変化から服用できなくなるケースを除いては、できる限りフィナステリドの服用を中止しないようにしましょう。
フィナステリドの副作用
フィナステリドの副作用は以下の通りです。
頻度 | 症状 |
---|---|
1~5% | リビドー減退 |
1%未満 | 勃起機能不全 ※1、射精障害 、精液量の減少 |
頻度不明 |
そう痒症(かゆみ)、じん麻疹、発疹、血管の浮腫(口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む) 睾丸痛、血精液症、男性不妊症、精液の質低下※2 AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇 乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい など |
※1 市販後、投薬中止後も持続したとの報告あり
※2 投与中止後に精液の質が正常化または改善したとの報告あり
安全性が同等と認められているプロペシアの使用成績調査によれば、副作用の発現率は0.5%(5/943)であったことが報告されています。
また、フィナステリド錠とプロペシアで副作用のリスクが変わることはありません。
人によっては一時的に初期脱毛が起こる場合がありますが、へアサイクルが正常に戻っていく過程に起こるもので自然に治まっていきます。
副作用が強く出る場合は、医師に相談してください。
副作用の対処法
副作用への対処方法は、次の3つがあげられます。
-
ED治療薬の服用
⇨EDの症状が出た場合、ED治療薬を併用できる -
減薬・休薬
⇨ 効果を落とさない範囲で服用量をコントロールする -
AGA治療薬の種類を変更
⇨ AGA治療薬の種類を変更することで副作用が治ることがある
いずれの方法も自己判断では対処できないので、症状を医師に相談した上で対処していきましょう。
当院ではED治療薬の処方もおこなっておりますので、副作用が心配な場合は診察の際にご相談ください。
成分量・フィナステリド1.3mgについて
フィナステリドの成分量は、0.2mg・1mg・1.3mgがあります。
国内で承認されているフィナステリド錠の含有量は0.2mg・1mgとなり、フィナステリド1.3mgは海外で使用されている国内未承認薬です。
一般的にAGA治療薬は1mgが用量の基準として用いられますが、医師と相談の上に摂取量を2〜3mgに増量するケースもあります。
そのため、フィナステリド1.3mgは国内未承認であっても、医師の指導のもとで処方される場合があります。
ただし、フィナステリドの増量は医師の判断を仰ぐことが重要です。
体調不良や副作用の原因にもなるので、自己判断での増量は絶対に控えてください。
フィナステリドの服用方法
フィナステリドの服用方法は、以下を参考にしてください。
フィナステリドの服用方法 | |
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服用方法 |
1日1回 コップ1杯(200ml)を目安に水またはぬるま湯で服用 |
服用タイミング | 食前・中・後、いつでも服用可能 |
1回あたりの用量 | 1.3mgまで |
服用期間 | 6〜12ヶ月 |
体内に取り込まれた有効成分は、24時間以内に代謝されて体外へと排泄されます。
安定した効果を得るためには飲み忘れには注意し、毎日決まった時間に服用できるように習慣化させることを心がけましょう。
その日のうちに飲み忘れに気づいた際はすぐに服用し、翌日はいつものタイミングで服用すれば問題ありません。
次の服用と間隔が近い場合は、飲み忘れた分は服用しないでください。1度に2錠服用はできません。
また、服用期間については、最低6〜12ヶ月を推奨しています。
期間に幅があるのは、AGAの影響を受けた毛髪の割合や、髪の成長スピードには個人差が生じやすいためです。
服用を続けながら、3ヶ月ごとを目安に治療効果を医師に判断してもらうようにしましょう。
フィナステリドの注意事項・併用禁忌・併用注意
基本的にフィナステリドには、飲み合わせに注意が必要な併用禁忌薬や併用注意薬はないとされています。
しかし、似た作用を持つ薬と併用すると副作用が強く出てしまう可能性があるため、AGA治療薬「デュタステリド」との併用は控えましょう。
他の薬と併用できますが、使用中の薬があれば必ず医師に相談するようにしてください。
アルコールと併用すると、血流が良くなることで副作用が出やすくなることもあります。飲酒する際は念のため服用から時間をあけるようにしてください。
フィナステリドを服用できない人・女性の服用は厳禁
フィナステリドを服用できない方は以下の通りです。
- 有効成分や添加剤にアレルギーの既往歴がある人
- 妊娠または妊娠している可能性のある女性および授乳中の女性
- 20歳未満の人(安全性や有効性の確認がされていないため)
フィナステリドは、胎児や乳幼児の発育に影響を及ぼすおそれがある薬です。
皮膚からも成分が吸収されてしまうので、そもそも効果の認められていないことも踏まえ、女性の服用はもちろん、薬剤にも触れないようにしてください。
影響は少ないとされていますが、精液中に成分が移行する可能性を考慮して、当院では妊活を予定されている方には、少なくとも2ヶ月以上の休薬を推奨しています。
また、次に該当する方は医師の判断によっては慎重な服用が求められたり、場合によって服用を見送るケースもあります。
-
肝機能数値の異常が認められる方
⇨薬が肝臓で代謝されるため -
高齢者
⇨生理機能が低下していることがあり、高齢者に対しての有効性も確立していないため -
既往歴を含むうつ病・うつ状態、自殺念慮又は自殺企図の既往歴がある
⇨因果関係は不明だが、自殺念慮や自殺企図などが報告されている
健康状態や年齢によっては安全に服用できないこともあるため、医師の指示に従うようにしましょう。
フィナステリドの入手方法
フィナステリドは、「クリニック・医療機関(皮膚科など)」または「個人輸入(海外通販)」のいずれかの方法で購入できます。
フィナステリドのおよその相場価格は以下の通りです。
フィナステリドの相場価格 | |
---|---|
先発薬 | 8,000円〜10,000円 / 28錠 |
国内ジェネリック | 3,800円〜5,000円 / 28錠 |
海外ジェネリック | 1,400円〜1,500円 / 30錠 |
同じフィナステリドでも、処方先や取り扱いメーカーによって価格が異なります。
また、自由診療のため健康保険は適用されず、購入先によっては診察料や送料といった別途費用が発生することもあります。※当院は診察料無料
フィナステリドは、少なくとも6ヶ月の服用が推奨されているAGA薬です。長期的な服用が想定されるので、治療コストの差はトータルの治療費に大きく影響するものといえます。
フィナステリドを安い個人輸入で購入するリスク
フィナステリドの海外製ジェネリックを購入できる個人輸入は、偽物や粗悪品などのリスクがあります。
-
治療効果が得られない場合がある
⇨有効成分が含まれていなければ、服用を続けてもAGAが進行してしまう -
健康被害に遭う危険性がある
⇨薬に使用されている成分がわからないため、予測できない副作用が起きる -
公的給付のサポートが受けられない
⇨重い副作用が起きても、医薬品副作用被害救済制度給付が受けられない
個人輸入で購入したフィナステリドを使って、安定したAGA治療を行うのは極めて難しいと言えます。
安全に治療を行うには、専門クリニックやAGA治療を行う医療機関をお選びください。
当院のフィナステリドの処方
当院ではフィナステリド(プロペシアジェネリック)を処方しています。
製品 | 1ヶ月 |
---|---|
フィナステリド1mg (海外製) |
3,000円 |
フィナステリド1mg+ ミノキシジルタブレット5mg |
4,200円 |
そのほかの用量でのお得なプランもご用意していますので、詳細はお問い合わせください。
- 初めての方は初回限定価格でお得
- 当院オリジナル発毛サプリやミノキシジルとのセットあり
- オンライン診療なら自宅で診察~処方まで完結
- 診察料無料!費用はお薬代のみ
※オンライン診療の場合はネコポス代385円がかかります
※診察日より7日以内に処方薬代金が未納の場合に限り、診察料として3,000円が発生いたします
フィナステリドをご希望の方は下記のボタンからご予約ください。
フィナステリドのまとめ
フィナステリドのまとめは以下の通りです。
- フィナステリドとはAGA治療薬プロペシアの有効成分
- フィナステリドは抜け毛の原因を抑制する効果が期待できる
- 1年~3年と長期使用で安定した効果が得られる
- フィナステリドをやめると再度AGAが進行する場合もある
- フィナステリドの副作用はリビドー減退・勃起機能不全など
- 女性はフィナステリドを服用できない・触れることも厳禁
- 安いからと個人輸入でフィナステリドを購入するのは危険
フィナステリドは抜け毛の原因となる男性ホルモンの発生を抑えることで薄毛の進行を防ぐ効果が期待できます。
長期的に使用することで改善の割合が高まるため、長期服用にも適したお薬です。
当院では、定期配送で安く継続できるプランをご用意しています。
他にもフィナステリドと発毛剤のミノキシジルをセットにした発毛プランなど、患者様のご希望に合わせた治療をご提案しています。
5分程度でご予約が完了いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
フィナステリドのよくある質問
-
- Q
フィナステリドとプロペシアはどう違うのですか
- A
ジェネリック医薬品であるフィナステリドは、飲みやすくするための工夫がメーカーに認められています。
- 薬の形状や大きさ、色
- 添加剤
つまり、どちらを服用しても同等の治療効果が得られ、「ジェネリックだから効き目が劣る」、「副作用が出やすくなる」といった心配もありません。
- Q
-
- Q
フィナステリドとミノキシジルは違うのですか
- A
フィナステリドはAGAの原因にアプローチして、薄毛の進行を抑える薬です。
一方のミノキシジルは発毛や育毛といった効果が認められる薬になり、それぞれ治療目的が違います。
一般的には2つの薬は併用する機会が多く、組み合わせることで「予防+発毛」の効果が同時に得られることは覚えておきましょう。 プロペシア(フィナステリド)だけの薄毛対策が十分ではない理由
- Q
-
- Q
フィナステリドとデュタステリドはどう違いますか
- A
フィナステリドとデュタステリドは、どちらもAGA治療では同じ予防薬に位置付けられる薬です。
違いとしては、デュタステリドの方がより長く効き目を持続するため、発毛を促す効果がフィナステリドの約1.6倍あることが比較試験からわかっています。
効果だけを見るとデュタステリドの方が優れているようにも思えますが、副作用として男性機能の低下が出やすくなる傾向にあります。
そのためフィナステリドで治療をはじめ、十分な効果が得られなかった時にデュタステリドへ切り替えるという処方パターンが多い傾向です。
- Q
-
- Q
フィナステリドは保険診療できるのか
- A
フィナステリドは、保険診療として処方してもらうことはできません。
これはジェネリックだからということではなく、先発薬のプロペシアについても同様です。
基本的に健康保険が適用されるのは、生命に関わる病気に限られています。
薄毛や抜け毛がコンプレックスになることはあっても、命まで脅かすことはありません。
AGAクリニック以外の皮膚科に受診しても自費診療となります。また、皮膚科では先発薬のみの取り扱いでジェネリック医薬品を扱わない傾向にあります。
- Q
-
- Q
服用をやめたらどうなりますか
- A
AGAは進行性の脱毛症なので、服用をやめたタイミングから徐々に元の薄毛状態に戻ってしまいます。
安定した効き目を持続させるためにも、治療に満足するまでは服用の継続が望まれます。
- Q
-
- Q
フィナステリドの副作用にはリビドー減退はありますか?
- A
リビドー減退の発生率は0.2%と報告されています。もし治療薬でEDになってもED治療薬を併用できます。
- Q
-
- Q
フィナステリドが効かない時はどうしたらいいですか?
- A
フィナステリドが効かない場合、用量の見直や、フィナステリド以外の治療薬に変更すると良いでしょう。
また、AGA以外の他の脱毛症を発症している可能性もあります。なお、海外通販で購入した場合は偽造薬である可能性があるので、必ず医師による処方を受けてください。
- Q
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- Q
フィナステリド服用してから1ヵ月~3ヵ月で効果や変化は現れますか?
- A
フィナステリド服用から1ヵ月は、目に見える髪の変化を実感することはできません。これは乱れたヘアサイクルが正常に戻るまでには一定の時間がかかるためです。服用から3ヵ月が経つと、早い人では効果を実感し始めます。
- Q
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- Q
フィナステリドは1日何ミリが良いですか?
- A
フィナステリド錠は、用量1mgの服用が国内での一般的な治療方法ですが、より高い治療効果が得られる1.3mgを取り扱うクリニックが増えています。
- Q
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- Q
個人輸入の安いフィナステリドは危険ですか?
- A
個人輸入で安く購入できるフィナステリドは偽物や粗悪品の可能性もあり大変危険です。誤って購入してしまうと服用しても治療効果を得られないだけでなく、予期せぬ健康被害を及ぼす可能性もあります。フィナステリドは必ず医療機関で処方してもらいましょう。
- Q
その他よくある質問はこちらをご確認ください