AGAの原因は、主に男性ホルモンですが、生活習慣や外的要因もAGAを進行させる要因として考えられています。
            このページでは、AGAの原因とAGAになる悪習慣、禿げやすい人の特徴について詳しく解説します。
なお、当院ではAGAのオンライン診療を行っております。
            AGAでお悩みの方や将来的な薄毛が心配な方は、ぜひ当院にご相談ください。
AGAの主な原因
AGAの主な原因は、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
男性ホルモンによる影響
 AGAの主な原因は、男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)だと言われています。
            DHTは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが「5αリダクターゼ」という還元酵素と融合・変換されることで生成される男性ホルモンです。
このDHTが、毛髪を作り出す毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)と結びつくと、毛母細胞の働きを弱め、発毛・育毛の正常なサイクルを乱してしまいます。
            その結果、毛髪の成長期が短縮し、成長が阻害されることで充分成長した太くて濃い健康的な髪が生えにくくなります。
また、DHTは皮脂の分泌作用もあるため、過度な皮脂が頭皮環境の悪化につながり抜け毛の原因となることもあります。
遺伝の影響
 AGAの原因である「5αリダクターゼ」の活性度、そして男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)の数は、遺伝により決まるとされています。
5αリダクターゼの活性度を決める遺伝子は、優性遺伝なため親のどちらか一方でも5αリダクターゼが活発な遺伝子を持っていれば、子供に受け継がれます。
一方で男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)の数や感度に関しては、母親の遺伝子を受け継ぐため、母が薄毛であったり母方の祖父が薄毛だと、AGAを発症しやすいといえるでしょう。
また、AGAの遺伝率について調べた双子研究では、遺伝率が約80%という報告もあります。
            つまり母方、父方どちらかでも薄毛の親族がいる場合、遺伝によりAGAになる可能性は高いといえるでしょう。
AGAの原因になる悪習慣
AGAの主な原因は男性ホルモンによる影響ですが、生活習慣の乱れや毛髪・頭皮への外的刺激なども薄毛の原因になる可能性があります。
生活習慣の乱れ
不規則な生活習慣もホルモンバランスを崩すため、AGAの原因となりえます。
            主に原因と考えられるのは、以下の通りです。
- 睡眠不足
 - 偏った食生活
 - 運動不足
 
日常的な睡眠不足や偏った食生活、運動不足は髪の成長ホルモンの分泌に影響を及ぼしたり、血流が悪化し栄養が十分に行き渡らなくなったりするため、AGAの原因となりえます。
            さらに、男性ホルモンの過剰分泌といったホルモンバランスの乱れを引き起こし、AGAの進行リスクを高める可能性があるのです。
過度なストレス
ストレスはAGAとの直接的な因果関係は認められておりません。
            しかし、過度なストレスはホルモンバランスや自律神経を乱し、交感神経が有利になることで血流の低下が起こります。
その結果、髪への栄養供給が不安定になり、髪の成長を妨げることで抜け毛が起こりAGAを進行させる原因となる可能性があります。
            他にもストレスにより過食や睡眠不足などの生活習慣の乱れにつながる可能性もあるため、ストレスを溜め過ぎないようにしましょう。
タバコや過度なアルコール
タバコやアルコールもAGAの進行リスクを高める原因と考えられています。
            タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させて血流を悪くする作用があるため、頭皮の血流が悪化し髪の栄養不足につながります。
ちなみにハーバード大学の研究結果にて、アメリカの中年男性1241名の喫煙者と非喫煙者を比較した際に、AGAの原因となるDHTの濃度が非喫煙者よりも14%高いことが報告されています。
アルコールに関しては、過度な飲酒はAGAの進行を助長すると言われています。
            というのも、アルコールを分解する際に、アミノ酸を大量に消費するため毛髪の生成に必要なアミノ酸がなくなってしまい毛髪の成長に影響を与えるためです。
飲みすぎに注意して、適度な飲酒を心がけましょう。
パーマ・ブリーチなどヘアダメージ
AGAや薄毛の直接的な原因にはなりませんが、パーマやカラー、ブリーチなどのやりすぎは頭皮環境に悪影響を及ぼします。
            また頭皮だけでなく、髪を痛める原因にもなるため注意が必要です。
他にも、刺激の強い洗浄成分を含んだシャンプーの使用や洗髪のしすぎなども薄毛の原因となる可能性があります。
上記で紹介した原因への対策や予防法を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【AGA予備軍】禿げやすい人の特徴
AGA発症のリスクを持つ人の特徴は、以下の通りです。
- 薄毛の親族がいる方
 - 過度な洗髪をしている方
 - 喫煙者
 - 肥満の方
 - 間違ったヘアケアをしている方
 
前述した通り、遺伝的なリスクを持った方や生活習慣が乱れている方はAGA発症のリスクが高いと言えるでしょう。
特徴に該当するAGAの疑いがある方は、以下のセルフ診断でAGAの可能性を確認してみてください。
            現状、問題のない方でもAGAは進行性の脱毛症であるため、疑いがある場合は早期からの予防と対策が肝心です。
まとめ:AGAの疑いがある方は、クリニックへ相談
AGAの原因は主に男性ホルモンと遺伝の影響です。
            しかし、生活習慣の乱れや過度なストレス、間違ったヘアケアなどによりAGAの進行リスクが高まる可能性もあります。
- 男性ホルモンの乱れによる影響
 - 遺伝の影響
 - 生活習慣の乱れ
 - 過度なストレス
 - タバコや過度なアルコール
 - パーマやブリーチなどのヘアダメージ
 
セルフケアも重要ですが、AGAの進行を遅らせるだけで根本的な解決にはなりません。
            もし「薄毛が気になる」「毛髪が減ってきた」など、AGAの兆候が見られる場合は、医療機関の受診も検討してください。
なお、当院では便利なオンライン診療も行っております。
            AGAでお悩みの方も薄毛が気になってきた方もぜひ気軽にご相談ください。
AGAの原因についてのよくある質問
- 
                
- Q
                    AGAの一番の原因は何ですか?
 - A
                    AGAの主な原因は、男性ホルモンです。
DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンが発毛・育毛のサイクルを乱すことで薄毛・抜け毛の症状を引き起こします。 
 - Q
                    
 - 
                
- Q
                    AGAかわかる方法はありますか?
 - A
                    AGAの初期症状は、髪の細さや抜け毛の増加、分け目の広がりなどがあります。
これらの症状が見られた際には、早めに医療機関へ受診してください。自己判断で放置すると進行リスクが高まり、脱毛範囲が広がってしまう可能性があります。 
 - Q
                    
 - 
                
- Q
                    AGA(薄毛)になりやすい人は?
 - A
                    AGAになりやすい人の特徴は以下の通りです。
- 薄毛の親族がいる方
 - 睡眠不足な方
 - 喫煙者
 - 間違ったヘアケアをしている方
 - ストレスを抱えている方
 - 紫外線を浴びることが多い方 など
 
 
 - Q
                    
 - 
                
- Q
                    コーヒーは薄毛の原因になりますか?
 - A
                    適量のコーヒーであれば、薄毛への影響はないといえます。
コーヒーに含まれるカフェインも直接的に薄毛を促す効果はありません。ただ過度なコーヒーの摂取は生活習慣の乱れや育毛に必要な栄養吸収を阻害する可能性もあるため、注意が必要です。 
 - Q
                    
 
この記事の監修
                                (はっとり けいた)医師
【略歴】
- 平成17年
 - 医療法人財団 河北総合病院 勤務
 
- 平成29年
 - ゴリラクリニック 池袋院 管理者
 
- 令和5年~
 - フィットクリニック院長 勤務
 


