ED治療薬服用に対して否定的反応のパートナーは0%—20~30代男性ED治療薬の実態

更新日:2025/09/24
ED治療薬服用に対して否定的反応のパートナーは0%—20~30代男性ED治療薬の実態 服用を「誰にも言えない」が半数以上

フィットクリニックでは、ED治療薬を服用したことがある20~30代の男性134名を対象に、若年性EDの実態に関する調査を実施しました。

本調査は、ED治療に悩む男性に対し、すでに治療を始めている同世代の「生の声」を届けることで、一歩を踏み出すきっかけを提供したいという思いから企画しました。

調査の結果、20~30代でED治療薬を服用している男性の半数以上が服用を「誰にも言えない」と考えている実態が明らかになりました。
一方で、服用を打ち明けた際にパートナーから否定的な反応があったという回答は0%でした。

フィットクリニックではED治療を行っております。
気になる方はこちらのページをご覧ください。

アンケート結果まとめ

20~30代男性のED治療薬調査まとめ① ・53.7%がED治療薬の服用を「誰にも言えない」:「言える」と回答した人が実際に言える相手は「パートナー(80.6%)」や「友人(51.6%)」 ・パートナーに服用を伝えている人は43.3%:パートナーの反応は「前向きに受け止めてくれた」が58.6%で最多 「否定的だった」は0%(n=58)
20~30代男性のED治療薬調査まとめ② ・ED治療薬の服用に抵抗があった人は65.7%:服用を決めた決定打は「性行為で失敗した経験が続いた」が61.9%と最多 ・初服用のあと服用せずに性行為をしたことがある人は76.8%:問題なく性行為できた人が多数派

今回の調査では、ED治療薬を服用したことがある若年層のうち、半数以上が「誰にも言えない」と考えていることがわかりました。
そのほかにも、パートナーに伝えた際の反応やED治療薬への抵抗など、さまざまな心境を回答していただきました。

調査の背景

日本性機能学会による2024年の調査では、国内のED患者数は推定1,400万人におよび、その2割以上が20代であるという結果が出ています。
EDは加齢が主な原因とされていますが、若い世代に多く見られるのは、ストレスやプレッシャーなど精神的な要因からくる心因性EDです。

心因性EDにもED治療薬は有効です。当院でも近年、若い世代の受診者が増加傾向にあります。
今回の調査は、ED治療を検討している若い男性に、一歩踏み出すための有益な情報を提供したいという思いから実施しました。

アンケート結果詳細

アンケート結果について、それぞれ詳しく解説します。

初服用は30代前半が多数、ED治療薬の服用は「誰にも言えない」が過半数

初めてED治療薬を服用したのは何歳のときですか? 20~24歳:11.9% 25~29歳:26.1% 30~34歳:36.6% 35歳以上:24.6% 覚えていない:0.7% n=134%

初めてED治療薬を服用したのは、30~34歳が多数となりました。
ただし、突出しているわけではなく、20代前半から服用している人も少なくないようです。

当院のED治療患者様のうち、20代の割合は約16%と少なくありません。

服部院長
ED治療薬を服用していることを人に言えますか? 誰にも言えない:53.7% 言える:46.3% n=134

ED治療薬を服用していることを人に言えるか聞いたところ、「誰にも言えない」と回答した男性が過半数を占める結果となりました。
このことから、EDという悩みが若い男性にとって非常にデリケートな問題であり、周囲に相談しにくい現状があることが伺えます。

(「言える」と回答した方)誰になら言えますか?(複数選択可) 1位:パートナー(80.6%) 2位:友人(51.6%) 3位:会社の同僚(14.5%) 4位:会社の上司(8.1%) 4位:会社の後輩(8.1%) 6位:SNS(6.5%) 6位:兄弟(6.5%) 8位:母親(3.2%) 8位:父親(3.2%) n=62

ED治療薬を服用していることを「言える」と回答した男性のうち、言える相手として最も多かった回答は「パートナー」でした。
多くの場合、ED治療薬を服用する目的がパートナーとの性行為にあるため、その相手に対しては治療の意思や状況を伝えやすいことが考えられます。

否定的な反応のパートナーは本調査では0%

ED治療薬の服用についてパートナーに伝えていますか? 伝えている:43.3% 伝えていない:42.5% パートナーはいない:14.2% n=134

ED治療薬の服用についてパートナーに伝えているか聞いたところ、「伝えている」「伝えていない」がほぼ同数となりました。

(「伝えている」と回答した方)パートナーはどんな反応でしたか? 前向きに受け止めてくれた:58.6% 特に気にしていない様子だった:27.6% 驚いたが理解してくれた:10.3% 否定的だった:0.0% n=58

服用を伝えられたパートナーのうち、否定的な反応をした人は、今回の調査ではいませんでした。
この結果から、ED治療に前向きなパートナーは多数派であると考えられます。

あくまで今回の調査結果になります。個人差があることなので、ご注意ください。

服部院長

抵抗がある中、服用の決定打の最多は「失敗が続いた」

ED治療薬を服用することに抵抗はありましたか? はい:65.7% いいえ:34.3% n=134

「ED治療薬の服用に抵抗があったか」の質問には、「はい」が6割を越えました。

服用を決めた決定打は何でしたか? 1位:性行為で失敗した経験が続いた(61.9%) 2位:好奇心で一度試してみたかった(13.4%) 3位:パートナーに勧められた/指摘された(9.7%) 4位:インターネットやSNSで情報を見て安心した(7.5%) 5位:友人や知人に勧められた(3.7%) 6位:医師に相談して勧められた(3.0%) n=134

服用に抵抗を感じていた男性が多かったものの、「性行為での失敗が続いた」という経験が、最終的な服用を決める最大の要因となりました。このことは、精神的なストレスや自信の喪失が、治療を開始する上で重要な後押しになったと考えられます。

初服用後、服用なしで性行為した人は7割以上

初めて服用してから、服用せずに性行為をしたことはありますか? ある(問題なくできた):52.2% ある(うまくいかなかった):24.6% ない:23.1% n=134

ED治療薬を初めて服用した後、薬なしで性行為をした経験がある人は全体の7割以上にのぼりました。

心因性EDの場合、治療薬をお守り代わりに携帯するだけでも不安が軽減し、症状が改善するケースもあります。

服部院長

心因性EDについて

(あると回答した方)その時服用しなかった理由を教えてください 1位:自然にできるか試してみたかった(31.1%) 2位:薬が手元になかった(21.4%) 3位:EDが治ったと思った(19.4%) 4位:服用するタイミングがなかった(10.7%) 5位:副作用が心配だった(4.9%) 6位:薬代が高いと感じた(1.9%) 6位:食事や飲酒の影響を考えた(1.9%) 6位:特に理由はない/なんとなく(1.9%) 9位:パートナーに隠したかった(1.0%) n=103

薬なしで性行為した人に、服用しなかった理由を聞いたところ、「自然にできるか試してみたかった」が3割程度で最多となりました。
薬によって性行為が成功したことで、薬なしで挑戦できるほどにプレッシャーや不安が軽減されたと考えられます。

服用せずに性行為をした人のうち、半数以上が「問題なくできた」と回答しています。

若いうちからの服用に対する不安と、専門家からの説明が与える安心感

ED治療薬を若いうちから服用することに、どんな不安を感じますか?(複数選択可) 1位:薬なしでは勃たなくなるのでは(48.5%) 2位:身体に悪影響が出るのでは(44.0%) 3位:将来的に効かなくなるのでは(41.8%) 4位:金銭的な負担が大きい(25.4%) 5位:不安は特にない(6.7%) 6位:妊活時に子供に影響するのでは(3.7%) n=134

ED治療薬を若いうちから服用することに対し、半数近くの人が「薬なしでは勃たなくなるのでは」、「身体に悪影響が出るのでは」といった不安を抱えていることが明らかになりました。

また、「将来的に効かなくなるのでは」という懸念も4割くらいの人が持っています。

医師から“長期服用は問題ない”と説明されたら安心できますか? とても安心できる:30.6% ある程度安心できる:63.4% どちらとも言えない:4.5% あまり安心できない:1.5% 全く安心できない:0.0% n=134

一方で、医師から「長期服用は問題ない」と説明された場合、「とても安心できる」「ある程度安心できる」と合わせて9割以上の人が回答しています。

この結果から、服用を検討する若い世代が抱く不安は、専門家からの正しい情報提供によって解消されやすいことがわかります。

初回入手はオンライン診療が最多

初めて服用したED治療薬はどこで入手しましたか? オンライン診療:42.5% 対面診療:37.3% (医療機関での処方:計79.8%) ネット通販(個人輸入含む):14.2% 友人・知人からもらった:6.0% n=134

ED治療薬を初めて入手した方法として最も多かったのは、医療機関での「オンライン診療」でした。ED治療に対する「恥ずかしい」「対面で相談しにくい」といった抵抗感があっても、オンライン診療なら解消しやすいと考えられます。

調べる際の媒体は「インターネット検索」が9割

ED治療薬に関して知りたいことがある時、何で調べますか?(複数選択可) 1位:インターネット検索(94.8%) 2位:YouTube(23.9%) 3位:医師や医療機関に相談する(23.1%) 4位:X(12.7%) 5位:Instagram(11.9%) 6位:友人・知人に聞く(9.7%) n=134

ED治療薬について知りたいことがある場合、9割の人が「インターネット検索」を利用していることが分かりました。そのうえで、Youtubeや医療機関、SNSなどと併用して情報収集する人が多いようです。

服用最多はバイアグラ、出せる金額の最多は500~999円/錠

服用したことがあるED治療薬を教えてください(複数選択可) 1位:バイアグラ(79.1%) 2位:シアリス(26.9%) 3位:レビトラ(20.9%) 4位:ステンドラ(1.5%) 5位:ザイデナ(0.7%) (ジェネリック含む)n=134

服用経験があるED治療薬を聞いたところ、最も多かったのはバイアグラでした。

バイアグラは、ED治療薬の中でも知名度が高い薬です。これまで「服用経験のあるED治療薬」に関して何度かアンケートを実施していますが、いつもバイアグラが最も多い結果となっています。

服部院長
1錠あたりいくらまでなら出せますか? 500円未満:18.7% 500~999円:38.8% 1,000~1,999円:36.6% 2,000円以上:6% n=134

1錠あたりに支払っても良いと考える金額は、「500円~999円」が最多となり、僅差で「1,000円~1,999円」が続きました。この金額は、ED治療薬の一般的な市場価格、特にジェネリック医薬品の価格帯(500円~999円)と先発薬の価格帯(1,000円~1,999円)と一致しており、服用者の価格に対する価値観が反映されていると考えられます。

服用は「40代」までが最多

今後、ED治療薬は何歳まで服用すると思いますか? 20代:3.0% 30代:21.6% 40代:34.3% 50代:23.1% 60代:9.7% 70代以上:3.7% もう服用しない:4.5% n=134

ED治療薬の服用は「40代」までと考えている人が最も多い結果となりました。
20代~30代の若年層は、ED治療薬を長期的に使用するのではなく、一時的な治療として捉えている傾向が見受けられます。

ED治療薬を服用して起こった気持ちの変化

ED治療薬を服用して起こった気持ちの変化・行為に対して自信がついた・年相応になれた感じがして物凄く前向きになった・生活習慣の改善も頑張ろうという気持ちになった・服用により2回、3回戦ができるようになった・薬に頼らなくても良いか試してみたいと感じた・行為を楽しむ手助けの一つくらいに思っている・もはや常備していないと不安・パートナーとともに楽しむことができて満足 こんな意見も…・頭痛の副作用が出たので服用をためらってしまう・自信を借りてるみたいで、あまり良い気分はしない ※薬の効果や副作用には個人差があります

ED治療薬服用後の気持ちの変化について自由回答で聞いたところ、「行為に対して自信がついた」との声が多く集まりました。
また、「年相応になれた感じがして物凄く前向きになった」という意見からも、ED治療薬は若年層が抱くコンプレックスの緩和に大きく貢献できると考えられます。

一方で、副作用によるためらいや、「自信を借りてるみたい」との声もあり、服用によって新たな葛藤が生まれるケースがあることも示されました。
※効果や副作用には個人差があります

アンケートを受けて(院長コメント)

服部圭太

今回の調査により、20~30代という若年層がED治療に対して抱えている不安や迷い、そして打ち明けにくさの実態を具体的に知ることができました。

ED治療薬は器質性だけでなく心因性EDにも有効で、一度の成功体験が自信回復のきっかけとなり、心因性の悪循環が解けるケースも少なくありません。

適切な用量・用法を守り、医師の管理下で正しく服用すれば長期服用も問題ないとされる薬です。
ただし併用禁忌薬や基礎疾患の確認は不可欠です。
症状や生活背景は人それぞれ異なりますので、まずは医療機関にご相談ください。

フィットクリニックでもED治療薬を処方しており、ジェネリック医薬品の選択肢もご用意しています。
費用面の負担を抑えつつ、安全性と再現性を重視した治療をご提案します。
※効果や副作用には個人差があります。

【アンケートの概要】

【アンケートの概要】

調査対象: ED治療薬を服用したことがある20~30代男性 134名
調査日: 2025年9月5日~2025年9月9日
調査方法: インターネット調査

参考サイト