
フィットクリニックでは、ED治療薬を服用したことがある20~30代の男性134名を対象に、若年性EDの実態に関する調査を実施しました。
本調査は、ED治療に悩む男性に対し、すでに治療を始めている同世代の「生の声」を届けることで、一歩を踏み出すきっかけを提供したいという思いから企画しました。
調査の結果、20~30代でED治療薬を服用している男性の半数以上が服用を「誰にも言えない」と考えている実態が明らかになりました。
一方で、服用を打ち明けた際にパートナーから否定的な反応があったという回答は0%でした。
フィットクリニックではED治療を行っております。
気になる方はこちらのページをご覧ください。
アンケート結果まとめ


今回の調査では、ED治療薬を服用したことがある若年層のうち、半数以上が「誰にも言えない」と考えていることがわかりました。
そのほかにも、パートナーに伝えた際の反応やED治療薬への抵抗など、さまざまな心境を回答していただきました。
調査の背景
日本性機能学会による2024年の調査では、国内のED患者数は推定1,400万人におよび、その2割以上が20代であるという結果が出ています。
EDは加齢が主な原因とされていますが、若い世代に多く見られるのは、ストレスやプレッシャーなど精神的な要因からくる心因性EDです。
心因性EDにもED治療薬は有効です。当院でも近年、若い世代の受診者が増加傾向にあります。
今回の調査は、ED治療を検討している若い男性に、一歩踏み出すための有益な情報を提供したいという思いから実施しました。
アンケート結果詳細
アンケート結果について、それぞれ詳しく解説します。
初服用は30代前半が多数、ED治療薬の服用は「誰にも言えない」が過半数

初めてED治療薬を服用したのは、30~34歳が多数となりました。
ただし、突出しているわけではなく、20代前半から服用している人も少なくないようです。

ED治療薬を服用していることを人に言えるか聞いたところ、「誰にも言えない」と回答した男性が過半数を占める結果となりました。
このことから、EDという悩みが若い男性にとって非常にデリケートな問題であり、周囲に相談しにくい現状があることが伺えます。

ED治療薬を服用していることを「言える」と回答した男性のうち、言える相手として最も多かった回答は「パートナー」でした。
多くの場合、ED治療薬を服用する目的がパートナーとの性行為にあるため、その相手に対しては治療の意思や状況を伝えやすいことが考えられます。
否定的な反応のパートナーは本調査では0%

ED治療薬の服用についてパートナーに伝えているか聞いたところ、「伝えている」「伝えていない」がほぼ同数となりました。

服用を伝えられたパートナーのうち、否定的な反応をした人は、今回の調査ではいませんでした。
この結果から、ED治療に前向きなパートナーは多数派であると考えられます。
あくまで今回の調査結果になります。個人差があることなので、ご注意ください。

抵抗がある中、服用の決定打の最多は「失敗が続いた」

「ED治療薬の服用に抵抗があったか」の質問には、「はい」が6割を越えました。

服用に抵抗を感じていた男性が多かったものの、「性行為での失敗が続いた」という経験が、最終的な服用を決める最大の要因となりました。このことは、精神的なストレスや自信の喪失が、治療を開始する上で重要な後押しになったと考えられます。
初服用後、服用なしで性行為した人は7割以上

ED治療薬を初めて服用した後、薬なしで性行為をした経験がある人は全体の7割以上にのぼりました。
心因性EDの場合、治療薬をお守り代わりに携帯するだけでも不安が軽減し、症状が改善するケースもあります。


薬なしで性行為した人に、服用しなかった理由を聞いたところ、「自然にできるか試してみたかった」が3割程度で最多となりました。
薬によって性行為が成功したことで、薬なしで挑戦できるほどにプレッシャーや不安が軽減されたと考えられます。
服用せずに性行為をした人のうち、半数以上が「問題なくできた」と回答しています。
若いうちからの服用に対する不安と、専門家からの説明が与える安心感

ED治療薬を若いうちから服用することに対し、半数近くの人が「薬なしでは勃たなくなるのでは」、「身体に悪影響が出るのでは」といった不安を抱えていることが明らかになりました。
また、「将来的に効かなくなるのでは」という懸念も4割くらいの人が持っています。

一方で、医師から「長期服用は問題ない」と説明された場合、「とても安心できる」「ある程度安心できる」と合わせて9割以上の人が回答しています。
この結果から、服用を検討する若い世代が抱く不安は、専門家からの正しい情報提供によって解消されやすいことがわかります。
初回入手はオンライン診療が最多

ED治療薬を初めて入手した方法として最も多かったのは、医療機関での「オンライン診療」でした。ED治療に対する「恥ずかしい」「対面で相談しにくい」といった抵抗感があっても、オンライン診療なら解消しやすいと考えられます。
調べる際の媒体は「インターネット検索」が9割

ED治療薬について知りたいことがある場合、9割の人が「インターネット検索」を利用していることが分かりました。そのうえで、Youtubeや医療機関、SNSなどと併用して情報収集する人が多いようです。
服用最多はバイアグラ、出せる金額の最多は500~999円/錠

服用経験があるED治療薬を聞いたところ、最も多かったのはバイアグラでした。
バイアグラは、ED治療薬の中でも知名度が高い薬です。これまで「服用経験のあるED治療薬」に関して何度かアンケートを実施していますが、いつもバイアグラが最も多い結果となっています。


1錠あたりに支払っても良いと考える金額は、「500円~999円」が最多となり、僅差で「1,000円~1,999円」が続きました。この金額は、ED治療薬の一般的な市場価格、特にジェネリック医薬品の価格帯(500円~999円)と先発薬の価格帯(1,000円~1,999円)と一致しており、服用者の価格に対する価値観が反映されていると考えられます。
服用は「40代」までが最多

ED治療薬の服用は「40代」までと考えている人が最も多い結果となりました。
20代~30代の若年層は、ED治療薬を長期的に使用するのではなく、一時的な治療として捉えている傾向が見受けられます。
ED治療薬を服用して起こった気持ちの変化

ED治療薬服用後の気持ちの変化について自由回答で聞いたところ、「行為に対して自信がついた」との声が多く集まりました。
また、「年相応になれた感じがして物凄く前向きになった」という意見からも、ED治療薬は若年層が抱くコンプレックスの緩和に大きく貢献できると考えられます。
一方で、副作用によるためらいや、「自信を借りてるみたい」との声もあり、服用によって新たな葛藤が生まれるケースがあることも示されました。
※効果や副作用には個人差があります
アンケートを受けて(院長コメント)

今回の調査により、20~30代という若年層がED治療に対して抱えている不安や迷い、そして打ち明けにくさの実態を具体的に知ることができました。
ED治療薬は器質性だけでなく心因性EDにも有効で、一度の成功体験が自信回復のきっかけとなり、心因性の悪循環が解けるケースも少なくありません。
適切な用量・用法を守り、医師の管理下で正しく服用すれば長期服用も問題ないとされる薬です。
ただし併用禁忌薬や基礎疾患の確認は不可欠です。
症状や生活背景は人それぞれ異なりますので、まずは医療機関にご相談ください。
フィットクリニックでもED治療薬を処方しており、ジェネリック医薬品の選択肢もご用意しています。
費用面の負担を抑えつつ、安全性と再現性を重視した治療をご提案します。
※効果や副作用には個人差があります。
【アンケートの概要】
【アンケートの概要】
調査対象: | ED治療薬を服用したことがある20~30代男性 134名 |
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調査日: | 2025年9月5日~2025年9月9日 |
調査方法: | インターネット調査 |
当院のED治療患者様のうち、20代の割合は約16%と少なくありません。