
このページでは、膣内射精(中出し)後の妊娠確率や生理中の妊娠リスクについて解説しています。
安全日や危険日と分けて考えている人もいますが、性行為で100%妊娠しないと言える日は1日もありません。
さらに、膣内射精(中出し)された際の緊急措置として、アフターピルによる緊急避妊方法について詳しく解説していきます。
当院ではアフターピルを処方していますので、今すぐ必要な方はお問い合わせください。
平日・土曜10:00~20:00/ 日・祝日10:00~18:00
膣内射精(中出し)の妊娠確率
膣内射精(中出し)の妊娠確率は、状況によって異なります。
膣内射精の妊娠確率 | |
---|---|
危険日付近 | 約30~50% |
安全日 | 不明 |
低用量ピル服用中 | 0.3~7% |
表を見るとわかるようにタイミングはもちろん、その他にも健康状態や年齢などさまざまな要素が妊娠に影響します。
低用量ピルを服用している場合、正しく服用できていれば0.3%ですが、飲み忘れなどを含む服用は7%に上がるため注意が必要です。
また、1年間避妊せずに性行為をした場合の妊娠率は85%と言われています。
状況は違いますが、膣内射精(中出し)は避妊していないことと変わりないため、それだけリスクがあるとお考えください。
危険日の膣内射精(中出し)は妊娠確率約30~50%
危険日に膣内射精(中出し)をすると、妊娠する確率は30〜50%にもなるとされています。
危険日とは排卵日周辺のことを指しますが、排卵日は生理が終了してから約1週間後に訪れます。
その中でも特に、排卵日の2日前は妊娠しやすいという実験結果もあります。
これに大きく関係するのが、卵子と精子の寿命です。
卵子の寿命
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精子の寿命
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約24時間 | 約3日間 |
卵子の寿命は約24時間と短いですが、一方の精子の寿命は約3日間です。
精子の方が寿命が長い分、卵管内で卵子を待ち構えることができます。
あとは排卵を待つだけの状態になるため、排卵2日前付近の性行為はもっとも妊娠しやすいタイミングだと考えられています。
20代前半は50%を超える
危険日の中出しで妊娠する確率がもっとも高いのは、19〜26歳までの20代前半の女性です。
その確率は50%を超えるとされ、避妊具を使用しなければ2回に1回の確率で妊娠する可能性があります。

安全日の膣内射精(中出し)でも妊娠の可能性はある
安全日は排卵期以外の時期を指し、この時期は妊娠しづらいとされています。
人によっては避妊への意識が下がる時期とも言えますが、絶対に妊娠しない安全日というのは存在しません。

このような目安はありますが、ホルモンバランスの乱れや生理不順などによってズレが生じます。
そのため毎月安定して同じタイミングで排卵日が訪れるとは限らず、絶対妊娠しないと言える日は1日もありません。
避妊せずに性行為を行えば、"いつでも危険日"であるということは覚えておきましょう。
膣内射精(中出し)されたときの対処法
もし妊娠を望まず膣内射精(中出し)されてしまった場合、アフターピルで緊急避妊を行いましょう。
「安全日だから」と許してしまっている人もいるかもしれませんが、どのタイミングであっても直に性器を挿入した時点で妊娠のリスクは避けられません。
生理が訪れず妊娠してしまった場合、そこからアフターピルを服用しても避妊はできません。
残されるのは出産か中絶となります。
妊娠を望まないのであれば日頃から避妊具を使用するのはもちろん、万が一の時は効果時間以内にアフターピルを服用してください。
レボノルゲストレル錠 (海外製) ![]() |
エラ
![]() |
|
---|---|---|
時間 | 72時間以内 (3日) |
120時間以内 (5日) |
成分 | レボノルゲストレル | ウリプリスタール酢酸エステル |
価格 | 7,700円 | 8,800円 |
服用 | 2錠/1回 | 1錠/1回 |


「低用量ピル」と「アフターピル」は違う
ピルといっても、その種類は「低用量ピル」と「アフターピル」があります。
低用量ピル | 毎日飲み続ける必要があるが、高い避妊効果を得られるお薬 |
---|---|
アフターピル | 緊急時に服用することで高い避妊効果を得られるお薬 |
このように同じピルであっても避妊効果が得られるタイミングが違います。
低用量ピルは月経量や生理痛を減らすといった目的もあり、シチュエーションによって使い分ける必要があります。
また、膣内射精の後に低用量ピルを服用し始めても避妊効果はありません。
「性行為後の避妊」であればアフターピルを選ぶようにしましょう。
服用は間に合う?カウンターで残り時間の計算する
アフターピルの服用が間に合うのか、以下のリスク回避カウンターから計算ができます。
避妊成功率が高い残り時間は...
フィットクリニックではオンライン診療でアフターピルの処方を行っており、最短当日、遅くても翌日に発送いたします。
発送から3日以内には届くため、72時間タイプのレボノルゲストレル錠や120時間タイプのエラの服用タイミングにも十分間に合います。
※北海道・沖縄・島しょ部の方には経過時間によって最寄りの産婦人科での処方をお勧めしております
- 土日祝もアフターピルを処方
- 電話問診で顔を見せずに診察
- 診察料は無料
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予約方法については、電話・メール・LINEのいずれかから可能です。
事前に記入いただいた問診票を元に、電話で医師からの質問に答えるだけなので、5〜10分ほどで完了します。
当クリニックでは、少しでも不安な時間を減らすためにもスピード処方を心がけています。
アフターピルが必要になった際には、お気軽にご相談ください。
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生理中の膣内射精(中出し)も妊娠する可能性がある

生理中の中出しは妊娠する可能性があります。
「生理中は妊娠しない期間だ」との認識をしている方がいますが、それは誤りです。
①次の排卵がいつ訪れるか分からないから
②精子が長く生存する可能性があるから
排卵日は体調の変化などさまざまな要因で変化するため、正確な予測はできません。
また、精子は子宮の中で4~5日ほど、長いと1週間以上も生存することがあるため、生理中でも受精する可能性は十分あります。
これらの理由から、生理中であっても中出しすると妊娠に繋がる可能性があると考えられます。
危険日はいつ?排卵日の予測方法
排卵日を予測する考え方として、以下のものがあります。
ただし、これらは主に妊活で妊娠しやすい時期を予測するための考え方で、避妊法としては不確実です。
そのため危険日を避ければ膣内射精(中出し)できるという意味ではないので、危険日を予測できたとしても男女ともに避妊具は用いるようにしてください。
①生理予定日の14日前
排卵日は生理予定日の14日前と考えられているため、生理予定日から14を引くことで排卵がいつ起こるのかおおよその時期が予測できます。
この予測方法は「オギノ式」と呼ばれます。
例えば、次の生理予定日が下の画像のように26日だとすると、
26日 ー 14日 = 12日(排卵予定日)
となります。

ただし排卵日は、健康状態やホルモンバランスによっても変化します。
そのため14日前後2日のズレを考慮して、生理予定日から12日〜16日前が排卵期と予測できます。
②基礎体温が急激に下がった日
排卵期には、基礎体温が急激に下がります。
その後は高温期に入るため、体温を毎日測定することで排卵日を予測することができます。
女性の基礎体温は以下のように変化します。
基礎体温の変化
⇒低温期
排卵後〜次の月経まで
⇒高温期

ただし基礎体温の高低差がはっきりしなかったり、体調などによって体温が変化したりするので、排卵日を正確に予測するのは難しいです。
そのため、他の排卵日予測の補助的な方法として行ってみてください。
また基礎体温は「婦人体温計」といって、小数点第二位まで測定できる体温計を舌の下に入れて測ります。
測るタイミングは朝目覚めて横になったまま測定するので覚えておきましょう。
③排卵検査薬で陽性が出た約1日後
排卵検査薬は排卵直前に分泌量が増える、LH(黄体形成ホルモン)の量によって排卵日を予測します。
これはLHサージと呼ばれる現象で、この現象が起こってから約40時間以内に排卵が起こります。
排卵検査薬の使い方は簡単です。
①スティック状の検査薬に尿をかける
②数分待つ
③判定(陽性・陰性)
数分待つだけで結果がわかり、陽性反応が出れば当日あるいは翌日が排卵予定日とわかります。
膣内射精(中出し)されて不安な場合はアフターピルで避妊
膣内射精(中出し)をして不安な場合はアフターピルで避妊しましょう。
- 安全日の膣内射精(中出し)でも妊娠する可能性がある
- どの時期でも妊娠のリスクがあるため安全日はない
- 危険日の膣内射精(中出し)の妊娠確率は30~50%
- 若いほど妊娠確率は高くなる
- 生理中の膣内射精(中出し)でも妊娠する可能性がある
- 妊娠を望まない場合は速やかにアフターピルで避妊する
当院では来院・オンライン診療でアフターピルを処方しています。
膣内射精(中出し)されて不安な場合は、ぜひご相談ください。
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膣内射精(中出し)のよくある質問
-
- Q
膣内射精(中出し)してしまったらどうすればいいですか?
- A
妊娠を望まない場合は速やかに緊急避妊を行ってください。危険日・安全日に関わらずどのタイミングでも妊娠する可能性があります。当院ではアフターピルの処方をしておりますのでぜひご相談ください。
- Q
-
- Q
生理前なら中出ししても妊娠しませんか?
- A
生理前でも絶対妊娠しないとは言い切れません。
精子は寿命が最長で1週間とも言われているため、生理のタイミングによっては子宮内に残った精子によって妊娠してしまうおそれがあります。
生理前や生理中に避妊せずに性行為を行うことは、誤った避妊法になりますので注意してください。
- Q
-
- Q
先にアフターピルを飲んでおけば中出ししてもいいですか?
- A
アフターピルは文字通り、行為後に服用するピルです。そのため性行為の前に服用することは認められておらず、膣内射精を認める理由にもなりません。またアフターピルによるホルモンバランスの変化は身体の負担にもなるので、あくまでも性行為後の緊急時にのみ服用してください。
- Q
-
- Q
「外出し」でも妊娠する可能性はありますか?
- A
膣外射精でもカウパー(腺)液(我慢汁)と呼ばれる分泌液の中に、射精前でも妊娠するに十分な精液が混ざってしまうことがあるため、妊娠する可能性は十分にあります。
- Q
-
- Q
生理中の性行為や中出しは危険ですか?
- A
生理中の性行為には、以下のリスクがあります。
- 妊娠のリスクがある
- 性感染症のリスクが高い
- 女性の体に負荷がかかる
- 痛みが増す可能性がある
- 出血する可能性がある
- 子宮内膜症のリスクがある
そんな時に性行為を行うと、雑菌が尿道から侵入しやすく、膀胱炎や腎盂炎になる危険性もあります。
膣内射精はもちろん、性行為自体控えてください。
- Q
その他よくある質問はこちらをご確認ください
生理中の性行為は、妊娠の可能性だけでなく、性感染症や子宮内膜症のリスクがあります。経血によって不衛生になりやすく病気につながる危険性もありますので、膣内射精に関わらず、生理中の性行為は避けてください。