性病

クラミジアの市販薬はある?手軽な入手方法も解説

こちらの記事はフィットクリニック服部圭太院長が監修しています。
クラミジアの市販薬はある?手軽な入手方法も解説 性病

結論からお伝えすると、クラミジアの市販薬はありません

このページではクラミジアの市販薬がない理由と、治療が必要な場合に通院の手間がかからない手軽な入手方法についても解説しています。

なお、当院でもクラミジアの治療薬として「ジスロマックジェネリック」の処方を行っています。

最短即日発送のオンライン診療で処方するため、自宅で簡単に入手することが可能です。

クラミジアの市販薬はない

現在、クラミジアに効く市販薬はありません。

市販薬として販売されていない理由は主に2つあります。

クラミジアの市販薬がない理由 ①原因菌に合った抗生物質を使う必要があるため
②間違った服用で耐性が付いてしまうため

2つの理由について詳しく解説します。

市販薬がない理由①原因菌に合った抗生物質を使う必要があるため

クラミジアの市販薬がない理由の1つは、原因に合った抗生物質を使用する必要があるためです。

もし原因菌に合わない薬を使用すると、耐性菌が付いて肝心な時に薬が効かなくなるリスクがあります。

クラミジアと似た症状が現れる感染症は他にもあり、適切な抗生物質の処方には医師の診察・検査が不可欠です。

また抗生物質といっても、種類がいくつかあります。

クラミジアに有効な抗生物質
  • マクロライド系
  • テトラサイクリン系
  • ニューキノロン系

上記は系統ごとに細かく薬の種類が分けられており、クラミジアに有効性が確認されているのは一部のみです。

そのため検査だけでなく、抗生物質の取扱いには専門的な知識も必要なことから、自己判断での服用となる市販薬の販売は行われていません。

市販薬がない理由②間違った服用で耐性が付いてしまうため

クラミジアの市販薬がないもう1つの理由は、間違った服用で薬の耐性菌が増殖するリスクがあるためです。

抗生物質は処方された分を飲み切らなければならず、症状が消えたなどの理由から途中で服用を中止すると細菌が残ってしまいます

細菌が残っていればパートナーに感染させるリスクがあるだけでなく、細菌が抗生物質に耐性を付けることで以下のようなリスクを招くおそれがあります。

耐性菌によるリスク
  • 重症化あるいは治療の長期化
  • 治療に使用できる抗生物質が限られる

むやみな抗生物質の使用を避けるためにも、販売できるのは医師のみに限定されています。

咽頭クラミジアも市販薬では治せない

咽頭クラミジアはのどの痛みや発熱など風邪と似た症状を起こしますが、市販薬として販売されている総合感冒薬(風邪薬)で治すことはできません。

性器クラミジアと同じように抗生物質での治療が必要です。

なお、性器に感染している方の10~20%は咽頭にも感染している可能性があります。

そのためクラミジアへの感染が疑われる場合、性器だけでなく、咽頭もセットで検査することが強く推奨されています。

クラミジアの薬の入手方法

クラミジアの薬の入手方法は、主に「医療機関」「海外通販(個人輸入)」の2つがあります。

当院でも行っているオンライン診療と海外通販を比較すると、以下のようになります。

医療機関
(オンライン診療)
海外通販
配送 最短翌日~3日 10~14日
安全性 処方薬 安全性は確認できない
診察 10分程度 なし

医療機関での処方だけでなく、海外通販でも入手可能ですが、安全性と正しい診断を考慮すると医師のいる医療機関で処方を受けるのが安全です。

それぞれの安全性や危険性について、ここから詳しく解説していきます。

医療機関での処方が安全

医療機関を受診すれば、医師の診察や検査結果に基づいた判断を受けられます。

万が一クラミジア以外に感染していた場合でも治療でき、治療や症状に関する不安や疑問についても相談することが可能です。

また、通販と同様に自宅で薬が入手できるオンライン診療は、最短翌日~3日以内には手元に届きます

正しい診断だけでなく、治療までのスピード感も兼ね備えているので、早期発見・治療できる医療機関での処方がもっとも安全です。

海外通販での入手は危険

海外通販でクラミジアの薬を入手するのは、以下のことから危険とされています。

海外通販が危険な理由医師の診察がない
薬の禁忌や飲み合わせなど服用が自己判断になってしまう

偽物の可能性がある
偽物が流通している場合があり、健康被害に遭うリスクがある

薬の到着が遅い
注文から到着までに10~14日かかる

海外通販は便利な一方、危険が多いのも事実です。

間違った服用方法や偽物の服用によって感染状態が続いてしまい、症状の悪化や感染拡大、さらには健康被害に遭うおそれもあります。

また到着日数の短縮のために事前に薬を買い置きするケースはありますが、その薬がクラミジアに効くとは限りません。

薬の乱用は悪化だけでなく、耐性菌の発生を助長する可能性もあります。

こうしたリスクから考えても、クラミジアの薬を海外通販で購入するのはおすすめできません。

フィットクリニックのクラミジア治療薬

フィットクリニックでは、クラミジア治療薬としてジスロマックジェネリックを処方しています。

当院のクラミジア治療薬
ジスロマックジェネリック 250mg
ジスロマックジェネリック250mg
薬のみの価格 6,980円(4錠)+ 送料385円
検査キットセット価格 スタンダードセット
ジスロマックジェネリック250mg4錠+検査キット
➡ 10,980円+送料385円

安心セット
ジスロマックジェネリック250mg8錠+検査キット
➡ 14,500円+送料無料

クラミジア感染がはっきりしている場合は薬だけの処方も可能です。

服用後の完治確認も併せてしたい場合はスタンダードセット、症状が治らなかった際に服用をすぐ続けられるよう薬を持っておきたい場合は安心セットがピッタリです。

診察の際にご相談可能ですので、まずはお気軽にご予約ください。

オンライン診療なら市販薬よりも手軽に入手可能

当院では、ジスロマックジェネリックをオンライン診療にて処方しています。

オンライン診療を利用すれば、自宅で予約〜処方までをワンストップで完結でき、診察もトータル10分程度の簡単な診察のみで薬の処方となります。

スマホで医師とやり取りできる手軽さや、薬の処方スピードを重視している方にオンライン診療はおすすめです。

こんな方は特におすすめ
  • 市販薬を探していた方
  • クラミジアの治療薬が手軽に欲しい方
  • 近くに医療機関がない方
ドクター
診察時間を短くするため、問診表の記入を事前にしておきましょう。

検査キットとセットで安心

当院では、検査キットの販売も行っています。

ジスロマックジェネリックとセットで利用でき、自宅で感染確認はもちろん治癒検査も行えるので、治療後も安心して日常生活に戻ることができます。

ジスロマックジェネリック+検査キットのセット

セット名 価格
スタンダードセット
ジスロマックジェネリック250mg4錠+検査キット
10,980円+送料385円
安心セット
ジスロマックジェネリック250mg8錠+検査キット
14,500円+送料無料

※こちらのセットには咽頭クラミジア検査は含まれません

検査キットのみの場合は、咽頭クラミジアも含めた4項目が検査可能です。

咽頭も含めた検査キット 価格
女性4項目セット
(性器クラミジア・淋病、咽頭クラミジア・淋病)
23,000円
男性4項目セット
(性器クラミジア・淋病、咽頭クラミジア・淋病)
23,000円
検査キット2個セット 10%引き
送料 1万円以上で送料無料
※一部例外有り(セット商品/代引き)

パートナーの分も含め2個のセット購入であれば10%の割引が適用されます。

クラミジアは何度でも感染することから、パートナー間での再感染を防ぐためにも、できる限りペアでの検査をおすすめしています。

なお当院ではクラミジア以外の検査キットも取り扱っておりますので、選び方に迷った際は、お気軽にご相談ください。

【まとめ】クラミジアは市販薬がない!医療機関で受診を

クラミジアの市販薬は存在しないため、クラミジアを疑うような症状があれば医療機関を必ず受診してください。

放置しても自然治癒することはなく、原因菌を死滅させなければ男女ともに重症化や不妊のリスクもあります。

適切な抗生物質を使用すれば、クラミジアは一度の治療で完治することがほとんどです。

当院でも、クラミジアの治療薬やセルフチェック可能な検査キットの処方を行っており、パートナーと共に検査・治療を受ければ再感染リスクも減らせます。

お互いに性器や咽頭に「いつもと違う」と感じるようなことがあれば、お気軽にご相談ください。

よくある質問

クラミジアの市販薬はありますか?
クラミジアの市販薬はありません。
販売は医師のみに限られるので、感染を疑うような症状があれば医療機関に受診する必要があります。
咽頭クラミジアは市販薬で治せますか?
咽頭クラミジアは市販薬では治りません。
風邪と似た症状が現れるものの、咽頭に感染している細菌を死滅させるためにはクラミジアに対応した抗生物質が必要です。
クラミジアの薬はどうして市販されていないのでしょうか?
適切な抗生物質を選ぶには専門的な知識が必要なため、市販では販売されていません。
抗生物質は種類がいくつもあり、クラミジアに有効性が認められている薬は限られています。
また抗生物質をむやみに服用すると、耐性菌といって薬が効かない、あるいは効きが悪い菌が増えるリスクもあります。
「正しい治療をする」という意味でも、医師のみに販売が制限されています。