AGAの原因 - 男性ホルモンやストレスの影響と薄毛になりやすい人の特徴

更新日:2026/08/03
AGAの原因 - 男性ホルモンやストレスの影響と薄毛になりやすい人の特徴

AGAの原因には遺伝的素因や男性ホルモンの作用、またはその双方が関与しています。
このほか喫煙、睡眠、肥満などの生活習慣とAGAの進行との関連も報告、研究されています。

このページでは、AGAの原因やAGAを進行させてしまうおそれのある悪習慣、薄毛になりやすい人の特徴について詳しく解説します。
こうした原因を把握することでご自身に合った対策や治療薬の選択をしていくことが重要です。
なお、AGA(男性型脱毛症)について詳しくはこちらをご覧ください。 AGA(男性型脱毛症)とは

AGAの主な原因

AGAの主な原因は以下の2つであるとされています。

AGAとは自然治癒することがない進行性の脱毛症です。

このほかのAGAを進行させる原因として、喫煙、肥満、睡眠などとの関連が報告されており、これらの因果関係は断定されていませんが、研究対象として報告されています。

DHTと男性ホルモン受容体による影響

AGAの原因:男性ホルモンによる影響

AGAの主な原因は、男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)だと言われています。
DHTは、テストステロンが5αリダクターゼの作用を受けて変換されることで生成されます。

このDHTが、毛髪を作り出す毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)と結びつくと、毛母細胞の働きを弱め、発毛・育毛の正常なサイクルを乱してしまいます。
その結果、毛髪の成長期が短縮し、成長が阻害されることで充分成長した太くて濃い健康的な髪が生えにくくなります。

遺伝の影響

AGAは複数の遺伝的要因が関与する多因子性の疾患です。
男性は母親からAGAの遺伝的要因を受け継ぎますが、母方だけでなく父方の家族歴も発症リスクの参考になります。

また、高齢の男性双生児を対象とした研究では、脱毛の程度に関する遺伝率が79%と推定されたデータがあります。
ただし、家族に薄毛の人がいる個人の発症確率が約80%になるという意味ではありません。

AGAと遺伝の影響について詳しくは、こちらをご覧ください。 AGAと遺伝の関係

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AGAの進行との関連が報告されている生活習慣

AGAの進行との関連が報告されている生活習慣には以下のようなものがあります。

これらがAGAの進行と関連があるかについて調査した結果を以下で紹介します。

生活習慣の乱れ

睡眠不足や肥満などと生活習慣の乱れがAGAの進行との関連を示す米国の研究報告があります。
生活習慣が男性ホルモンの過剰分泌を引き起こし、AGAの直接的な原因になる可能性が指摘されています。
健康維持の観点から、規則正しい睡眠やバランスのよい食事を心がけましょう。

過度なストレス

過度なストレスは睡眠や食生活に影響する可能性があることから、間接的にAGAの進行との関連も示されることとなります。
ストレスが血流低下を介してAGAを直接進行させるという可能性が指摘されています。

タバコや過度なアルコール

飲酒とAGAの関連については研究結果が一致しておらず、現時点で因果関係は明確ではありませんが関連する可能性が指摘されています。
いずれも過度な飲酒は健康に影響するため、適量を心がけましょう。

米国の中年男性1,241人を対象とした1994年の研究では、喫煙者の血清DHT濃度が非喫煙者より14%高いと報告されました。
ただし、この研究はAGAの発症や進行を評価したものではないため、この結果だけで喫煙がAGAを引き起こすとは判断できません。

なお、AGAとは別に、タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させて血流を悪くする作用があるため、頭皮の血流が悪化し髪の栄養不足につながるおそれがあります。

パーマ・ブリーチなどヘアダメージ

パーマやカラー、ブリーチなどのやりすぎは頭皮環境に悪影響を及ぼします。
また、刺激の強いシャンプーや過度な洗髪は、頭皮の乾燥や刺激、毛髪の損傷につながる可能性があります。
ただし、AGAの直接的な原因とは区別する必要があります。

AGAは男性ホルモンと遺伝的素因が原因で改善は可能

AGAは男性ホルモンと遺伝的素因が主な原因とされています。 生活習慣の改善や適切なヘアケアは健康維持に役立ちますが、それだけでAGAの改善を期待することは困難です。

また、AGAは進行性のため、放置すると脱毛が進行するうえ、AGAの毛根が毛周期の上限に達してしまうと、その毛根からは二度と発毛は起きません。 「薄毛が気になる」「毛髪が減ってきた」など、薄毛が進行していて、AGAの原因を疑う場合は、医療機関へご相談ください。

当院では、患者様一人ひとりの症状やご希望に合わせ、最適な治療法をご提案いたします。 当院のAGA治療について詳しくは、以下のページをご覧ください。

AGAの原因についてのよくある質問

  • Q
    AGAの一番の原因は何ですか?
    A
    AGAの主な原因は「DHTと男性ホルモン受容体による影響」と「遺伝的素因」とされています。
    喫煙、睡眠、肥満などの生活習慣とAGAの因果関係については確立されていませんが、頭皮や髪の健康にとって悪影響があるとされています。
  • Q
    AGAかどうかわかる方法はありますか?
    A
    AGAの初期症状は、髪の細さや抜け毛の増加、分け目の広がりなどがあります。
    これらの症状が見られた際には、早めに医療機関へ受診してください。自己判断で放置すると進行リスクが高まり、脱毛範囲が広がってしまう可能性があります。
  • Q
    AGA(薄毛)になりやすいのはどのような人ですか?
    A
    AGAは遺伝的素因の影響が大きく、家族にAGAの人がいる場合は発症しやすい傾向があります。
    喫煙、肥満、睡眠不足などとの関連も報告されていますが、これらに該当するだけでAGAと判断できるものではありません。
    薄毛の進行が気になる場合は、医療機関へご相談ください。
  • Q
    コーヒーは薄毛の原因になりますか?
    A
    コーヒーやカフェインの摂取がAGAを直接引き起こすという十分な根拠は確認されていません。
    一方、カフェインを過剰に摂取すると、不眠などが生じることがあります。
    薄毛との直接的な因果関係とは分けて考える必要があります。
  • Q
    はげる原因はAGAだけでしょうか?
    A
    脱毛の原因はAGA(男性型脱毛症)以外に、円形脱毛症や脂漏性皮膚炎、けん引性脱毛症などがあり、原因に合った治療方法が必要です。
  • Q
    自慰行為が原因で脱毛することがありますか?
    A
    自慰行為を原因として薄毛になるという医学的根拠はありません。
    この噂はAGAがDHTと男性ホルモン受容体による影響を原因の1つとすることと、射精によって男性ホルモンが極端に減少するという誤った情報からくる俗説です。

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参考サイト

この記事の監修

フィットクリニック院長 服部圭太
服部 圭太
(はっとり けいた)医師

【略歴】

平成17年
医療法人財団 河北総合病院 勤務
平成29年
ゴリラクリニック 池袋院 管理者
令和5年~
フィットクリニック院長 勤務