中折れとはEDの一種で、勃起していても挿入中に少しずつしぼんでいってしまう状態です。
中折れは時にパートナーとの関係にも影響しますが、きちんと対応すれば改善できる症状です。
このページでは中折れの原因と改善方法について詳しく解説しています。
どの改善方法が合っているか診断できるYES/NOチャートもありますので、ぜひご活用ください。
中折れの原因
中折れは、主に以下の原因が考えられます。
改善への近道は、原因をきちんと知っておくことです。
中折れの原因の中でも特に多い3つについて、詳しく見ていきましょう。
精神的な不調
ストレスや疲労、性行為における過去の失敗など、精神面での不調によって中折れが起こることがあります。
こうした精神的な不調が自律神経に異常をきたすことで、勃起を維持できなくなってしまうのです。
20代・30代ではこのケースが特に多く見られます。
中でも多いのは性行為で失敗してしまった経験による中折れです。
「また失敗してしまったらどうしよう」
「相手をがっかりさせているのではないか」
こうなってしまうと、負のループから抜け出せなくなってしまいます。
自分で解決しようとしてうまくいかずに、同じことを繰り返してしまうパターンが多いです。
生活習慣の乱れ
乱れた生活習慣によって血液のめぐりが悪くなると、勃起が維持できなくなります。
栄養に配慮がない食事や運動不足、喫煙など、乱れた習慣の蓄積で高血圧症や糖尿病などの生活習慣病に繋がる恐れがあります。
生活習慣病はEDのきっかけに十分なりえる症状です。

勃起には血液が必要ですが、生活習慣病の影響で動脈硬化が起こり始めると、血流が悪くなり陰茎に十分な血液が渡らなくなってしまいます。
血液が送り込まれないと勃起を維持できなくなってしまうのです。
陰茎の動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞の前兆にもなります。
今後の人生のためにも、自分に合った中折れ改善方法に加え、生活習慣の見直しは必須になるでしょう。
加齢
加齢による勃起への主な影響は以下のものです。
- テストステロン(男性ホルモン)の減少による性欲減退
- 血管の硬化による陰茎への血流減少
これらによって勃起の維持が困難になってしまうのです。
生活習慣などは自分で改善できますが、加齢ばかりは止めることができません。
特に、40代以降は加齢が原因で中折れしてしまうことが多くなります。
そのため年齢との付き合い方を考えることが非常に重要です。
自分に合った中折れの改善方法診断
中折れを改善するには、自分に合った改善方法に取り組むことが重要です。
場合によっては長期的な体質改善から行った方が良いケースもあります。
下のボタンからどの改善方法が合っているか診断してみましょう。
自分に合う改善方法とは?
まずは予約をするところから始めましょう。
ED治療薬を使う

バイアグラ
世界で初めてのED治療薬。
知名度も高く多くの人に使われている。

バイアグラ | 25mg 1,300円/1錠 50mg 1,600円/1錠 |
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バイアグラジェネリック | 25mg 270円/1錠 ※お問い合わせください |
50/55mg 700円/1錠 |

レビトラ
服用後15~30分で効果が出始める。
勃起力が強い。

レビトラ | 20㎎ ※価格はお問い合わせください |
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レビトラジェネリック | 10/11mg 900円/1錠 |
20/22mg 1,200円/1錠 |

シアリス
効果が最長36時間の持続時間。
作用はゆるやかで副作用は少なめ。

シアリス | 10㎎ 1,500円/1錠 20㎎ 1,600円/1錠 |
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シアリスジェネリック | 10/11mg 700円/1錠 |
20/22mg 1,200円/1錠 |
ED治療薬の副作用について
当院ではED治療薬を処方した患者様に任意でアンケートを行っております。
- ED治療薬の副作用はどの程度感じましたか?
- どのような副作用がありましたか?
これに対し、以下のようなご回答を頂きました。

「副作用を少し感じた」という人が59.6%ともっとも多くなっています。


もっとも多い副作用は「胸やけ・ほてり」で46.3%、続いて「鼻づまり・頭痛」が37.0%となっています。
「その他」には「下痢や嘔吐」「頻尿」などがあげられました。

ED治療薬のよくある疑問


ED治療薬は偽物などの例外を除けば、安全な医薬品です。
(個人で海外から薬を取り寄せた際、偽物が送られてきた事例があります)
以下の注意点に気を付けて、正しく服用しましょう。
- ① 用法・用量を必ず守る
- ② 性行為が適さないと医師に言われている場合は服用しない
- ③ ニトログリセリンなどの併用禁忌薬とは絶対に併用しない
特に③が「ED治療薬は危険」という噂のもとになっている要素です。
ED治療薬は血管を広げることで陰茎への血液の流入を促すため、同じく血管拡張作用のあるニトログリセリンなどを投与されると過剰に血圧が下がってしまいます。
これを知らずに併用すると危険なのです。
ただ、こういった事項は医者からの処方であれば必ず説明があります。
知らずに服用しているという事は、服用中の薬を伝えていなかったり、海外通販などの利用で入手したと考えられます。
間違った使い方をして命を落としてしまった事例が起こった際、「命を落とした」という結果だけが広まり、原因に注目が集まらなかったことが「ED治療薬は危険」という根拠のない噂が立った原因と言われています。
- 注意事項は必ず守る
- 薬の説明をよく聞く
- 服用中の薬があれば医師にきちんと伝える
これさえ守ればED治療薬を安全に使用することができます。
また、万が一の時のために性行為の相手に「ED治療薬を服用している」と伝えておくと、なお安心です。
「長く悩んでいたけれど、ED治療薬の使用であっさり解決した」という声は多いです。
気になる方は一度ご相談ください。
また、フィットクリニックではオンライン処方も行っています。
ご興味がございましたらお気軽にご相談ください。
生活習慣を整える
生活習慣を整えれば、「ED改善」「生活の質向上」という一石二鳥が期待できます。
今後の人生に目を向けるなら、これを機に生活を見直してみましょう。
具体的に何をしたら良いか、以下で解説します。
タバコをやめる
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血管自体に大きなダメージを与えます。
これによりうまく血液が行き渡らなくなり、勃起が維持できなくなるのです。
喫煙はがんの発症リスクも高めるため、身体に良いことはひとつもありません。
健康に暮らすためにも、喫煙は避けるのが望ましいです。
過度な飲酒は控える
過度な飲酒によって、神経の伝達がうまくいかずに勃起が持続できなくなってしまいます。
特に毎日大量に飲酒する場合は、その蓄積によって精子を作るのに必要な栄養がどんどん消費されていきます。
「飲酒時に勃起ができない」だけの話ではなくなるのです。
日常的に大量の飲酒をする習慣がある方は、飲む量を調整しましょう。
急に断酒するのは逆にストレスとなり、中折れの原因になりえます。
リラックス効果も期待できる「適度な飲酒」を心がけましょう。
「適度」は人によりけりですが、目安として「ビール中瓶1本程度」「日本酒1合程度」が適正量とされています。
6~8時間の睡眠を取る
睡眠不足による自律神経の乱れは、勃起に影響します。
自律神経には、活動時に活発になる「交感神経」と、リラックス時に活発になる「副交感神経」があります。
勃起の際に活発になるのは、副交感神経です。
ところが睡眠不足の場合はこのバランスが乱れ、休むべき時に交感神経が優位になることがあります。
そうすると勃起も維持しづらくなるのです。
睡眠不足だと自律神経が乱れるほかにも、気持ちがイライラしたり疲れやすくなったりするので、睡眠は絶対に欠かせません。
必要な睡眠時間は年齢や人によって個人差がありますが、6~8時間が理想です。
ただ、長さよりも起きたときにスッキリしているかどうかの方が重要です。
質の良い眠りで生活を整えていきましょう。
食事を変える
食事が好きな方は、普段の食事を中折れ改善に期待できる食べものに変えてみましょう。
普段の食事で血流良好な身体の基盤を作りつつ、プラスアルファで精力のつく食べ物を食べると良いでしょう。
和食で体質改善

体質改善のためにおすすめなのは、低カロリーな和食です。
特に魚やキノコ、海藻類などをバランスよく取るのがおすすめ。
煮汁も摂取できるスープや鍋にして、余すところなく食べると良いです。
アルギニンで精力アップ

肉や大豆類に含まれるアルギニンで、血管拡張作用・精力アップが期待できます。
肉をメインに献立を立て、副菜で豆腐、おやつにアーモンドやくるみなどのナッツ類もいいでしょう。
脂質が気になる場合は、肉を魚に変えても大丈夫です。
アルギニンによって作られる一酸化窒素が血管を広げる役割を果たします。
その他にも疲労回復効果や免疫力アップにも繋がり、陰茎だけでなく身体自体も元気になれるので、1日2,000~4,000㎎は摂取したい栄養です。
食事で補うことが難しい場合は、サプリもおすすめです。
アルギニンを摂る場合は、体内でアルギニンへと変化するシトルリンのサプリが効果的でしょう。
適度な運動をする
「身体を動かすのが好き」
「運動は苦でない」
そんな方は勃起力を高める運動をしましょう。
そのためには下半身を鍛えることです。
以下、効果的な運動方法をご説明します。
10秒でできる!肛門締めトレーニング
肛門締めトレーニングは、勃起にも関係する骨盤底筋(通称PC筋)に効きます。

やり方はとっても簡単です。
①お尻の穴を締める:5秒
②締めた穴を緩める:5秒
①②を繰り返すことで、勃起の力強さを高めることができます。
スクワット
スクワットで、骨盤底筋に繋がる内転筋(内もも)を鍛えることができます。
より土台がしっかりするため、力強い勃起に効果的です。

①背筋を伸ばす
②つま先を外側に向けて、足は肩幅より広くとる
③息を吐きながら、深く膝を曲げていく
④膝を少しずつ伸ばしてもとの状態に戻す
⑤①~④を10回×5セット繰り返す
これを毎日継続することで、筋力が徐々に安定するようになります。

ランニングやジョギング
ランニングやジョギングなどの有酸素運動は、スタミナづくりや血流改善にも繋がります。
ちなみにランニングとジョギングの違いは、走る目的やスピードにあります。
目的 | スピード | |
---|---|---|
ランニング | レースで良いタイムを出す | 速い |
ジョギング | 健康を守る、会話を楽しむ | ゆっくり |
くだけた言い方をすると「ガチかそうでないか」といったところでしょうか。
効率的なのはやはりランニングです。
ただ、無理して続かなければ意味がないので、続けられる方を選びましょう。
サプリを飲む
「栄養まで気を配る余裕がない」
「ED治療薬が身体に合わなかった」
そんな方はサプリを試してみてはいかがでしょうか。
もちろん効果や即効性はED治療薬の方が確かですが、気長に体質改善をしていきたい場合にはサプリがおすすめです。
今回は3つご紹介いたします。
亜鉛
亜鉛は男性ホルモンの分泌に関わっており、不足すると精力や勃起力の低下につながってしまいます。
その他にも精液量や精神面に影響する、男性にはなくてはならない栄養です。
過剰に摂取しない限り副作用は少ないものの、飲みはじめてから不調が出た場合は身体に合っていない可能性があるため、医師に相談しましょう。
当院でも亜鉛の取り扱いがありますので、気になる方はこちらからチェックしてみてください。
シトルリン
シトルリンは、スイカに含まれるアミノ酸の一種です。
勃起の過程で使われる一酸化窒素を増産し、勃起機能をサポートします。
ある実験では、中等度のEDの人にシトルリンを1日1500㎎、1ヵ月摂取させ続けたところ、50%に改善が見られました。
地道な継続で、ある程度の効果が期待できます。
シトルリンは吸収の過程でアルギニンに変わりますが、直接アルギニンを摂取するよりもシトルリンの状態で摂取した方が吸収率が高いです。
1日の推奨摂取量は800㎎とされています。
マカ
マカは南米ペルー原産の高山植物です。
古代インカの時代からその栄養価が認められ、古くから利用されてきました。
精力増強に期待できます。
カウンセリングを受ける
重度のトラウマやストレス・精神的苦痛がある場合は、心療内科やED専門のクリニックでカウンセリングを受けましょう。
「カタルシス効果」をご存じでしょうか?
カタルシス効果とは、自分の中のモヤモヤを解放して、心を浄化させることを言います。
モヤモヤしたものを吐き出すだけでもスッキリするので、誰かに話したりメモに書き出したりすることはストレス解消法として有効です。
心の問題は、自分だけで克服しようとしても、うまくいかなかったときにどんどん自分を追い詰めてしまうことになります。
また、仕事などで精神的に苦痛を感じている場合は、勃起の問題以前に生活自体がつらくなっていってしまいます。
ただ、何かあった際は相談場所を探す気も起きない可能性があるため、問題が深刻化する前に吐き出し口を見つけておいて、早めの対処を心がけましょう。
よくある質問
中折れとは、勃起していても挿入中に少しずつしぼんでいってしまう状態を指します。
「EDは生活習慣病の前兆」と言われるほど、勃起の状態は健康状態の指標になっています。
肥満体型は血管に負担をかけやすく、そのまま動脈硬化に繋がってしまうと、陰茎に血液が渡りづらくなってしまい、うまく勃起できなくなります。
それを放置してしまうと脳梗塞や心筋梗塞になってしまうのです。 予防するには、根本的な生活習慣の改善が必要になります。
過度な飲酒は陰茎への神経伝達をしにくくしてしまい勃起不全に繋がります。
喫煙はニコチンが血液に影響を及ぼし、動脈硬化を進める原因になります。
これらを防ぐには、飲みすぎと喫煙を控えるのが一番です。
カロリー量を調整することで、血流などの体質改善に繋がります。
生活習慣に問題がない人は、精力アップが見込めるアルギニンの摂取がおすすめです。
肉や大豆製品のほか、エビやウナギなどに多く含まれています。
医薬品に抵抗がある方や体質的にED治療薬を使えない方などはサプリを使ってみると良いでしょう。
即効性に期待するならED治療薬がおすすめです。
生活習慣が原因の場合は食事や睡眠時間、飲酒や喫煙の仕方など、1つずつ見直してみてください。
精神的なトラブルの場合は、カウンセリングなどでプロに力を借りることも大切です。
どちらにしろ、生活の基盤や心の在り方を変えなければいけないので、時間はかかると考えた方が良いです。
その場合は生活習慣の改善を中心に取り組んでいきましょう。