重症ニキビの原因と対策-何をしてもニキビが治らない方へ

更新日:2025/04/16
重症ニキビの原因と対策-何をしてもニキビが治らない方へ

「皮膚科に行ってもニキビが治らない」「何をしてもニキビが治らない」とお悩みを抱えていませんか?

重症化したニキビや繰り返すニキビには、共通した原因や特徴があります。
セルフケアや保険診療だけでは根本改善が難しく、早期の対策が必要です。

本記事では、重症ニキビが治らない理由や対処法、当院での治療方法(自由診療・イソトレチノイン治療)について詳しくご紹介します。

フィットクリニックのオンラインニキビ治療

重症ニキビとは

重症ニキビとは、炎症をともなう赤ニキビや膿んだ黄ニキビが多発している状態を指します。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、顔の片側に炎症性ニキビが21個以上ある場合を「重症」と分類しています。

重症ニキビは適切に処置をしないと、クレーター状(凹凸)のニキビ跡や色素沈着、さらにはケロイド状の盛り上がりが長く肌に残ってしまいます。

悪化する前に早めに対処することが大切です。

色でわかるニキビの重症度

ニキビの重症度は色によっても、どの程度進行しているかを見分けることができます。
初期段階では、白ニキビや黒ニキビなどの「非炎症性ニキビ」と、進行が進んだ状態の赤ニキビや黄ニキビ、紫ニキビなどの「炎症性ニキビ」の2つに分けられます。

炎症性ニキビ
  • 赤ニキビ
    赤ニキビ
    アクネ菌の繁殖が進行して炎症が起き、赤みや腫れが生じる段階です。直径5mm以下でも押すと軽い痛みを感じるようになります。
  • 黄ニキビ
    黄ニキビ
    赤ニキビが悪化して化膿し、毛穴内部で膿が溜まった状態です。痛みが強まり、黄色い膿が見えるのが特徴です。
  • 紫ニキビ
    紫ニキビ
    ニキビの炎症が真皮にまで達している段階で、特に重症の状態です。化膿した部分に血液が混ざり、触れると激しい痛みを伴う場合もあります。

ニキビの重症化が進行し、炎症が肌の深い層まで広がると、赤みや腫れに加えて痛みが強くなります。特に、口周りや顎、小鼻など日常的に触れやすく動きの多い部位にできると、刺激によって痛みを感じやすくなってしまいます。

最終的に、膿や血液が皮膚の下に溜まり、患部が大きく腫れて硬くなる「しこりニキビ」となる恐れもあるため、炎症性のニキビまで進行した場合は早めの治療が必要です。

重症ニキビ・治らないニキビの原因

重症ニキビや長引くニキビは、生活習慣や体の内側に原因が隠れている場合があります。
主な原因は、以下のとおりです。

重症ニキビ・治らないニキビ原因
  • ホルモンバランスの乱れ
    生理周期やストレスの影響で男性ホルモンが優位になり、皮脂分泌が増えニキビが悪化しやすくなります。
  • 生活習慣の乱れ
    睡眠不足や不規則な生活は肌の回復力を低下させ、慢性的な炎症を引き起こす要因になります。
  • 誤ったスキンケア
    強すぎる洗顔や刺激のある化粧品は、肌のバリア機能を壊し、かえってニキビを悪化させます。
  • 偏った食生活や腸内環境の乱れ
    脂質や糖質の多い食事は皮脂の過剰分泌を引き起こし、腸内環境の悪化も肌トラブルに影響します。
  • 喫煙・過度な飲酒・ストレス
    血行やビタミン吸収に悪影響を及ぼし、肌のターンオーバーを妨げる要因になります。

次の章では、保険診療や市販薬では対応しきれない場合について詳しくご紹介します。

皮膚科や市販薬でもニキビが治らないケース

軽度のニキビであれば、市販薬や保険診療で一時的に改善することもありますが、重症化したニキビでは効果が出にくいことも少なくありません。

その主な理由は、ホルモンバランスの乱れや生活習慣の崩れといった根本原因に、薬だけでは対応しきれないからです。
外用薬での対処だけでは、再発を繰り返しやすくなります。

また、保険診療では使える薬に限りがあり、皮脂分泌の抑制など、根本的な改善を目指す治療が難しいケースもあります。

このような場合には、自由診療も含めた治療法の見直しが必要です。

次で、当院で行っているイソトレチノイン治療(自由診療)をご紹介します。

当院の「イソトレチノイン」ニキビ治療

フィットクリニックでは、重症ニキビやなかなか治らないニキビに対し「イソトレチノイン」という内服薬治療を行っています。

イソトレチノインは皮脂の分泌を抑え、ニキビの再発を防ぐ作用があり、長期的な改善が期待できるお薬です。
海外では30年以上ニキビ治療の第一選択薬とされており、日本国内でも自由診療で使用されています。

イソトレチノイン10mg/20mg 基本情報
イソトレチノイン10mg/20mg
有効成分 ビタミンA誘導体
適応症 尋常性ざ瘡(ニキビ)・脂腺増殖症・酒さ(赤ら顔)
主な効果
  • 皮脂腺を縮小させて皮脂の分泌量を抑える
  • 毛穴の詰まりを防ぎ、アクネ菌の増殖を抑える
  • ニキビの重症化と新しいニキビの発症を防ぐ
  • 治療後もニキビができにくい状態を維持する
主な副作用 皮膚や粘膜の乾燥、頭痛、目のかすみなど
用法・用量 1日 10mg~40mgを食後に服用(個人差があります)
その他注意点 妊娠中や妊娠の可能性がある場合の服用不可

重度ニキビに高い効果が期待できるイソトレチノインですが、副作用のリスクも伴います。
治療は必ず医師の管理下で行い、服用量や服用期間をしっかりと守って安全に治療を進めましょう。

当院のイソトレチノインの価格

用量 支払 30錠 90錠 180錠
10mg 一括 7,000円 19,950円
(6,650円/月)
37,800円
(6,300円/月)
定期配送 - 20,475円
(6,825円/月)
39,900円
(6,650円/月)
20mg 一括 8,800円 25,080円
(8,360円/月)
47,520円
(7,920円/月)
定期配送 - 25,740円
(8,580円/月)
50,160円
(8,360円/月)
30mg 一括 15,800円 45,030円
(15,010円/月)
85,320円
(14,220円/月)
定期配送 - 46,215円
(15,405円/月)
90,060円
(15,010円/月)
40mg 一括 17,600円 50,160円
(16,720円/月)
95,040円
(15,840円/月)
定期配送 - 51,480円
(17,160円/月)
100,320円
(16,720円/月)

当院のイソトレチノイン処方は、「30錠」の他に、お得な「90錠」と「180錠」のご用意もあります。

直接医院に足を運ばずに受診ができるオンライン診療にも対応していますので、お気兼ねなくご相談ください。

重症ニキビ・治らないニキビの対策

重症ニキビや治りにくいニキビは、生活習慣やスキンケアの積み重ねが悪化の要因となります。
ここでは、ニキビの悪化・再発防止のために意識したいセルフケアの基本をいくつかご紹介します。

重症ニキビ・治らないニキビの対策
  • 規則正しい生活を心がける
    睡眠不足やストレスはホルモンバランスに影響し、皮脂分泌が増える原因に。
    夜更かしや不規則な生活は避けましょう。
  • 自分に合ったスキンケアを選ぶ
    洗浄力が強すぎる洗顔料やアルコールの多い化粧水は、肌を傷めることも。
    低刺激で保湿力のあるものを選びましょう。
  • 栄養バランスのよい食事
    脂っこい食事や糖質中心の食生活は、皮脂の分泌を活発にしてしまいます。
    野菜やたんぱく質をしっかり摂りましょう。
  • 禁煙・減酒を意識する
    タバコや過度な飲酒は、血流やビタミン吸収に悪影響を及ぼし、肌の回復力を落とします。
    肌質改善のためにも控えるのがベストです。

どれも大切な習慣ですが、「何をしても治らない」と感じる場合は、セルフケアだけでの改善には限界があります

当院では、こうしたお悩みを抱える方に向けてオンラインでのイソトレチノイン処方を行っています。お気軽にご相談ください。

まとめ:治らないニキビには自由診療という選択肢を

重症ニキビ・治らないニキビのまとめ
  • 皮膚科や市販薬でも改善しないニキビには、生活習慣やホルモンバランスの乱れが関係している
  • 外用薬やセルフケアだけでは、重症ニキビの根本改善は難しい
  • 保険診療では使用できない薬もあり、治療に限界を感じるケースも少なくない
  • イソトレチノインは皮脂分泌を抑え、再発しにくい肌を目指せる自由診療の治療薬
  • 当院ではスマホから診察・処方まで完結するオンライン診療にも対応している

保険診療だけでは解決が難しいケースには、自由診療による根本的な治療という選択肢があります

イソトレチノインをはじめとした医療的なアプローチで、これまで改善できなかったお悩みに応えることが可能です。

まずは一度、当院へご相談ください。

フィットクリニックのニキビオンライン診療

重症ニキビのよくある質問

  • Q
    重症のニキビはどうやって治しますか?
    A
    重症のニキビには、医療機関で処方される内服薬や外用薬を使用した治療が一般的です。
    皮膚科の保険診療では抗生物質が中心ですが、それでも改善されない場合には、通常の保険診療では扱われない治療も選択できる自由診療を検討するのもひとつの選択肢です。
  • Q
    重症ニキビが痛みを伴う原因はなんですか?
    A
    重症ニキビが痛くなる主な原因は、毛穴で起こる炎症が進行するためです。
    皮脂腺から過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まり、毛穴内でニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖します。それによって炎症が引き起こされ、間違ったケアや放置をすることにより重症化し、痛みを伴う可能性が高まります。
  • Q
    痛みが悪化ししこりになった重症ニキビの対処法はありますか?
    A
    既にしこりニキビまで症状が進行している場合、セルフケアだけでの改善は難しくなります。
    放置したままにするとニキビ跡が肌に残ってしまう可能性も高くなるので、医療機関で肌の状態を確認してもらい、医師のアドバイスに従った適切な治療を行いましょう。
    皮脂の分泌を抑えることで炎症を和らげ、重症化したしこりニキビにもイソトレチノインは効果が期待できます。

その他よくある質問はこちらをご確認ください

治らないニキビのよくある質問

  • Q
    ニキビが1ヵ月経っても治らないのはなぜですか?
    A
    通常、ニキビは数週間〜1ヶ月ほどで治ります。
    それ以上ニキビが改善されない場合は、ライフスタイルや誤ったケアが影響している可能性が高いです。
    長期間治らないとニキビ跡などのリスクも出てくるので、早めに皮膚科や美容皮膚科に相談することをおすすめします。
  • Q
    大人になってからのニキビが全然治らない原因は何ですか?
    A
    大人のニキビが全然治らない原因には、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、乾燥、生活習慣の乱れ、誤ったスキンケアなどさまざまあげられます。
    思春期ニキビとは異なり原因も複雑なので、大人ニキビは自然治癒やセルフケアでの改善を難しくしてしまいます。
  • Q
    皮膚科に行ってもニキビが治らない場合はどうすればいいですか?
    A
    皮膚科で処方される抗生物質(内服薬・外用薬)やビタミン剤を使用してもニキビが治らない場合、重症化している可能性が高いです。
    重症ニキビは健康保険でカバーできる薬では改善されないこともあるので、海外の治療も取り扱う自由診療に相談するのも選択肢のひとつです。

その他よくある質問はこちらをご確認ください

イソトレチノインについて
未承認医薬品等であることの明示 イソトレチノインは日本国内では未承認医薬品となります。
入手経路等の明示 厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師の判断により輸入しています。
国内の承認医薬品等の有無の明示 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報の明示
  • FDA(米国食品医薬品局)など諸外国において承認されています。
  • 胎児の催奇形性、鬱、肝機能障害、皮膚や粘膜の乾燥などの副作用のリスクがあります。
  • 妊娠中の方・授乳中の方は使用できません。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、日本国における医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
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