マイコプラズマ性病の治療方法とは?治療期間などを解説

マイコプラズマ性病の治療方法とは?治療期間などを解説

このページでは、マイコプラズマ(性病)の治療方法について詳しく解説しています。

完治まで期間や完治率、治療の流れについても触れているので、治療前の参考にしてみてください。

マイコプラズマ(性病)の治療薬

原因菌▼ マイコプラズマ・ジェニタリウム
マイコプラズマ・ホミニス
薬の系統▼ マクロライド系抗菌薬
当院の治療薬▼ ジスロマックジェネリック 250mg
ジスロマックジェネリック 4錠6,980円(4錠/1回経口投与)

なお、フィットクリニックではマイコプラズマ治療薬のジスロマックジェネリックの処方を行っています。

検査キットも取り扱っているので、疑わしい症状がある方は以下よりご予約をお願いいたします。

マイコプラズマ性病の基本情報

マイコプラズマ性病は、「マイコプラ属細菌(ホミニス、ジェニタリウム)」に感染することで感染部位に炎症を引き起こします。

最近の報告では早産・流産、不妊の原因になるとの指摘があり、患者数もここ数年で増加傾向にあるので注意が必要です。

主な感染経路は性行為による性器感染ですが、オーラルセックスやキスにより咽頭(のど)にも感染します。

マイコプラズマ性病の症状は以下の通りです。

尿道炎(男性)
  • 尿道分泌物(膿っぽい~透明でサラサラ)
  • 排尿痛(軽~重)
  • 尿道の違和感やかゆみ
子宮頸管炎(女性)
  • おりものの増加・異常(黄色/血が混じる/異臭)
  • 性器の痛みやかゆみ
  • 排尿痛み
咽頭炎(男女共通)
  • のどの腫れ
  • 痛み
  • 咳や痰

クラミジアや淋病と同じような症状が現れるため、検査以外に見分ける方法がありません。

人によっては重複感染していることもあるので、一度にまとめて検査することが早期治療につながります。

マイコプラズマの治療には抗菌薬を使用

マイコプラズマは細菌が原因となるため、抗菌薬(抗生物質)を用いて治療を行います。

■フィットクリニックのマイコプラズマ治療薬
  • 薬の系統:マクロライド系抗菌薬
  • 薬名:ジスロマックジェネリック
  • 用法用量:1,000mgを1日1回、1回のみ服用

当院で処方するジスロマックジェネリックの場合、1回に高用量を服用することで抗菌作用が1週間以上続くため、血中で高い成分濃度を維持することで殺菌効果を強めることができます。

ただ、マイコプラズマの菌には薬剤耐性(薬が効かない)を持った菌も確認されています。

難治例も増えつつあるので、これ以上耐性菌を増やさないためにも医師に処方された薬は必ず飲み切るようにしてください。

マイコプラズマの治療期間

マイコプラズマの治療期間は、以下を目安にしてください。

■マイコプラズマの治療期間(目安)
  • マクロライド系抗菌薬:1日
  • ニューキノロン系・テトラサイクリン系抗菌薬:7~14日

1日で治療を終えられることもありますが、再検査の結果次第では追加で7~14日ほどの治療が必要です。

そのため再検査の期間も考慮すると、マイコプラズマの治療期間は早くても「1ヶ月前後」はかかります。

マイコプラズマの完治率

マイコプラズマには薬剤耐性菌が増えており、一度の治療では完治しないケースがあります。

■ジスロマックへの耐性菌保有率
  • 国内での耐性菌保有率
    ⇨72%
  • 東京のMSM(男性同性間性的接触者)を対象とした耐性菌保有率
    ⇨90%ほど

上記のデータを考慮すると、一度の治療でマイコプラズマが完治する可能性は半数以下です。

このため治療後の再検査が非常に重要になり、検査結果に基づいて薬の種類を変更するなど適切な対処が必要になります。

またマイコプラズマは、パートナー間で感染させ合うピンポン感染のリスクもあります。

どちらか一方が未治療あるいは完治していない場合、一度治療により完治した人でも性行為によりふたたび感染します。

パートナーと共に治療しないと、再感染のリスクも考えられるので、ペアで検査・治療を受けるようにしてください。

マイコプラズマは自然治癒しない

マイコプラズマの菌は、ご自身の免疫力で死滅させることはできません。

自然治癒は期待できず、放置により感染状態が続いてしまうと悪化のリスクを伴います。

マイコプラズマは放置すると、男女ともに不妊の原因になることや、妊娠中であれば早産・流産になるおそれもあるのでご注意ください。

■マイコプラズマ性病を放置するとどうなる?
  • 男性の場合:精巣上体炎、前立腺炎に進行し、尿道狭窄になることがある
  • 女性の場合:子宮頸管炎から病状が進行して卵管炎や腹膜炎などを起こす

=男女ともに放置すると不妊に繋がるため、早期発見と早期治療が大切!

デリケートゾーンのトラブルは、恥ずかしさや不安から「放っておけばきっと治る」とつい考えてしまいがちです。

しかし放置すれば重症化や感染蔓延のおそれもあり、早めの検査・治療はご自身だけでなく、パートナーの身体を感染から守ることにもつながります。

性器やのどに違和感があるだけでなく、少しでも不安に思う気持ちがあればフィットクリニックまでご相談ください。

フィットクリニックのマイコプラズマ治療の流れ

フィットクリニックでは、マイコプラズマの検査・治療ができる環境が整っています

また当院は自由診療となるため、治療の記録が「医療費のお知らせ」に記載されないので家族や会社に知られる心配も一切ありません。

誰にも知られず、速やかに性器のトラブルを解決できるので、気負うことなくリラックスした状態で検査・治療を受けることができます。

ここからは、当院のマイコプラズマ治療の流れについて詳しく解説していきます。

■当院のマイコプラズマ治療の流れ

①検査する

マイコプラズマは性器に炎症を引き起こしますが、その症状は性病のクラミジアや淋病と似ています。

症状だけでは見分けることが難しく、症状があっても自覚できないほど軽いこともあり、検査を受ける機会を失ってしまいがちです。

そのため当院ではマイコプラズマ単体での検査ではなく、クラミジアと淋病をセットにした検査を推奨しています。

また検査に必要な検体の採取は、以下のような方法で行います。

■検体の採取方法
  • 男性:採尿
  • 女性:膣分泌物採取(綿棒を使用して膣を拭う)

個人差はありますが、検体採取時に痛みや不快感はほとんどありません。

検査キットを使用すれば、個人でも簡単に採取ができます。

当院の検査キットは郵送のため、ご自宅にいながら検査を受けられるので、通院に抵抗がある方は当院の検査キットの利用をご検討ください。

検査キット 価格 クラミジア 淋菌 咽頭クラミジア 咽頭淋菌 トリコモナス カンジダ HIV 梅毒 B型肝炎 C型肝炎
女性10項目セット 33,000円
女性8項目セット 29,000円
女性5項目セット 25,000円
女性4項目セット 23,000円
男性10項目セット 33,000円
男性7項目セット 28,000円
男性5項目セット 25,000円
男性4項目セット 23,000円
検査キット2個セット 10%引き
マイコプラズマ検査 +12,000円
送料 1万円以上で送料無料
※一部例外有り(セット商品/代引き)

ご予約は以下のボタンより承っております。

②薬の処方と治療

検査によりマイコプラズマの陽性反応が出た場合、細菌感染に有効な抗菌薬であるジスロマックジェネリックを当院では処方しています。

当院のジスロマックジェネリックの処方価格

薬品名 価格
ジスロマックジェネリック 250mg
ジスロマックジェネリック
6,980円/4錠

ジスロマックジェネリックは、細菌が増えるために必要なタンパク質の合成する器官(リボソーム)を阻害する作用があります。

この作用により感染部位で細菌が新たに増殖するのを抑え、既に感染している細菌に対しても抗菌効果が期待できます。

またジスロマックジェネリック服用後、副作用として胃腸症状(下痢、腹痛、吐き気、嘔吐など)が現れることがあります。

もともと胃腸が弱い方だと「下痢」が起こりやすいので、不安がある方は整腸剤の併用をおすすめします。

③再検査で完治を確認

処方されたジスロマックジェネリックの服用を終えた後は、そこから2~4週間後に再検査が必要になります。

すぐに再検査を受けられない理由として、検査の精度が高いため、死滅した細菌の遺伝子にも反応してしまう可能性があるからです。

完治しているにも関わらず、陽性と判定されることもあるため、一定の期間を空けてから再検査を受ける必要があります。

再検査により感染部位に細菌がいないことが確認されれば、マイコプラズマの治療は完了です。

マイコプラズマは薬剤耐性菌が増えており、治療後の再検査が非常に重要となるので、必ず再検査を受けるようにしてください。

オンライン診察なら自宅で完結

フィットクリニックでは、マイコプラズマの検査~治療までをオンライン診療で完結できます。

予約枠を確保することで医師とオンライン上ですぐにつながれ、待ち時間ゼロで受診できるのでスキマ時間を使った受診も可能です。

■オンライン診療の流れ

予約

オンライン診療

検査キットの郵送・返送

Web上で検査結果を確認

検査結果に応じて再度オンライン診療(治療薬の郵送処方)

これまで性感染症の検査・治療は医師との対面診療が一般的でしたが、オンライン診療の普及により通院しなくても検査・治療が可能になりました。

新たな診療サービスの導入により心理的ハードルも下がり、他人の目を気にすることなく、性器のトラブルを速やかに解決できます。

当院では全国どこからでも患者様を受け入れているため、不安や気になる症状があればお気軽にご相談ください。

マイコプラズマ治療の注意事項

マイコプラズマ治療中は、注意事項がいくつかあります。

感染を広げたり、お互いに感染させ合い治療を長引かせてしまわないためにも、以下より解説することを守って正しい治療につなげるようにしてください。

治療中の性行為は禁止

マイコプラズマは、治療中であっても性行為は禁止です。

薬の服用により菌の数こそ減りますが、わずかに残った菌が感染力を失っていなければ相手に感染させるおそれがあります。

さらに咽頭(のど)にも感染することから、感染部位を広げないためにもオーラルセックスもお控えください。

また、すでに咽頭への感染が確認されている場合、キスやディープキスにより唾液を介した感染リスクもあります。

そのため医師に完治と診断されるまでは通常の性行為だけでなく、それに類似するような性的な接触にも注意が必要です。

パートナーと一緒に検査をする

マイコプラズマは一度治療して完治しても、細菌に対して免疫がつくことはありません。

治療後に感染機会があれば何度でも再感染するので、お互いが完治しなければピンポン感染により細菌をうつし合ってしまう状況が起こりかねません。

パートナーと再感染のループに陥らないためにも、どちらか一方の感染がわかった時点で、お二人で検査・治療を受けるようにしてください。

マイコプラズマに感染した妊婦の治療について

妊娠中やその可能性がある女性や授乳中の治療については、「治療のメリットがリスクを上回る場合」に限ってジスロマックが処方されます。

胎児や乳児への影響も考慮した上での慎重な判断が必要になるので、かかりつけの主治医の指示に従うようにしてください。

まとめ:マイコプラズマの治療はフィットクリニックで!

最後に、マイコプラズマの治療についての要点をまとめます。

■マイコプラズマ治療のまとめ
  • マイコプラズマは細菌によって引き起こされる性感染症の1つ
  • 治療には抗菌薬を用いる
  • 薬の効果を示さない耐性菌が増えているので、一度の治療で完治しないことがある
  • 治療期間は1ヶ月前後を目安とする
  • 治療後は2~4週間空けてからの再検査が必須
  • 自然治癒はしない

マイコプラズマ性病は、似た症状を起こすクラミジアや淋病を疑われることが多く、見過ごされがちです。

また感染していても無症状であったり、自覚できないほど軽い症状のこともあれば、重いこともあるなど人によってさまざまです。

正しい治療により完治させるためには定期的にマイコプラズマの検査を受け、早期発見・治療につなげるようにしてください。

よくある質問

Q1
マイコプラズマの治療薬はなんですか?
A1
マイコプラズマの治療薬は、細菌感染に効果のある抗菌薬を使用します。
  • マクロライド系抗菌薬
  • ニューキノロン系抗菌薬
  • テトラサイクリン系抗菌薬
当院では、マクロライド系抗菌薬のジスロマックジェネリックの処方を行っています。
ただ、耐性菌といって薬の効果が十分に得られない菌が増えているので、一度の治療では完治が難しいことがあります。
Q2
マイコプラズマは自然治癒しますか?
A2
マイコプラズマが自然治癒することはありません。
放置してしまうと症状の悪化や、パートナーへの感染リスクを高めてしまうので、必ず適切な治療を受けるようにしてください。
Q3
マイコプラズマは性行為で感染しますか?
A3
マイコプラズマは通常の性行為だけでなく、オーラルセックスやキス、ディープキスなどでも感染します。
性器から咽頭(のど)にも感染するため、完治するまでは性行為やそれに類似する行為はお控えください。
Q4
マイコプラズマを早く治す方法はありますか?
A4
マイコプラズマを早く治すには、定期的な検査を受けて早期発見・治療につなげる以外に方法はありません。
症状からクラミジアや淋病が真っ先に疑われがちなので、感染を見落とさないためにもマイコプラズマを加えた3種類の検査を受けることをおすすめします。
Q5
マイコプラズマは何回もなりますか?
A5
マイコプラズマは、何度でも感染します。
感染経験があるからといって免疫がつくことはないので、日頃から予防のためのセーフセックスを心がけるようにしてください。