避妊の失敗例とその対処法について

更新日:24/08/05
避妊の失敗例とその対処法について

「コンドームが破れていた、外れた」

「安全日を間違えた」

「膣内射精(中出し)された」「外出ししたけど不安…」

普段から避妊を意識していても、避妊に失敗してしまった場合は、できるだけ早く緊急避妊薬(アフターピル)を服用する必要があります。

フィットクリニックでは、レボノルゲストレルとエラの2種類のアフターピルを処方しています。

  レボノルゲストレル錠
(海外製)
レボノルゲストレル錠(海外製)
レボノルゲストレル錠
(日本製)
レボノルゲストレル錠(日本製)
エラ
エラ
成分 レボノルゲストレル レボノルゲストレル ウリプリスタール酢酸エステル
価格 7,000円 12,000円 8,000円
時間 72時間以内
(3日)
72時間以内
(3日)
120時間以内
(5日)
服用 2錠/1回 1錠/1回 1錠/1回

アフターピルは避妊に失敗した性行為から早いタイミングで服用するほど避妊成功率が上がるため、早期の対処が必要です。

フィットクリニックではアフターピルの処方を行っており、オンライン処方なら通院することなく迅速にお薬をお届けしています。

お急ぎの方はこちらにご連絡ください。

最速で当日の到着が可能です。
※バイク便の場合

避妊の失敗例

避妊の失敗例

避妊法を用いても、以下のような避妊の失敗例があります。

避妊方法が間違っている、不意のアクシデントによる失敗もあります。

「避妊できたかわからない」「避妊に失敗したかも…」と不安な方は、次の例をご覧ください。

コンドームの破損や脱落

避妊の失敗として多いものに、コンドームの脱落や破損が挙げられます。

性行為の後に勃起していたペニスが射精後にしぼむため、フィットしていたコンドームが外れて中の精液が膣内に流れる可能性があります。

さらにコンドームは薄い素材なので、爪がひっかかり破損する場合もあり、扱いには注意が必要です。

コンドームの失敗例
  • コンドームに穴が開いていた
  • コンドームの劣化により破損した
  • 装着ミスで性行為中に外れた
  • 行為中に破れていたことに気がつかなかった
  • コンドームが膣内に残った

コンドームは避妊法として手軽で一般的な方法ですが、使い方や保存状態によっては失敗につながります。

脱落や精液の漏れがないように、正しい装着方法で使用してください。

コンドームの正しい使い方

コンドームは正しく使用すれば、高い確率で手軽に行える避妊法です。正しい使用方法と注意点を以下にまとめています。

コンドームの正しい使い方

①傷つけないように端に寄せ封を開ける。爪などで傷がつかないように扱う。

傷つけないように端に寄せ封を開ける。爪などで傷がつかないように扱う。

②先端をつまみ空気を抜き、勃起した陰茎に途中まで装着する。

先端をつまみ空気を抜き、勃起した陰茎に途中まで装着する。

③コンドームが外れないように、陰茎の皮を上に引っ張り調整しながら根本まで装着する。

コンドームが外れないように、陰茎の皮を上に引っ張り調整しながら根本まで装着する。

④射精後すぐに陰茎の根本のコンドームを抑えながら抜き、縛って捨てる。

コンドームが外れないように、陰茎の皮を上に引っ張り調整しながら根本まで装着する。
注意点
  • コンドームの使用期限を確認
  • 財布に入れて持ち歩かない
  • 一度装着し外したものは使わない
  • 爪の割れや伸び過ぎに注意

発売されてから時間が経過したもの(使用期限3年~5年)や、財布に入れたものの使用は控えてください。

サイズも大きさが合わないものは脱落しやすいため、大きすぎないものを選びましょう。

安全日や生理日に避妊せず性行為をした

避妊の失敗として、安全日や生理日に避妊せずに性行為を行うことも原因に挙げられます。

「安全日だからゴムはいらない」「生理中は大丈夫」と認識している方もいらっしゃいますが、安全日・生理日も避妊は必要です。

安全日とは、リズム法と呼ばれる基礎体温から「排卵が行われない日」を導き出した日を指します。

しかし、排卵の予定日は体調やストレスにより変わることがあり、予測はできても排卵日の確実なコントロールは困難です。

また、生理中は妊娠しないと言われることがありますが、精子の生命力は高く生理が終っても生存している場合があります。

数日から1週間生存していれば、十分に妊娠する可能性もあるでしょう。

排卵出血(排卵時に起こる出血)を生理と勘違いし、避妊せずに妊娠に至った例もあり、避妊をしなければ、ほぼ「危険日」とお考えください。

誤った避妊による失敗

避妊に失敗しているケースとして、以下のように誤った避妊も考えられます。

  • 膣外射精(外出し)
  • 性行為後に膣を洗い流す

しっかり避妊しているつもりでも、誤った避妊方法により気づかないまま失敗している可能性もあります。

以下でよくある失敗例を紹介します。

膣外射精(外出し)

多くの方が避妊行為として捉えている膣外への射精、いわゆる「外出し」ですが、避妊方法としては適していません。

その理由は、射精する前(性行為の最中)にも、精子が出ている場合があるからです。

勃起した際に亀頭から分泌液(カウパー腺液)が出ますが、その中に少量ですが精子が含まれているため、膣内への射精(中出し)が無くても妊娠の可能性があります。

精子は「空気に触れると生殖機能を失う」などの噂もありますが、想像以上に生命力が高いため、空気に触れても生殖能力がゼロにはなりません。

射精後3~5時間は空気に触れても、精子は活動しています。

外出しに失敗し膣内に射精してしまう恐れもあるため、コンドームが手元に無いという理由で外出ししても、避妊効果はあまり無いとお考えください。

性行為後に膣を洗い流す

避妊に失敗または出来なかった性交渉後、膣内を洗い流しても避妊効果はありません。

避妊性行為の後、シャワーやウォシュレット、ビデなどで膣内を洗えば避妊ができると考える方がいるようですが、これは間違いです。

射精時に膣内に出される数億個もの精子を全て洗い流すのは不可能だからです。

少しでも生命力の強い精子が残っていれば、受精する可能性が十分あります。

低用量ピルの飲み忘れ

低用量ピルの飲み忘れも避妊失敗の原因になります。

ピルと呼ばれる低用量経口避妊薬(OC)は、継続的な服用で高い避妊効果が期待できる方法です。

しかし、低用量ピルの理想的な使用による妊娠確率(パール指数)が0.3%に対して、飲み忘れを含んだ場合は7%になります。

服用は時間を決めて行い、飲み忘れや胃腸の不具合を感じたらコンドームなど他の避妊法を組み合わせるなどの対策を行ってください。

正しく服用できていない場合は、避妊に失敗している可能性もあるため対処が必要です。

避妊効果の高い避妊法でも油断は禁物

低用量ピル以外にも、失敗率の低い避妊法として以下があります。

  • 子宮内避妊用具(避妊リング・ミレーナ(IUS)・IUDなど)
    設置することで子宮内が軽く炎症し、着床障害を起こして避妊する方法。
  • 避妊手術
    男性の場合は精管を、女性の場合は卵管を切断または糸で結ぶ手術。

しかし、それでも避妊成功率は100%ではありません。

また子宮内避妊用具や避妊手術(精管結紮術・卵管結紮術)は施術や手術が必要なため、すぐに行える避妊ではありません。

しばらく妊娠をお考えでない方は、パートナーとの相談や期間についてなど計画的に行うと良いでしょう。

避妊に失敗した場合の対処法

避妊に失敗した場合の対処法

避妊に失敗した場合、妊娠を望まない場合は、すぐに緊急避妊薬(アフターピル)を服用しましょう。

アフターピルは事後に服用して避妊を行う薬で、次の日の朝に服用しても効果が得られることから「モーニングアフターピル」とも呼ばれています。

性行為の後、なるべく早いタイミングで服用することで避妊効果が期待できます。

アフターピルの種類によって異なりますが、レボノルゲストレルを24時間以内に服用した場合の妊娠阻止率は95%です。

アフターピルは避妊失敗から時間が経過するほど妊娠阻止率が低下するため、早急な服用が求められます。

避妊に不安を感じた場合は、怖い気持ちを抱えたままにせず、すぐに対処しましょう。

フィットクリニックでもアフターピルの処方を行っていますので、少しでも心配な行為があればぜひご相談ください。

フィットクリニックのアフターピルの種類

フィットクリニックのアフターピルには以下の2種類があります。

  レボノルゲストレル錠
(海外製)
レボノルゲストレル錠(海外製)
レボノルゲストレル錠
(日本製)
レボノルゲストレル錠(日本製)
エラ
エラ
成分 レボノルゲストレル レボノルゲストレル ウリプリスタール酢酸エステル
価格 7,000円 12,000円 8,000円
時間 72時間以内
(3日)
72時間以内
(3日)
120時間以内
(5日)
服用 2錠/1回 1錠/1回 1錠/1回
避妊率 高い 高い 高い
副作用
発現率
低い 低い 低い
特徴 最も処方されている一般的なアフターピル。
先発薬は「ノルレボ」。
最も処方されている一般的なアフターピル。
先発薬は「ノルレボ」。
服用までの期間が最も長い。
肥満体質の方でも効果が得られやすい。

レボノルゲストレルは、日本で初めて承認されたアフターピル「ノルレボ」の成分名であり、ジェネリック医薬品の名称です。

72時間以内に服用することで、高い緊急避妊効果を得られます。

性交渉後72時間以上過ぎてしまった場合は、避妊失敗から120時間(5日)以内に服用する「エラ(ウリプリスタール酢酸エステル)」をご案内しています。

エラは72時間以降でも高い避妊効果があり、肥満体質の方(BMI30以上)でも避妊効果が得られるといったメリットもあるお薬です。

フィットクリニックのレボノルゲストレル錠は日本製だけでなく、価格を抑えた海外製のお薬もご提供しています。

ご希望があれば診察の際に詳しくご説明いたしますので、ぜひご相談ください。

アフターピルの服用をご希望の方はこちらにご連絡ください。

最速で当日の到着が可能です。
※バイク便の場合

アフターピルの購入方法

当院ではアフターピルのオンライン処方を行っております。

オンライン処方では来院の必要がありませんので、来院が難しい方も安心です。

オンライン処方に適している方
  • 人との接触を避けたい
  • 自宅で緊急避妊薬を服用したい
  • 誰にも知られたくない
  • 仕事や都合があり来院が難しい
  • 遠方に住んでいる

オンライン処方では以下の手順でアフターピルをご購入いただけます。

オンライン処方

オンライン処方の流れは以下のとおりです。

  1. 予約

    予約・問診

    日時を決めて予約後、当日までに問診票を記入します。

  2. 電話を待つ

    電話を待つ

    ご予約の時間にクリニックからお電話いたします。

  3. 診察

    診察

    記入いただいた問診に沿って診察を行います。
    平均10分ほどです。

  4. 支払い

    支払い

    代金をお支払いください。
    ※代金引換はお薬の受け取り時にお支払いください

  5. 発送

    5発送

    お薬を発送します。
    関東にお住まいでご希望の方は、バイク便のご利用が可能です。
    ※中身が分からないように梱包しています

避妊に失敗したらすぐに緊急避妊薬を服用

これから「避妊に失敗したくない」とお考えの方は、以下の事に注意をしてください。

  • コンドームは破損や脱落が起こりやすい
  • 膣外射精(外出し)でも妊娠する場合がある
  • 安全日や生理日でも「危険日」
  • 洗い流しても避妊効果は低い

SNSやネット、人づての情報は不確かなものが多いものです。

今現在妊娠を望まれていない方は、正しい方法で避妊を行うようにしましょう。

万が一、避妊に失敗しても慌てずにアフターピルの服用を行ってください。

早ければ早いほど避妊効果は高くなるので、処方のご相談をする際はなるべく時間を置かないようにしましょう。

フィットクリニックでは、最短で当日に受け取りが可能な、アフターピルのオンライン処方を行っています。

避妊失敗に関するよくある質問

Q1
避妊に失敗したかわかりません。
A1
下記のような性行為があれば、避妊に失敗している可能性があります。
  • コンドームの破損や脱落
  • 安全日や生理日に避妊せず性行為をした
  • 膣外射精(外出し)
  • 性行為後に膣を洗い流しただけ
  • 低用量ピルの飲み忘れ
どのような避妊方法でも100%ではありませんので、リスクのある性行為や不安があればぜひご相談ください。
Q2
性行為後、有効時間が過ぎてしまいました。今からアフターピルを服用しても避妊効果はないでしょうか?
A2
服用の有効時間(レボノルゲストレルで72時間、エラで120時間)が過ぎると、避妊成功率は下がりますが、一定の効果は期待できるため服用するのがよいでしょう。
Q3
アフターピルを購入したいが、誰にも知られずに処方してもらえますか?
A3
処方できます。当院のオンライン処方であれば、人と会うことなく自宅でアフターピルを受け取ることができます。自由診療なので保険証も不要で、記録に残りません。

この記事の監修

フィットクリニック院長
服部圭太

【略歴】

平成17年
医療法人財団 河北総合病院 勤務
平成29年
ゴリラクリニック 池袋院 管理者
令和5年~
フィットクリニック院長 勤務
フィットクリニック院長・服部圭太