
早漏防止薬とは、短時間で射精してしまう早漏の症状を改善する薬です。
服用薬と外用薬があり、それぞれ働きや特徴が異なります。
こちらのページでは早漏防止薬はどんな特徴があるのか、他の早漏治療や処方の流れなどについて解説しています。
フィットクリニックでは、以下の早漏防止薬を処方しています。
早漏防止薬がどんな早漏の症状に適しているかについても記述しているので、ご自身の早漏の症状と照らし合わせてご覧ください。
- 性行為中の感度を損ないたくない
- 性行為に緊張や不安を感じる
- ストレスや疲労が溜まっている
- 性的刺激に敏感過ぎる
- 内服薬には少し抵抗がある
- 効き目に即効性を求める
当院で早漏防止薬の処方をご希望の方は、以下から予約することが可能です。
4月1日より処方価格が変更となります。詳しくは以下でご確認ください。
早漏防止薬の種類
早漏の改善を行うには、早漏防止薬の使用が効果的です。
当院で処方する早漏防止薬には、以下の服用タイプと塗布タイプ(スプレー)の2種類があります。
ダポキセチン (プリリジージェネリック) |
MEGAMAXスプレー (リドカイン) |
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効果 | 早漏の原因の1つ、セロトニン不足を抑え、射精時間を延長させます。効果時間は3~5時間。 | 麻酔効果により性感を抑え、射精時間を延長させます。効果時間約3時間。 |
副作用 | 頭痛、口の渇き、めまい、吐き気など | かゆみ、かぶれ、発疹 |
用法 | 性行為の1時間前に服用 | 性行為の20~30分前に1回~3回ほど陰茎に噴霧 |
共に射精までの時間を延長させることで、パートナーも含め性行為への満足度を高める手助けとなります。
特徴については以下で説明しています。
ダポキセチンの特徴
ダポキセチンは、服用タイプの早漏防止薬「プリリジー」のジェネリック薬です。
うつ病の治療薬として使用されるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に属する薬のため、服用することでセロトニンの不足を抑えます。
セロトニンの量が増えることで興奮が抑えられ、射精までの時間を延長させる効果が期待できます。
性行為の1時間前に服用することで、早漏時の射精時間をおよそ2~3倍延長させます。
効果時間はおよそ3~5時間です。
MEGAMAXスプレーの特徴
外用タイプのMEGAMAXスプレーは、局所麻酔に使用される成分のリドカインが配合されたスプレータイプの早漏防止薬です。
麻酔作用により性的刺激への感度を下げることで、早漏の症状を改善させる効果が期待できます。
過敏性早漏(わずかな刺激でも射精してしまう早漏)や衰弱性早漏(加齢が原因の早漏)を改善する働きがあります。
性行為の15分から30分に使用することで、射精までの時間を延長させることができます。
即効性があり副作用も少ないため、手軽に使えます。
早漏の種類に合わせて早漏防止薬を選ぶ
早漏には、初体験時から先天的な症状のある「生涯早漏(lifelong PE)」と、様々な原因により後天的に射精のコントロールができなくなる「獲得性早漏(acquired PE)」の2つのタイプがあります。
さらに具体的な症状として「過敏性早漏」「心因性早漏」「衰弱性早漏」に分類されます。
以下のように、それぞれの症状に適した早漏防止薬があります。
生涯早漏 |
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過敏性早漏:性的刺激への敏感さが原因の早漏 ↪MEGAMAXスプレーが有効 |
獲得性早漏 |
心因性早漏:セロトニン不足が原因の早漏 ↪ダポキセチンが有効 衰弱性早漏:運動不足、筋肉量・男性ホルモン分泌の低下が原因の早漏 ↪ED治療薬が有効 |
その他、複数の原因が重なる複合型早漏が起こる場合もあります。原因の改善に必要な薬や治療法を組み合わせて治療を行う必要があります。
以下では早漏の種類と適した早漏防止薬について解説します。
心因性早漏にはダポキセチンが有効
心因性早漏の方には、セロトニン不足を抑え射精時間を延長させる働きのダポキセチンが適しています。
心因性早漏(ストレス性早漏)とは、緊張や不安により射精のコントロールが出来なくなる症状です。20~40代の方に多く見られます。
主な原因は、精神を安定させる神経伝達物質セロトニンの不足です。
- 性行為に対する不安や緊張
- 仕事や人間関係でのストレス
- 過去の性的なトラウマ
セロトニンが不足すると、興奮を高める神経伝達物質ノルアドレナリンが活性し、射精しやすい状態になります。

射精は体がリラックスした状態(セロトニンが活性)から、興奮した状態(ノルアドレナリンが活性)に切り替わる事で起こります。
つまり、セロトニンの不足を解消することで、射精までの時間を早めることに繋がります。
過敏性早漏にはMEGAMAXスプレーが有効
過敏性早漏には、性的刺激を鈍らせる成分リドカインが配合されたMEGAMAXスプレーが有効な場合があります。
過敏性早漏とは、陰茎や亀頭部の感覚神経が過敏になることで起こる早漏の症状です。
主に以下に当てはまる方に多く見られます。
- 性的刺激に不慣れな10代~20代の若年層
- 性欲が強く健康的な男性
- アスリート
- 女性と触れ合う機会の少ない方
さらに、仮性包茎のように亀頭が外部からの性的刺激に普段から触れにくい場合も、敏感になりやすいとされます。
これらのケースでは、リドカインによる効果で亀頭や陰茎への性的刺激を抑えることで射精時間の延長に繋がります。
興奮を覚えやすい方は、ダポキセチンとの併用も有効です。
衰弱性早漏にはED治療薬が有効
衰弱性早漏の方は、勃起時の硬さが不足すると性的感度が高くなるため、ED治療薬で硬さを維持することで症状が改善する場合があります。
衰弱性早漏とは、加齢や運動不足などによる筋力や筋肉量、男性ホルモン分泌の低下などが原因となる早漏です。
衰弱性早漏の多くは40~60代の方に見られます。
- 男性ホルモン分泌の減少
- 加齢や運動不足による、筋肉量の低下
- EDとの併発
男性は年齢を重ねると、男性ホルモン(テストステロン)の減少が起こり、続いて筋肉量が低下します。年齢が若い場合でも、運動不足により筋力や筋肉量は低下するためこの症状が見られる場合があります。
また、勃起の維持に関わるPC筋(骨盤底筋)にも衰えが現れると、勃起に必要な血液量を十分に確保できなくなるため、勃起の硬さが得られません。
そのため、勃起の硬さが不十分な状態になると、性的刺激に敏感になり早漏になりやすくなります。
衰弱性早漏と思しき症状の方の多くは、ED(勃起不全)を併発している場合があるので、勃起時の硬さが得られるED治療薬の使用は有効といえます。
その他の早漏治療
早漏治療には治療薬を使った薬物療法以外に、以下の治療方法があります。
ただし、これらの方法は即効性はなく改善まで時間がかかります。
そのため、現在お悩み中の方は早漏治療薬と組み合わせることで、より効果的に治療を行うことができます。
間違った方法ではあまり効果が得られない場合もあるので、医療機関を受診し医師の診察を受けることが大切です。
行動療法
行動療法とは、自慰行為を行う際に射精のタイミングをコントロールするトレーニングです。
一般的に行われるトレーニングとしてストップ&スタート法やスクイーズ(圧迫)法があります。
ストップ&スタート法
- 自慰行為で射精しそうになったら、刺激を途中で止めます。
- 深呼吸を行い、落ち着いたらもう一度自慰行為を行う。
- 1~2を3回ほど繰り返したのちに射精する。
スクイーズ(圧迫)法
- 自慰行為で射精しそうになったら、亀頭の根本を圧迫して射精を押さえる。
- 射精感が落ち着いたらもう一度自慰行為を行う。
- 1~2を5回ほど繰り返したのちに射精する。
このトレーニングにより、射精感を認識できるようになり、過敏性早漏などの改善を助けます。
その他、パートナーの協力が必要なセマンズ法があります。
パートナーとの性行為、または性的刺激を通して射精のコントールを行うため、経験の少ない過敏性早漏にも効果が期待できます。
ケーゲル体操
骨盤底筋(射精に関わる筋肉)を鍛えることで、射精をコントロールする力が向上します。
ケーゲル体操のやり方
- リラックスした状態で背筋を伸ばし、立つか座る
- 排尿を止めるイメージで肛門を引き締め3~5秒維持
- ゆっくりと緩める
- 1~4を5回ほど繰り返す。
これを1セットとして、1日3セットを行うことで、衰弱性早漏の改善につながります。
カウンセリング
早漏の原因に心理的なトラウマなどがある場合、原因の解消や適した治療法を探る方法として専門家によるカウンセリングがあります。
※当院では、ED治療薬の処方は行っていますが、早漏改善のカウンセリングは行っておりません
早漏防止薬の注意点
早漏防止薬を使用する際は、以下の注意点があります。
-
使用の際は、必ず医師の診察を受ける
服用薬は吐き気、めまい、頭痛などの副作用があるため、正しい用法で自己判断での使用は避けてください。 -
外用薬は適量を塗布し行為前に洗うか拭く
外用薬を使用する際は、感覚が鈍くなり過ぎる可能性があるため適量で使用し、他の部位へは使用しないでください。
亀頭または陰茎に塗布して浸透後、パートナーへ麻酔作用の影響が出ないように亀頭や陰茎を洗うか拭くようにしてください。 -
症状に合わせて早漏防止薬を選択
ご自身の早漏の症状(心理的・肉体的な要因など)に合わせた早漏防止薬をご使用ください。原因に合わない薬を使用すると、期待する効果が得られない可能性があります。 -
服用後危険を伴う運転等は控える
服用タイプのダポキセチンは、服用後にめまいやふらつきの副作用が現れる可能性があるため、危険の伴う運転などはお控えください。
当院で処方する早漏防止薬
当院では、早漏防止薬プリリジーのジェネリック薬であるダポキセチン、リドカイン配合のMEGAMAXスプレーを処方しています。
在庫がある限りは、確実にお渡しすることができます。
残念ながら国内では現在プリリジーなどの経口早漏防止薬は未認可となっているため、流通があまり行われておらず、取り扱いをするクリニックや医療機関にも限りがあります。
MEGAMAXスプレーについても、ドラッグストアや薬局での販売は行われていません。
海外では、QOLの向上のために早漏を改善すべき症状の1つと捉え、様々な早漏防止薬が使用されています。
フィットクリニックでも、早漏にお悩みの患者さまのご要望にお答えすべく、早漏防止薬の処方を行っております。
商品名 | 用量 | 料金 |
---|---|---|
ダポキセチン
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30mg | 1錠 800円 |
MEGAMAXスプレー(リドカイン)
![]() |
10ml (約30回相当) |
3,000円 |
処方の際に、クリニックでは薬についての説明を行い、正しく安全に使用するご案内をしています。
早漏防止薬の処方にはお薬代(オンライン診療の場合は送料)以外はかかりません。
診察料 | 無料 |
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費用 |
【来院】 お薬代のみ 【オンライン診療】 お薬代+送料(全国一律385円) 1万円以上の処方は送料無料 ※代引の場合は対象外 ※一部例外あり |
お支払い方法 |
【来院】 クレジットカード、現金、Suica、PayPay 【オンライン診療】 クレジットカード、銀行振込、代金引換、コンビニ払い |
※問診・診察を受けて医師より処方ができないと判断された場合は診察料はかかりません。
ただし、診察日より7日以内に処方薬代金が未納の場合に限り、診察料として3,000円が発生いたします。

※クレジットカードでのお支払いは1回払いとさせていただいております。
オンライン診療の利用
フィットクリニックでは、早漏防止薬のオンライン診療を実施しております。
オンライン処方は、スマホかPCがお手元にあれば離れた場所から医師の診察を受け、薬をご自宅で受け取ることができます。
オンライン診療の特徴
- 遠方にお住まいで通院が困難な方
- 人との接触を避けたい方
- 時間を有効に使いたい方
など、順番待ちなど時間をかけず、なるべく人に会わず治療をしたい方にお勧めです。
予約も、専用アプリなどは不要なので、とても簡単に行えます。
早漏治療の流れ
- オンラインの場合
- ご来院の場合
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STEP 01
予約電話・WEB・LINEから受け付けています。
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STEP 02
診察ご予約の日時にクリニックからお電話いたします。
平均10分ほどで終了します。 -
STEP 03
お支払いお支払方法は、銀行振込・クレジットカード・代金引換・コンビニ払いがあります。
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STEP 04
発送15時までに入金確認が確認できた場合は最短即日発送します。
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STEP 01
予約電話・WEB・LINEから受け付けています。
-
STEP 02
診察ご予約の日時にクリニックまでお越しください。平均10分ほどで終了します。
-
STEP 03
お支払いお支払方法は、クレジットカード・現金・Suica・PayPayがあります。
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STEP 04
処方当院では院内処方を行っているため、受付にてお薬が処方されます。
- 地域別による発送日数の目安
※通常配送はヤマト運輸の配達となります。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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10:00-20:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |
10:00-18:00 | ● |
※休診時間 14:00〜15:00
まとめ:自分に合った早漏防止薬を選びましょう
- 早漏防止薬には「ダポキセチン」と「MEGAMAXスプレー」がある
- 早漏の種類により適した治療薬を選ぶ
- 早漏治療薬の他にトレーニングや筋トレも実施することで、より改善の助けとなる
- 当院の早漏治療にかかる費用はお薬代(+送料)のみ
- オンライン診療を利用することで通院せずに薬を受け取れる
早漏は3.5人に1人が悩んでいるとされ、ED同様に満足のいく性行為ができない、性行為に対して消極的になるなどの性機能障害の一つです。
早漏は日本では大きな疾患として認識はされていませんが、海外では性機能障害の大きな問題だと考えられています。
お悩みを改善するには、早漏の種類に合わせた早漏防止薬の選択が必要となりますので、ぜひ当院にご相談ください。
ご予約される方は、以下ボタンをクリックしてください。
早漏防止薬によくある質問
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- Q
早漏防止薬は市販されていますか?
- A
ドラッグストアや薬局でダポキセチンやMEGAMAXスプレーは販売されていません。
市販薬では外用タイプの早漏防止薬(トノスやグローミン)の購入が可能です。
Amazonやドン・キホーテでは、医薬品以外の遅延スプレーや早漏対策グッズなどが購入できます。
- Q
-
- Q
早漏防止薬の処方薬と市販薬の違いはなんですか?
- A
処方薬(ダポキセチン)は医師の診察が必要な薬で、医学的に効果が証明されていいます。
市販薬は手軽に購入ができ即効性もありますが、根本的な治療にはならないことが多いと認識しておきましょう。
- Q
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- Q
ED治療薬と早漏防止薬を併用しても大丈夫ですか?
- A
当院では原則としてED治療薬と早漏防止薬(服用薬)の併用は厳禁としております。
外用タイプ(スプレーなど)のものであれば、併用は可能です。
- Q
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- Q
早漏防止薬とアルコールを一緒に飲んでも大丈夫ですか?
- A
ダポキセチンを服用してアルコールを飲むと、めまいや眠気などの副作用が現れる場合があります。MEGAMAXスプレーには相互作用はありませんが、アルコールにより皮膚が敏感になる恐れがあります。
- Q
-
- Q
サプリメントでも早漏は改善できますか?
- A
体質改善により早漏が改善する可能性もありますが、その際は長期的な服用が必要となります。
- Q
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- Q
他の早漏防止薬はありますか?
- A
射精を抑制する働きのあるユリーフ(シロドシン)や、抗うつ作用によりセロトニン不足を抑制する「ハイパフォリン」などがあります。市販薬としては「トノス」「グローミン」「オットピン」「ヘヤーグロン」などがあります。
※当院での取り扱いはありません。
- Q
その他よくある質問はこちらをご確認ください