妊娠前の禁煙で平均出生体重は非喫煙妊婦とほぼ同じになり、妊娠早期に喫煙していても妊娠3~4ヵ月までに禁煙すれば、低出生体重、 早産、周産期死亡のリスクが低下します。
妊活の予定に合わせて早めに禁煙するようにしましょう。
女性は男性にくらべて禁煙に苦労することが多く、禁煙を試みてもタバコをなかなか捨てられない方も少なくないのが現状です。
このページでは、女性が禁煙する前に知っておきたい情報について詳しくまとめています。
少しでも禁煙しやすくするためにも、ここでの解説を参考に計画的に禁煙にチャレンジしてみてください。
なおフィットクリニックでは禁煙治療薬のチャンピックスジェネリックを取り扱っております。
離脱症状を抑え禁煙の成功率を上げる働きがあるので、気になる方はこちらからご予約ください。
禁煙が女性にもたらす効果はさまざまです。
味覚や嗅覚の変化によって食べ物が美味しく感じられたり、体そのものが健康に向かうことに加え、美容や女性機能の面でも嬉しい効果があります。
禁煙へのモチベーションをUPさせるためにも、どんな効果が期待できるのか詳しく見ていきましょう。
タバコを吸っている人は吸わない人よりも老化が早く進み、肌トラブルによって見た目が大きく変化する「スモーカーズフェイス」になってしまいます。
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、大量のビタミンCを破壊します。
肌への栄養補給が滞ってしまい、シミ・シワをはじめ、たるみや色素沈着などの肌トラブルが老け見えの原因に。
さらに口腔トラブル(黄ばみや口臭など)や髪質の劣化も招くため、「タバコ=美の天敵」とも言えるでしょう。
禁煙するだけで美に関するあらゆるトラブルを回避でき、継続することで次第に状態も回復していきます。
もちろん禁煙の継続は必要ですが、禁煙後2~3週間だけでもくすみが改善されトーンアップします。
後悔しないためにも、早いうちから禁煙をはじめましょう。
喫煙は、卵巣から分泌される女性ホルモン(特にエストロゲン)に大きな影響を与えます。
そもそもの分泌量が減るのはもちろん、必要とする器官で機能する前にホルモンが失活することで、本来の働きを果たせなくなります。
こうしたトラブルを招いてしまい、人によっては日常生活に支障が出てしまうことも。
禁煙すれば、将来トラブルが起こるリスクを防ぐことができるため、タバコをやめるに越したことはありません。
喫煙はがんをはじめ、脳、心臓、肺などの疾患、さらには歯周病など、多くの病気と関係していることがわかっています。
タバコを吸い続けてしまうと、こうした生命に関わる重大な病気のリスクが高まるだけでなく、吸い始めた年齢が若いほど死亡率も高くなってしまいます。
また、タバコに含まれる有害物質が「子宮頸がん」に直接影響を及ぼす可能性も示唆されており、免疫機能が下がってしまうことで発癌リスクが高まる可能性もあります。
必ずしも喫煙だけが重大な病気のリスクを高めるわけではありませんが、禁煙が予防につながることは間違いありません。
禁煙に遅いということはないので、今からでも将来の健康を見据えてタバコ離れを考えるようにしましょう。
妊活中でも喫煙を続けていると、避妊をやめてから妊娠するまでの「受胎待ち時間」が長くなるとされています。
これは女性本人だけの話でなく、パートナーの男性が喫煙している場合も同様です。
また、喫煙によって閉経が早まるため、妊娠できる期間も短くなります。
最近では、女性の社会進出などもあり30代や40代で妊活をはじめる方も増えてきています。
タバコによって妊娠できる期間が限られてしまい、さらに20代にくらべ妊娠確率は低下してしまうので、将来的に妊娠を希望するのであれば早めに禁煙するようにしましょう。
女性は生理周期などの関係から、禁煙開始時期を選ぶにもコツがあります。
そのほかにも禁煙成功のためのコツがいくつかあるので、ポイントを事前に押さえて計画的に進めていきましょう。
生理(月経)初日が卵胞期の1日目。生理痛などの様子を見ながら卵胞期の早い段階で禁煙を始めると良い
海外の研究からは「喫煙欲求」と「生理周期」には関連があることがわかっており、卵胞期の早い段階で禁煙を始めることが勧められています。
これは排卵後の黄体期に離脱症状(イライラや落ち着かないなど)が強く出やすく、PMS(月経前症候群)もあいまって再喫煙率が高くなってしまう傾向にあるためです。
少しでも禁煙しやすくするためにも、やみくもに禁煙をはじめるのではなく、ご自身の生理周期に合わせて禁煙日を設定するようにしてみてください。
生理前や生理中は、ホルモンバランスの変化が離脱症状に影響し、症状が強く・長くなりやすいことがわかっています。
また、禁煙による離脱症状にくわえて、人によっては生理のツラい症状が重なってしまうため、生理中の再喫煙率は高い傾向にもあります。
そのため生理予定日は毎月確認して、離脱症状に備えましょう。
その上で、離脱症状が悪化した場合、喫煙の代わりにどのような行動をとるか決めておくと、吸いたい気持ちもコントロールしやすくなるはずです。
禁煙すると基礎代謝が落ち、さらに口寂しさやイライラによって食べすぎてしまうことがあります。
太ることを不安に感じ再びタバコに手を伸ばしてしまう女性もいますが、ここで禁煙を持続できるかどうかが重要です。
禁煙1年目は平均して2kgほど体重が増えるものの、その後は徐々に減少する傾向が見られるという研究データもあります。
体重増加が気になる方は、間食を昆布など低カロリーのものにしたり運動したりして体重をコントロールするようにしましょう。
その他、早食いは肥満の原因にもなるためよく噛んでゆっくり食べることも大切です。
ある程度体重が増えることは仕方ないため、身体のことを考えてまずは禁煙を優先してください。
その上で、食事内容や食べ方に気を付けながら、体重が増える要因を減らすようにしましょう。
女性は離脱症状の出方が強い分、1人よりも周りを巻き込んだ禁煙の方がうまくいきやすいです。
禁煙は孤独との戦いでもあり、寂しさからタバコにふたたび火をつけてしまう方もいます。
孤独感を少しでもやわらげるためにも、禁煙を応援・協力してくれるサポーターを周囲に増やしましょう。
サポーターを増やすのは、「つい1本」を防ぐ状況を作る目的もあり、後ろめたさからも禁煙を続けやすくなります。
家族や友人、恋人など、誰でも構わないので、ご自身の禁煙に良い意味で周囲を巻き込んでみてください。
自力での禁煙がなかなか上手くいかないようであれば、禁煙補助薬に頼ってみるのも1つです。
継続して使用することで、離脱症状をやわらげたり、お薬によってはタバコを嫌いにさせる作用もあり、禁煙のツラい時期を乗り越えるサポートをしてくれます。
禁煙補助薬は大きく分けると2種類あるので、ここからの解説を参考に、自分にあった禁煙補助薬を選んでみてください。
引用:チャンピックス | Champix ファイザープロ
チャンピックスは、ニコチンを含んでいない「非ニコチン製剤」にあたる禁煙補助薬です。
使用を試みた方の65.4%が禁煙に成功しており、日本で販売開始された2008年以降、禁煙治療において主力の薬となりました。
有効成分バレニクリンがニコチンの代わりとなって作用し、離脱症状の緩和、喫煙による満足感の抑制(不味いと感じたり、嫌いになる効果)といった効果を発揮します。
妊娠中や授乳中の方をはじめ、体質や健康状態によっては服用できないため、必ず医師の診察を受ける必要があります。
なお、チャンピックス先発薬は現在出荷停止中です。
フィットクリニックでは、チャンピックスジェネリック0.5mg・1mgを使った禁煙治療を行っております。
禁煙治療(自費診療) | 価格(税込) | 1日あたり |
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12週間禁煙プログラム | 49,200円 / 12週間 | 585円 |
定期配送プログラム | 17,685円 / 4週間 | 631円 |
お試しプログラム2w | 12,000円 / 2週間 | 678円 |
※1日あたりの価格は12週間分購入した場合の価格です。
※オンライン・来院診療どちらにも対応しています。
※お試しプログラム2wを継続する場合、残り(10週分)45,000円の一括払いとなります。
・12週間禁煙プログラム
チャンピックスでの治療では基本の期間である12週間をまるごとカバーできるプログラムです。
3つのプログラムの中で一番コストパフォーマンスに優れています。
・定期配送プログラム
4週間分が都度配送されるプログラムです。
3つのプログラムの中で唯一都度払いとなっています。
・お試しプログラム2w
2週間分がお試しできるプログラムです。
ただし残りの10週間分は45,000円となり、他のプログラムに比べて割高です。
処方薬 | その他費用 |
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チャンピックスジェネリック(0.5mg・1mg)
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0円 (診察料・送料なし) |
当院の禁煙治療は薬の処方のみとシンプルである一方で、医師の診察も受けられるため安全に治療を進めることが可能です。
来院診療に加えオンライン診療も行っているため、通院の時間が取れない方も受診しやすくなっております。
離脱症状を抑えて禁煙したい方は、当院の診察をご予約ください。
WEB・LINE予約ではカレンダーからご希望のお日にちをお選びいただけます。
引用:ニコチネルTTS|GSK-グラクソ・スミスクライン
少量のニコチンを摂取することで、禁煙時の離脱症状をやわらげるのがニコチン製剤です。
ニコチンパッチやニコチンガムは市販でも入手できます。
ニコチンパッチは医療用もあるため、ニコチン依存度が高い場合は病院で処方を受けるのが望ましいです。
治療のハードルが低いニコチン製剤ですが、有効成分が「ニコチン」のため、胎児や乳児に影響を及ぼすおそれがあることから妊娠中や授乳中の女性は使用できません。
ニコチン製剤を使用できるかは、医師または薬剤師に相談するようにしてください。
なお、当院ではニコチン製剤は取り扱っておりませんのでご了承ください。
女性は男性にくらべ、1日の喫煙本数が少ない傾向にあります。
なので、男性よりも禁煙に成功しやすいと思われがちですが、次のような理由から女性は禁煙が難しいと考えられています。
もちろん個人差はありますが、タバコ1本に対する依存度が高く、ストレスや環境、太りやすさなどが禁煙への足枷になりやすいです。
こうしたことから、一度喫煙習慣がつくとやめにくくなり、人によってはタバコ離れに苦労することも。
女性の禁煙はタバコを吸わないだけでなく、禁煙に伴う心と身体の変化をうまく乗り越えていくことが成功の鍵と言えます。
女性はホルモンバランスや生活環境、さらには体型の変化など、禁煙を難しくするシチュエーションが身近にいくつもあります。
さらに男性よりも離脱症状が強く・長く続きやすく、ニコチンに依存している方ほどタバコをやめにくくなります。
少しでも禁煙成功率を高めるためにも、女性特有の問題を理解し、禁煙補助薬もうまく使いながら禁煙に挑戦してみてください。