脂肪吸収阻害薬のダイエット効果を解説!向いている方は?

脂肪吸収阻害薬のダイエット効果を解説!向いている方は?

脂肪吸収阻害薬は、食事で摂取した脂質の吸収を抑えるお薬です。

脂質は摂り過ぎると太る原因となるため、適度に摂取するのが理想的ですが、美味しい物を食べながら痩せたいという方も多いでしょう。

脂肪吸収阻害薬を適切に使用すれば、カロリーの高い脂質の吸収を減らせるため健康的な減量が期待できます。

このページでは脂肪吸収阻害薬の効果や副作用、種類や使用上の注意点なども詳しく解説しています。

なお、フィットクリニックでは脂肪吸収阻害薬のゼニカルジェネリックを取り扱っているため、気になる方は詳細をご確認ください。

脂肪吸収阻害薬とは

脂肪吸収阻害薬とは

脂肪吸収阻害薬とは、食事に含まれる脂質を阻害して、身体から排泄するお薬です。

もともとは肥満治療薬として、肥満や糖尿病などの生活習慣病の治療薬として開発されました。
その中で、生活習慣病ではない方でも効果があったことから、ダイエット薬として使用されるようになりました。

FDA(アメリカ食品医薬品局)でも認可されており、欧米をはじめ世界100カ国以上で処方されている、安全性・有効性が高いお薬です。

<脂肪吸収阻害薬でのダイエットが向いている方>
  • 中華・洋食・揚げ物などの食事が中心の方
  • 外食や飲み会が多い方
  • 肥満気味で生活習慣病が不安な方
  • 計画的にダイエットしたい方

脂肪吸収阻害薬の種類

日本国内で処方されている脂肪吸収阻害薬は、現在ゼニカルというお薬のみです。

ゼニカルにはジェネリック医薬品もいくつか登場しているため、費用を抑えながら服用することも可能です。

■国内で処方されている脂肪吸収阻害薬
  • ゼニカル
  • ゼニカルジェネリック

ゼニカル、ゼニカルジェネリックについては下記ページで詳しく解説しています。

フィットクリニックのゼニカルジェネリック

フィットクリニックでは、ゼニカルジェネリックであるオルリファストを取り扱っています。

60mg オルリファスト 60mg 120mg オルリファスト 120mg
42錠 5,800円 7,800円
126錠
(10%割引)
15,660円(5,220円/42錠) 21,060円(7,020円/42錠)
252錠
15%割引
29,580円(4,930円/42錠) 39,780円(6,630円/42錠)
定期配送
(10%割引)
5,605円/42錠 7,405円/42錠

※オルリファストは基本1日1錠ですが、脂質を多く摂った日は2錠服用可能です
※42錠・定期配送の場合別途385円の送料がかかります

当院では来院診療のほか、予約~処方まで自宅で完結するオンライン診療も行っています。

処方をご希望の方は、以下のボタンから希望日時をご予約ください。

脂肪吸収阻害薬の効果と副作用

脂肪吸収阻害薬の効果と副作用

脂肪吸収阻害薬は脂肪分解酵素であるリパーゼの働きをブロックして、脂質の吸収を阻害します。

高カロリーである脂質を阻害することで、ウェイトコントロールがしやすくなるため、計画的なダイエットも可能です。

次は副作用を確認していきましょう。

副作用

脂肪吸収阻害薬の副作用は、脂質の排泄時にともなう症状が現れやすくなっています。

  • 油漏れ・オナラ
  • 排便回数の増加
  • 便意のコントロールが難しくなる
など

くしゃみやオナラのタイミングで力んでしまうと、その拍子に吸収されずに腸に溜まっていた脂質が肛門から漏れてしまうことがあります。

便のコントロールが利かなくなることもあるので、長時間の外出時には服用は避けるべきと言えるでしょう。

また、脂溶性ビタミンや体に必要な脂質まで不足してしまうと、肌トラブルやビタミン欠乏症などを引き起こすこともあります。

症状を防ぐために、脂肪吸収阻害薬とマルチビタミンの併用が一般的となっています。

ゼニカルのページでは、副作用の対策を紹介しているので、気になる方はご覧ください。

脂肪吸収阻害薬の服用方法

脂肪吸収阻害薬の服用方法についてご紹介します。
以下はゼニカルの服用方法です。

1日3回1カプセル(60〜120mg)を服用

※現在、国内の脂肪吸収阻害薬はゼニカルしか処方されていません。

食中または食後1時間以内に水またはぬるま湯で服用するようにしましょう。

「食事を取らない」または「脂質の少ない食事」の場合は服用の必要はありません。

脂肪吸収阻害薬の服用ができない人

健康状態や体質によっては、脂肪吸収阻害薬は服用できません。

  • 妊娠中の女性(可能性がある方も含む)
  • 吸収不良症候群の患者
  • 胆汁うっ滞の患者
  • 脂肪吸収阻害薬の成分に対してアレルギーの既往歴がある人

また、服用できないとはされていませんが、授乳中の女性も基本的には服用できません。

成分が母乳に移行する可能性を否定できないからです。
乳児に影響する可能性もあるため服用しないでください。

併用禁忌薬・併用注意薬

脂肪吸収阻害薬に併用禁忌薬はありません。
飲み合わせに注意が必要な併用注意薬がいくつかあります。

  • 抗凝固薬(ワーファリンなど)
  • アミオダロン
  • 抗てんかん薬
  • 抗レトロウィルス薬(HIV治療薬)

併用してしまうと持病の悪化を誘発することがあります。
常用しているお薬があれば医師相談ください。

脂肪吸収阻害薬のよくある質問

Q1
確実に痩せる?
A1
脂肪吸収阻害薬は確実に痩せる薬ではありません。
食生活にも左右され、脂肪吸収阻害薬を服用したからといって普段よりも脂質の多い食事を摂ったり、糖質を多く取ったりというような食生活の場合、効果はあまり期待できません。
脂肪吸収阻害薬の服用期間中に食生活や生活習慣を見直すことも痩せるためには重要になります。
Q2
飲み忘れた場合はどうしたらいい?
A2
食事後から1時間以内なら服用してください。
1時間を過ぎていた場合は服用しないでください。
Q3
サプリでも脂肪吸収阻害薬と同じような効果は得られる?
A3
サプリは「健康食品」のため、脂肪の吸収を阻害する効果は認められていません。
脂肪燃焼の促進などダイエットを側面からサポートするものになり、医薬品のような直接的な効果は見込めません。
Q4
どのくらいの期間続ければいいの?
A4
服用に期間の制限はありません。
自分が設定した期間や体重を目安にして、脂肪吸収阻害薬を服用しましょう。
Q5
脂肪吸収阻害薬は薬局で買える?
A5
現在、脂肪吸収阻害薬は薬局では購入することができません。
ただ、2024年春頃から「アライ」という脂肪吸収阻害薬が市販薬として販売予定となっています。
薬局やドラッグストアで薬剤師の指導を受けることで購入できるようになります。

脂質が多い方のダイエット「脂肪吸収阻害薬」

脂肪吸収阻害薬は、ダイエット中でも焼肉やラーメンを食べたいという方、日常的に揚げ物などが多い方のダイエットに最適なお薬です。

食事内容によって服用の可否も選べ、脂質が多い食事のような場合にだけ服用すれば効果が得られるので、食事制限も大きく気にする必要もなくなります。

さらに、脂質の吸収が阻害されるため、ウェイトコントロールもしやすくなります。

ダイエット中でも脂質を気にせずダイエットを行いたい方は、脂肪吸収阻害薬を使ったメディカルダイエットをぜひ試してみてください。

なお、当院では脂肪吸収阻害薬であるゼニカルジェネリックを取り扱っています。

処方をご希望の方は、以下のボタンから希望日時をご予約ください。