これまで多くの男性の下半身の悩みに応えてきたバイアグラ。
薬局で購入できたら便利だろうと、お考えの方も多いのではないでしょうか?
結論から言えば今現在、国内の薬局やドラッグストアでバイアグラは市販されておりません。
ただし、オンライン処方を利用すれば、薬局へ行かず自宅に居ながら手軽に入手することができます。
このページでは、バイアグラが市販薬として購入できない理由や、市販品との違いについて解説していきます。
バイアグラが薬局で買えない理由
バイアグラが薬局で買えない理由は、処方箋医薬品(医療用医薬品)に指定されているからです。
「医療用医薬品」とも呼ばれている。
処方箋医薬品に医師の判断が必要な理由は以下の2つです。
- 病状や体質などに応じて適切に薬を選択
- 副作用のリスク
バイアグラは高い有効性と安全性が認められていますが、副作用のリスクはゼロではありません。
例えば、体質や常用薬によっては重篤な副作用が起こる可能性があります。
安全にバイアグラを使用するためには、医師の診察が必要不可欠です。
そのため、薬局やドラッグストア、amazonや楽天といった通販などでは販売が認められていません。
薬局で市販されているバイアグラの代替商品は?
薬局で市販されているバイアグラの代替商品はありません。
ただし、第1類医薬品に分類される男性ホルモンが含有されるテストステロン補充薬でしたら購入できます。
第1類医薬品とは、薬局やドラッグストアで薬剤師から使用方法や飲み合わせ(相互作用)、副作用などの説明を必ず受けて購入できる医薬品です。
ここでテストステロン補充薬の一部を確認してみましょう。
- グローミン・プリズマホルモン軟膏
テストステロンを配合したクリームタイプの医薬品 - トノス
局所麻ひ剤とテストステロンを配合したクリームタイプの医薬品で早漏改善効果も期待できる - 金蛇精
メチルテストステロンや体力を補強するための動物性・植物性生薬、ビタミンなどを配合した強壮剤
これらは、精力・勃起力減退や男性更年期障害の改善効果が期待できます。
ただし、バイアグラのような即効性はないため、継続して使用することが必要です。
薬局やドラッグストアで購入できる医薬品について
薬局やドラッグストアで購入できる医薬品は、「OTC医薬品」と呼ばれ以下の4つに分類されます。
- 要指導医薬品
OTC医薬品として市場に登場したばかりの医薬品。慎重に販売することが必要なため、薬剤師が対面で書面での医薬品情報提供が義務付けられている。OTC医薬品の中で唯一ネット販売不可。 - 第1類医薬品
副作用等のリスクが高い医薬品。販売は薬剤師に限られ、販売店は書面による情報提供が義務付けられている。 - 第2類医薬品
安全性上の注意(副作用・飲み合わせなどで)が必要な医薬品。 - 第3類医薬品
副作用や飲み合わせ(相互作用)の観点から第1類/第2類に該当しない医薬品。
第1類医薬品は、前述で紹介したテストステロン補充薬の他、ガスター10やロキソニンなども該当します。
薬局やドラッグストアで販売されている精力剤や滋養強壮剤は第2類/第3類医薬品に分類されます。
続いて、精力剤や滋養強壮剤とバイアグラの違いを確認してみましょう。
市販されている精力剤・滋養強壮剤とバイアグラの違い
市販されている精力剤・滋養用強壮剤とバイアグラは、そもそもの効果・効能が異なります。
- バイアグラ:ED(勃起不全)改善
- 精力剤・滋養強壮剤:滋養強壮、肉体疲労・病中病後・発熱性消耗性疾患・食欲不振・栄養障害・妊娠授乳期などの場合の栄養補給、虚弱体質など
つまり、精力剤や滋養強壮剤はEDの改善効果が認められていません。
服用を継続すれば、性機能改善効果が期待できる可能性はゼロではありませんが、バイアグラのような即効性がないことを理解しておきましょう。
コンビニで買えるバイアグラの代替商品は?
コンビニで買えるバイアグラの代替商品はありません。
コンビニや小売店で販売されている商品は「指定医薬部外品」です。
効果効能は前述で説明した精力剤・滋養強壮剤と同様に・・・
- 滋養強壮、肉体疲労・病中病後・発熱性消耗性疾患・食欲不振・栄養障害・妊娠授乳期などの場合の栄養補給、虚弱体質など
ここで、エナジードリンクは?と思う方もいることでしょう。
エナジードリンクの中にはアルギニンやナイアシンといった血管拡張作用が認められている成分が含まれているものがあります。
ただし、EDへの有効性は認められておりませんし、バイアグラのような即効性はありません。
amazonや楽天で販売されているバイアグラのような商品は?
amazonや楽天でバイアグラに似たパッケージの商品を見かけたことはありませんか?
これらの商品は精力剤や滋養強壮剤のため、バイアグラのような効果は得られませんので注意しましょう。
なお、前述で紹介した第1類医薬品に分類されるテストステロン補充薬は、通販での購入が可能です。
ただし、購入時は予め用意されている質問に回答しなくてはいけません。
また、必要に応じて薬剤師から連絡が来る場合があることを覚えておきましょう。
ここまでバイアグラの代替商品などについて解説してきました。
国内でバイアグラを購入する場合、医師の診察を受けないと購入できません。
続いて、バイアグラの購入方法について確認していきましょう。
バイアグラの購入方法
バイアグラの購入方法は以下の通りです。
院内処方 | 医療機関に通院し、医師と対面し診察を受ける。 その場で処方された薬を受け取る。 |
オンライン診療 | スマホがあればどこに居ても、医師の診察が受けられる。 自宅まで薬を配送できるため、通院の必要がない(即日発送)。 |
個人輸入(海外通販) | 個人輸入代行業者が運営する海外医薬品サイトから購入する。 配送から到着まで10日から2週間ほどかかる。 |
院内処方
バイアグラはED(勃起不全)を専門に取り扱っている医療機関に来院し受診すれば、診療後に処方してもらうことができます。
医師による処方のため、品質の保障された医薬品が処方されるので、安心して治療が行えます。
- バイアグラの即日処方が可能
- 医師に相談しやすい
当院でも自由診療によるバイアグラやバイアグラジェネリックの処方を行っています。
来院時のED治療の流れを知りたい方は、以下より確認してみてください。
オンライン診療
オンライン処方とは、オンライン上で医師の診察を受けることのできる診療形式です。
基本的に薬は郵送で処方されます。
自宅や外出先からでも診察を受けられるため利便性が高い診療形式といえるでしょう。
- スマホやPC、電話があれば10分程度の時間で診察を受けられる
- 全国のどこからでも受診可能
- 処方薬を中身のわからない梱包で自宅まで配送
当院でもEDのオンライン診療を行っていますので気になる方は以下より詳細を確認してみてください。
個人輸入(海外通販)での購入
バイアグラが購入できるもう1つの方法として、個人輸入(海外通販)があります。
安価で医師を通さずに処方箋医薬品を購入できるメリットがある反面、多くのデメリットがあります。
海外通販のメリット・デメリット
メリット
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デメリット
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海外通販の医薬品は偽造医薬品や粗悪品が混入する場合があります。
成分量の違いや不純物の混入などのため、期待した効果が得られないばかりか、想定外の副作用による健康被害にあう可能性があるため危険です。
危険性の高さから厚生労働省も注意喚起しているほどですので、くれぐれも海外通販でバイアグラを購入しないようにしましょう。
まとめ:バイアグラは薬局で市販されていない
最後に、ここまでの内容をもう一度ポイントごとにまとめました。
- バイアグラは処方薬のため市販されていない
- バイアグラを安全に使用するためにも医療機関で処方してもらうことが重要
- 精力剤・サプリメントは薬局や通販サイトなどで購入できるがバイアグラの代替品にはならない
- 海外通販でのバイアグラ購入は危険
薬局や通販サイトなどで、精力剤やサプリメントは購入できますが、バイアグラの代替えとなる薬を購入することはできません。
バイアグラを購入する場合は、安全に使用するためにも必ず専門クリニックでの処方を受けましょう。
フィットクリニックでも、バイアグラを始めとしたED治療薬の処方を行っております。
オンライン処方にも対応していますので是非ご相談ください。
バイアグラの市販についてよくある質問
バイアグラの市販についてのよくある質問は以下の通りです。
Q1.薬局でバイアグラを購入できる?
A1.原則として薬局では処方箋薬の市販は行っていません。バイアグラは処方箋薬に該当するため、市販されていません。医療機関で処方を受けてください。
Q2.精力剤とED治療薬の違いとは?
ED治療薬 服用することで勃起をサポートしEDを改善する
今すぐEDの改善が必要な場合は、精力剤ではなくED治療薬をご使用ください。
Q3.薬局や通販サイトで買える薬でEDを改善できる?
A3.薬局や通販で購入できるのは、精力剤やサプリメントなどです。
長期的に使用することで、体質改善や健康状態の促進によりEDが改善する場合があります。
ただし改善するまで時間がかかるため、ED治療薬との併用がおすすめです。
Q4.EDに効果的なサプリメントはある?
A4.性機能を高め勃起に繋がるサポートをするサプリメントはあります。
バイアグラのような即効性はありませんが、継続的な服用やバイアグラとの併用により、より性行為の満足度を高めることができます。