禁煙

すぐ禁煙するには何が必要?期限別の対処法も解説!

こちらの記事はフィットクリニック服部圭太院長が監修しています。
すぐ禁煙するには何が必要?期限別の対処法も解説! 禁煙

「急に海外出張を命じられた!飛行機だから、しばらくタバコ吸えないな…」
「パートナーが妊娠したから、すぐにタバコ辞めなきゃ!」

このような方に向けて、すぐ禁煙するために押さえておきたいポイントや、期限別で実践する禁煙方法をこのページで解説します。

なお、フィットクリニックでは禁煙の成功率を高める禁煙治療薬の処方を行っています。

自力での禁煙が難しいと感じている方は、当院までお気軽にお問い合わせください。

すぐ禁煙するための下準備「離脱症状の対処法を決める」

禁煙すると必ず付きまとう「離脱症状」への対処を決めておくことは、すぐ禁煙する上での必須事項です。

禁煙する前から対処法を決めておくことで、実際に離脱症状が現れたときに冷静に対処することができます。

離脱症状による喫煙欲求の対処法
  • 冷水や氷を口に含む
  • 熱いお茶を飲む
  • 体操やストレッチをする
  • ガムを噛む
  • 好きな動画を見る
など

喫煙欲求のほかにも、イライラや口さみしさ、頭痛などの症状が起こる場合もあります。

こうした症状は、身体がニコチン切れを知らせるサインとなっており、ニコチンが身体から完全に抜け切るまでの2〜3日がピークとなります。

「禁煙するぞ!」という高いモチベーションだけで離脱症状を乗り越えられるのは、ほんの一握りの方のみです。

離脱症状に打ち勝って禁煙を成功させるためにも、自分に合った気を紛らわす方法を考えておくことが大切です。

期限別・すぐ禁煙するために必要なこと

ここからはすぐに禁煙するための具体的な方法について、期限別に分けて解説します。

今すぐ禁煙する必要があるのか、1ヵ月以上の余裕があるのか、ご自身に当てはまる内容を選択してご覧ください。

禁煙の期限:今すぐ

「今から禁煙する!」と決めた方は、自らをタバコが吸えない状況に追い込む方法がおすすめです。

半ば強制的な方法にはなりますが、「いつでも吸える」という環境をなくすことで禁煙と真っ向から向き合いやすくなります。

タバコを捨てる

タバコの処分は、もっとも即効性のある禁煙方法です。

喫煙具が視界に入れば「あと1本だけ」とつい気を緩め、無意識に火を付けてしまうこともあります。

ふたたび手に取らないためにもタバコは水につけて湿らせ、ライターや灰皿、加熱式タバコ本体などといっしょに処分してしまいましょう。

ただしタバコが吸えない状況こそ、吸いたい気持ちが強く出てしまいます。

よりタバコがやめにくくなるので、処分後にどうしても吸いたくなった時は、事前に決めた離脱症状の対処法を実践して乗り切りましょう。

吸えない環境に身を置く

タバコが吸えないエリアは増えており喫煙者は肩身が狭いものの、見方を変えれば禁煙しやすい環境が整ったとも言えます。

吸えない環境を見つけやすく、吸いたい気持ちをコントロールしたい時に環境が味方してくれるためです。

吸えない環境の例
  • 公共施設
  • 交通機関
  • カフェ(全席禁煙)
  • ホテル(禁煙ルーム)
など

上記のような場所には喫煙所が設置されていないことも多く、喫煙者との接触機会も減らせるタバコをやめるための好条件が整っています。

「タバコを吸いたい」を「吸えない」に変えられるので、すぐに禁煙したいのであれば周辺環境も上手く利用してみてください。

ただし、吸えない環境から家に帰ると、喫煙欲求がふつふつと湧き上がってくることもあります。

離脱症状に備えて対処法を実践し、吸いたい気持ちをコントロールするようにしてください。

ニコチンガムを使う

ニコチンガムは少量のニコチンを含んでいるため、ニコチン不足による離脱症状に即効性があります。

ガムを通してニコチンを補充することで離脱症状を和らげられ、吸いたくなった時に噛むだけなのでカバンなどに忍ばせておくと安心です。

ちなみにニコチンガムは「第2類医薬品」となるため、薬局やドラッグストア、国内通販サイトなどでも購入できます。

離脱症状に不安がある方は、禁煙予定日に合わせて購入しておくのがおすすめです。

禁煙の期限:1ヵ月~半年以内

「すぐ禁煙したいけど、1か月ほどの余裕がある」という方は、計画性を持って禁煙スケジュールを組んで禁煙にのぞむようにしましょう。

禁煙時のつらさはある程度想定できるため、準備をして段取り良く進めることで心身の負担を抑えて禁煙することができます。

禁煙補助薬を服用する

タバコ離れをよりスムーズにするのが禁煙補助薬です。

禁煙の手段としてはもっとも推奨される方法となり、チャンピックス(バレニクリン)という薬を用いることで禁煙成功率を高めることができます。

チャンピックス(バレニクリン)は離脱症状を抑えることにくわえ、タバコを吸っても「まずい」と感じさせることで喫煙欲求も低下させます。

チャンピックス効果

こうした効果により、タバコがない生活にストレスを感じることなく禁煙が進められます。

ちなみに当院でアンケートを実施したところ、治療により禁煙に成功した人のうちの60%が半年以内に禁煙できたという結果が出ています。

もちろん個人差はありますが、3人に2人が成功しているので、禁煙治療を受けてみる価値は大いにあると言えるでしょう。

身近な人に禁煙を宣言する

禁煙は心身に現れる離脱症状だけでなく、孤独感との戦いでもあります。

1人でつらい禁煙に立ち向かうため、家族や恋人、同僚など身近な方に禁煙宣言し、周囲にサポーターを増やしておくとモチベーションを維持しやすくなります。

また後戻りできない環境を作るという意味でも禁煙宣言は有効となり、周囲の目があることでつらい時にも「吸わない」を選べるようにもなるはずです。

すぐに禁煙したい場合はフィットクリニックにご相談下さい

フィットクリニックなら、薬が手元に届いたその日からすぐ禁煙治療をスタートさせられます。

チャンピックスジェネリックを使った3種類の禁煙プログラムから選べ、お試しプログラムのご用意もあるので、初めての方でも安心して治療を受けていただけます。

禁煙治療(自費診療) 価格(税込) 1日あたり
12週間禁煙プログラム 49,200円 / 12週間 585円
定期配送プログラム 17,685円 / 4週間 631円
お試しプログラム2w 12,000円 / 2週間 678円

※1日あたりの価格は12週間分購入した場合の価格です。
※オンライン・来院診療どちらにも対応しています。
※お試しプログラム2wを継続する場合、残り(10週分)45,000円の一括払いとなります。

  • 12週間禁煙プログラム
    チャンピックスでの治療では基本の期間である12週間をまるごとカバーできるプログラムです。
    3つのプログラムの中で一番コストパフォーマンスに優れています。
  • 定期配送プログラム
    4週間分が都度配送されるプログラムです。
    3つのプログラムの中で唯一都度払いとなっています。
  • お試しプログラム2w
    2週間分がお試しできるプログラムです。
    ただし残りの10週間分は45,000円となり、他のプログラムに比べて割高です。
処方薬 その他費用
チャンピックスジェネリック(0.5mg・1mg)
  • 1~3日目:0.5mgの錠剤を1回/日
  • 4~7日目:0.5mgの錠剤を2回/日
  • 8日目以降:1mgの錠剤を2回/日
    (7日目まで喫煙OK)
0円
(診察料・送料なし)

オンライン診療で通院不要

当院ではオンライン診療を実施しているため、通院せずに自宅にいながら禁煙治療を行うことができます。

予約〜処方までをすべてオンライン上で完結できるため、薬の処方のためだけに直接クリニックに通う必要がありません。

フィットクリニックのオンライン禁煙治療
  • 通院不要
  • 診察は薬の処方時のみ
  • 診察料・送料無料(費用はお薬代のみ)

ご自身の好きなタイミングで禁煙治療を受けられ、通院負担のない続けやすさもオンライン診療の魅力です。

なお、オンライン診療は15時までのお支払いの確認が取れれば、即日発送が可能です。

すぐに治療薬が欲しいという方は、お昼過ぎまでの診察時間でご予約いただくことをおすすめします。

すぐに・効果的に禁煙するなら禁煙補助薬を使おう

禁煙は始めの2〜3日がもっともつらく、ここを乗り越えられるかが禁煙成功のターニングポイントです。

これまで紹介した方法の中からご自身にあったものを選び、タバコをやめるための準備をできる限り行ってから禁煙にのぞみましょう。

なお、すぐに・効果的に禁煙することを希望するのであれば、喫煙欲求や離脱症状を和らげる禁煙補助薬を使うとスムーズです。

フィットクリニックでも禁煙補助薬を扱っているので、1ヵ月ほどの余裕がある方はこちらからご予約ください。

よくある質問

すぐ禁煙することは可能なのでしょうか?
人によっては可能です。
ただ、離脱症状への備えがないまま禁煙に挑戦してしまうと、失敗する可能性が高くなります。
そのため、つらい離脱症状の時期をどう乗り越えるかがポイントになります。
また入院や妊娠など、「禁煙せざるを得ない状況」に身を置かれたことで禁煙に成功した人もいらっしゃいます。
すぐ禁煙するために必要なことはなんですか?
すぐに禁煙するためには、禁煙して間もなく現れる離脱症状への対策を決めておく必要があります。
禁煙2〜3日目に症状はピークに達するので、喫煙の誘惑に負けないためにも、喫煙具を処分するなど吸えない環境づくりを徹底してみてください。
一気に禁煙するのと、徐々に喫煙本数を減らし禁煙するのではどちらが成功しやすいですか?
一般的には、一気に禁煙してしまう方が成功率は高まります。
これは徐々に喫煙本数を減らすと離脱症状が長時間続くのに対し、一気に禁煙すれば離脱症状のつらさは最初の2~3日だけで済むためです。
つらさを軽減しつつスムーズに禁煙したいのであれば禁煙補助薬の活用も検討してみてください。