適度な運動はEDの予防・改善に有効ではあるものの、バイアグラ服用前後では運動は控えるようにしてください。
このページでは、服用前後の運動を避ける理由について解説するとともに、効果的かつ安全にバイアグラを服用するための注意点についてもお伝えしています。
また、最後には積極的に行っていきたい運動もご紹介しているので、これからのED治療にお役立てください。
バイアグラの詳しい効果や副作用については以下ページをご確認ください。
【医師監修】バイアグラの効果や飲み方・副作用など基本情報を解説!
バイアグラ服用前後の運動は基本的にNG!

バイアグラは血管拡張作用を持つ薬なため、血管が広がり全身の血流が良くなります。
また運動によっても血流が良くなるため服用の前後で運動を挟んでしまうとバイアグラが必要以上に効きすぎてしまい、次のようなリスクにつながることがあります。
-
副作用のリスク
⇒ 立ちくらみやめまい、頭痛といった症状が出やすくなる -
ケガのリスク
⇒ 転倒などによるケガや事故につながる
こうした予期せぬ事態を招く可能性があることから、バイアグラは落ち着いた状態での服用が望ましいです。
なお、性行為も運動ではあるものの、運動強度(METs)は散歩と変わらないくらいです。
- 性行為:2.8METs
- 散歩:3.5METs
通常の日常生活が送れていれば、バイアグラを用いて性行為を行うことに問題はありません。
しかし、心臓や血管などの状態が悪い方は、性行為そのものが心臓へのリスクとなることがあります。
健康状態によっては、バイアグラの服用ができるのかも含めて医師に相談するようにしてください。
服用前後何時間なら運動できる?
バイアグラ服用前後の運動のタイミングについては、次を参考にしてみてください。
-
運動後の服用
⇒ 呼吸や脈が落ち着いたタイミング -
服用後の運動
⇒ 効き目の持続時間である5時間以上が過ぎたタイミング
バイアグラを服用するからといって運動してはいけないわけではなく、タイミングを見計らえば問題ありません。
ただし、有効成分シルデナフィルの効き目自体は5時間前後で切れますが、体内から成分消失するまでには14時間ほどかかります。
わずかでも効き目が残っている可能性があり、その日の体調にも左右されます。
ご自身のコンディションも見極めながら、運動メニューを調整してみてください。
その他バイアグラの服用前後の注意点

バイアグラ服用前後で注意したいことは、運動以外にもいくつかあります。
飲み方を誤ってしまうと効果が得られないことや、副作用のリスクを自ら高めてしまうこともあります。
次で詳しく解説するので、注意点を意識した服用を心がけてみてください。
バイアグラ服用前の注意
バイアグラの効果をしっかりと出すためにも、服用前は次のような点に注意してください。
バイアグラ服用前の注意
注意事項 | 理由 |
---|---|
性行為1時間前に服用する | ⇒ 服用から約1時間で効き目がピークに達するため |
空腹で服用する | ⇒ 食事が成分の吸収を妨げるため |
お酒は適量にする | ⇒ アルコールは勃起機能を鈍らせるためコップ1~2杯程度にとどめる |
グレープフルーツ(果汁・果肉)は摂らない | ⇒ 必要以上に薬の効き目が強くなったり、副作用が出やすくなることがあるため |
牛乳は飲まない | ⇒ 脂肪分が腸壁に油膜を貼ってしまい、効き目が落ちることがあるため |
バイアグラの効果を最大限活かすためにも、服用タイミングはピークに合わせることが大切です。
また食事や飲み物については、効果を不安定にさせたり、副作用が出やすくなることもあるので、服用当日の飲食には十分注意してください。
バイアグラ服用後の注意
バイアグラ服用後の注意点としては、次のようなことが挙げられます。
バイアグラ服用後の注意
注意事項 | 理由 |
---|---|
次の服用は24時間以上空ける | ⇒ 副作用が出るのを防ぐため |
過度な飲酒は控える | ⇒ アルコールによる血管拡張作用の掛け合わせを防ぐため |
バイアグラは、短い間隔で服用しても効果は高まりません。
逆に副作用が出やすくなることもあるため、服用間隔は24時間以上を守るようにしてください。
また、服用から1時間以上が経過すれば、成分が身体に十分に吸収されているので基本的には何を食べても問題はありません。
ただし、血流が良くなり、普段よりもアルコールの影響を受けやすい状態になるため、お酒が弱い方はバイアグラ服用後の飲酒を控えた方が無難です。
EDの予防や改善には運動が有効

運動不足は、EDの原因の一つとされ、血管の老化や動脈硬化が進行すると、適切な勃起が難しくなるといったEDの症状が現れやすくなります。
特に陰茎の血管は他に比べて細く、血流悪化の影響を真っ先に受けやすいです。
- 陰茎の血管:直径1〜2mm
- 脳の血管:直径5〜7mm
- 心臓の冠動脈:直径3〜4mm
また運動不足による肥満は、EDのハイリスク群とされる生活習慣病(糖尿病など)を招く原因にもなりがちです。
そのためEDの予防・改善にはバイアグラを服用するだけでなく、血管年齢をキープしたり、太り過ぎを防ぐための適度な運動が大切です。
ただし、バイアグラ服用前後の運動は成分が必要以上に効きすぎてしまうため控えましょう。
おすすめの運動:ジョギング
ジョギングを取り入れる際には、次を目安に行っていきましょう。
- 時間:30~40分 / 日
- 頻度:週3回以上
- ペース:軽く息がはずみ汗ばむ程度
ウォーキングとランニングの中間的な運動となるので、無理にスピードを出さないことがポイントです。
また、正しいジョギングフォームを身につけておくと、筋肉や骨、関節などのケガ防止にもつながります。
- ①姿勢を真っ直ぐにする
- ②重心を高くする(目線を高くする)
- ③走り出す時はやや前傾姿勢をとる
- ④かかとから着地し足裏全体を使って前進する
はじめから高い目標を置いてしまうと挫折の原因にもなるので、できる範囲で無理なく続けていくことが大切です。
おすすめの運動:ウォーキング
運動不足が長く続いているようであれば、いきなり走るのではなく、ウォーキングからスタートしてみてください。
- 時間:30~40分 / 日
- 頻度:週3回以上
- ペース:普段よりも少し早歩き
怪我のリスクも低く、日常生活で少し意識するだけで、ウォーキングのための時間を割く必要もないのもメリットです。
正しいウォーキングのコツとしては、「姿勢」「呼吸」「歩幅」の3つがポイントになります。
-
姿勢
⇒ 猫背や反り腰にならず、頭が引っ張られているイメージすると綺麗に歩ける -
呼吸
⇒ 口呼吸ではなく、鼻から息を吸い込み口から吐き出す腹式呼吸を意識する -
歩幅
⇒ 股関節を意識して、普段よりも大股気味で歩く
1日8000歩に到達できるようになるのが理想的なので、通勤時や帰宅中に歩くことを習慣づけたり、普段から階段を使うなどを意識してみてください。
おすすめの運動:筋トレ
自宅でできる運動であれば、筋トレがおすすめです。
性機能にも関わるテストステロン(男性ホルモン)の分泌が促され、勃起力の向上にもつながりやすくなります。
特にスクワットは男性機能と深い関わりがある骨盤底筋(PC筋)が鍛えられ、勃起力の改善が期待できます。
- ①足を腰幅くらいに広げ、つま先を少しだけ外側に向ける
- ②手を胸の前で軽く組む
- ③太ももが床と平行になるまでお尻を下げる(息を吸う)
- ④ゆっくりと元の位置まで戻す(息を吐く)
1セット10回として、3セットが目安になります。
また毎日行う必要はなく、筋肉を休ませるためにも週2~3回にして休息日を必ず設けるようにしてください。
フィットクリニックのバイアグラの価格
EDの改善・予防には運動が有効ではあるものの、やはり早期に改善したいならED治療薬が効果的です。
フィットクリニックではバイアグラとバイアグラジェネリックの処方を行っています。
なお、ジェネリックは先発薬のバイアグラと同じ有効成分を含んでいるため、同等の治療効果が得られます。
当院のバイアグラの価格
商品名 | 用量 | 価格(税込) |
---|---|---|
バイアグラ![]() |
25mg | 1,300円/1錠 |
50mg | 1,600円/1錠 | |
バイアグラ ジェネリック ![]() |
25mg | 270円/1錠 ※お問い合わせください |
50/55mg | 700円/1錠 |
当院では直接来院だけでなく、EDのオンライン診療にも対応しており、お電話を利用した処方が可能で、初診から受診できます。
日本全国どこにいても受診が可能ですので、お気軽にご相談ください。
以下の【電話・WEB・LINE】にてご予約いただけます。
運動前後のバイアグラ服用についての注意まとめ

運動前後のバイアグラ服用について、最後におさらいしておきましょう。
- 運動前後すぐのバイアグラ服用は控える
- 運動前後でもコンディションや時間を見計らえば服用が可能
- 服用当日の飲食には注意する
- 次の服用は24時間以上空ける
- EDの予防・改善には有酸素運動や筋トレが有効
バイアグラを安全に使用するためにも、服用する日は一定の行動制限があります。
いざという時に効果が得られなかったり、副作用によって性行為どころではなくなってしまわないためにも、ルールを守った正しい服用を心がけるようにしてください。
よくある質問
血管が拡張することでバイアグラが効きすぎて体調を崩すおそれや、立ちくらみやめまいなどの副作用が運動中のケガにつながることもあるためです。
陰茎の血管は動脈硬化の影響を受けやすいため、適度な運動が血管の老化を防ぐことにつながります。
- できる限り空腹時に服用する
- 食事をする場合には食後2時間以上あける
- 効果の妨げになる飲料は避ける(例:グレープフルーツジュース、牛乳)
また食事内容については脂っこいものを控え、「腹6~7分目」を目安に「軽い食事(和食)」を摂るようにしてください。
オンライン診療を利用すれば郵送での処方も可能です。ご都合に合わせてご予約ください。