AGA・薄毛

薄毛を自分で治すのは可能?まずはチェックリストで確認しよう

AGA・薄毛

薄毛が自分で治せるかどうかは、原因によって異なります。

見た目は同じ薄毛・抜け毛でも、ホルモンや遺伝の影響であれば、自力で治すことは難しくなります。

誤った対処で薄毛を悪化させないためにも、何が原因で薄毛が起きているかを把握してから対策していきましょう。

なお、AGAやFAGAの場合、自己流で対策するよりもクリニックにて治療をした方が効果を実感しやすく、時間もお金も節約する事ができます
フィットクリニックではAGA治療やFAGA治療を行っているので、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

自分で治せる薄毛かチェックリストで確認!

病気や脱毛症が原因ではなく、ライフスタイルに原因があれば、自分で薄毛を治すことが可能です。

まずは、自分で治すのが難しいAGAやFAGAではないかチェックリストで確認してみましょう。

男性(AGA)のチェックリスト
両親や祖父母に薄毛の人がいる
おでこの生え際が後退してきた
頭頂部が薄くなってきた
細くて短い髪が増えた
抜け毛が増えた
女性(FAGA)のチェックリスト
髪が細くなってきた
全体的にボリュームが減った
分け目が目立ってきた
抜け毛が増えた

1つでも当てはまったらAGA・FAGAの可能性が高く、薬での治療が必要になる場合が多いです。

誤った対処をしてしまうと薄毛を進行させてしまう原因にもなりかねません。

医師に相談することも踏まえて、これからご紹介する対処方法を実践してみてください。

薄毛を自分で治す方法

薄毛を自分で治す方法として、食事、睡眠、運動、ストレスなど、身の回りの環境の見直しがポイントになります。

改善できれば、少しずつ健康な髪が生えやすい体質へと変化し、髪も本来の調子が戻ってくるはずです。

そのためには、最低でも3ヶ月以上を目安に継続する必要があります。

またAGAやFAGAといった脱毛症の治療にもプラスに働くので、この機会に見直してみてください。

※生活習慣の改善などで体質が変わったとしても、有効成分の含まれる医薬品とは作用が違うため確実な効果は断言できません

生活習慣を整える

生活習慣にもさまざまありますが、髪に悪影響なのが次の2つの習慣です。

髪の成長に悪影響な生活習慣 運動不足
⇨ 血管が硬くなり、頭皮への血流が滞る

睡眠不足
⇨ 成長ホルモンの分泌が妨げられたり、自律神経の乱れから血管の収縮が起こったりする

では、運動や睡眠の時間はどれくらいとればいいのか解説します。

週に合計60分以上運動する

週に60分以上の運動は、血行促進によって代謝UPが図れます。

代謝が上がれば髪も伸びやすくなるので重要です。

運動する際には、次のポイントを押さえながら行ってみてください。

髪を育てる運動のポイント
  • 息が弾み、汗をかく程度の運動をする
  • 筋トレや有酸素運動をする

激しい運動をする必要は一切なく、運動量も1週間でトータル60分以上になっていれば問題ありません。

1日10分でもいいので、続けられる範囲で行うようにしましょう。

また、必要以上に激しい運動をすると、逆にストレスやケガにもつながりやすくなるので注意してください。

6~8時間の睡眠をとる

髪を健康に成長させるには、平均6〜8時間のまとまった睡眠を取れるのが理想的です。

十分な睡眠には、次のようなメリットがあります。

十分な睡眠をとるメリット
  • 髪を育てる成長ホルモンの分泌が盛んになる
  • 髪に栄養が届きやすくなる
  • 頭皮ダメージを補修する

髪にとって寝ることもケアの1つとなり、質が高まれば成長ホルモンの分泌はさらに活発になります。

健康な髪の成長に睡眠は欠かせないので、十分な睡眠時間を確保できるよう心がけてみてください。

栄養バランスの良い食事をする

髪が成長のエネルギーとしているのが、栄養です。

その中でも重要なのが、髪の3大栄養素であるタンパク質・ビタミンB群・ミネラル(特に亜鉛)です。

これらに加えて他の栄養もまんべんなく摂れると、髪はすくすくと成長していきます。

「毎日の食事内容を考えるのが大変」という方は、色を意識してみましょう。

彩りを増やすと自然と栄養バランスも整うので、自炊の時はもちろん、コンビニで食べ物を選ぶ時にも活かしてみてください。

サプリで栄養補給する

健康に気を遣っている方でも、毎日の食事で完璧な栄養バランスをキープするのは容易ではありません。

髪の3大栄養素の中でも不足しやすい亜鉛は、サプリで補うという手があります。

食事の代わりにはなりませんが、亜鉛不足によって髪が弱っている場合には不足分を補給するためにもサプリが最適です。

ピンポイントで栄養をコントロールできるので、セルフケアするなら常備しておくのがおすすめです。

フィットクリニックでも、オリジナルの育毛サプリや亜鉛サプリを取り扱っています。

そのほか頭皮に栄養を直接塗布できる育毛トニックなどもありますので、気になる方はこちらからご覧ください。

禁煙する

もしタバコを吸っているのであれば、毎日のセルフケアが無駄になってしまう可能性があります。

タバコによる影響

栄養の破壊
⇨ ビタミンCが破壊される

血管の収縮
⇨ 体の末端である頭皮の血流が悪くなる

タバコ1~4本で成人が1日に必要な分のビタミンCを壊してしまうとも言われています。

ビタミンCは亜鉛の吸収を高める栄養なので、不足すると抜け毛や切れ毛、枝毛など、ダメージヘアを増やすことにもつながりかねません。

改善には禁煙が1番ですが、なかなかやめられない方は吸いたい気持ちを抑える薬なども活用してみてください。

ヘアケアを見直す

ヘアケアは、シャンプーとその前後のケアがポイントです。

〇シャンプー前のケア ブラッシング
⇨ 汚れを浮かせて落としやすくする

〇シャンプー後のケア タオルドライ&ドライヤー
⇨ 自然乾燥は雑菌が繁殖したり傷んだりしやすくなるので、8割を目安に根元から毛先にかけて乾かす

ドライ後のブラッシング
⇨ 皮脂が毛先まで広がることで髪が潤う

たった1日でも髪や頭皮には多くの汚れが付着するため、1日1回のシャンプーを怠ると毛穴詰まりや、炎症による毛根へのダメージにも繋がりやすくなります。

1日の終わりにはシャンプーし、清潔な状態をキープしましょう。

特別なヘアケアを施す必要はないので、毎日のケアを正しく行ってみてください。

頭皮や髪への負担が少ない髪型に変える

薄毛の原因は、髪型が関係している場合もあります。

薄毛の原因になりやすい髪型
  • ポニーテール
  • オールバック
  • お団子ヘア
  • 同じ分け目
など

物理的に髪が引っ張られる状態が続いてしまうような髪型は、髪や頭皮への負担になっています。

傷みの原因になるだけでなく、本来抜けるはずのない髪が抜けてしまうこともあるので、髪型はこまめに変えるようにしましょう。

ストレス解消する

ストレスが重なると、自律神経のスイッチがうまく切り替えられなくなります。

それによって緊張・興奮状態が続くことで血管は収縮し、細い血管が張り巡らされている頭皮の血流は滞ってしまいます。

頭皮への血流がうまくいかないと、抜け毛に繋がります。

ストレスの原因から離れるのが1番ですが、難しい場合は自分に合った発散方法を探すなど、うまく対処するのが重要です。

ストレスをゼロにするのはなかなか難しいので、溜め込まないことを意識してみてください。

AGA・FAGAは自分で治すのが難しい

自分で治すことが難しいのが、ホルモンや遺伝が原因となるAGA・FAGAです。

対処が遅れると脱毛面積が広がってしまうので他の薄毛との見極めが大切です。

AGAとFAGAがどのような脱毛症か、詳しく解説します。

AGAとは

AGA(男性型脱毛症)とは、悪玉男性ホルモン(DHT)によってヘアサイクルが乱れることで起こる脱毛症です。

男性型脱毛症(AGA)のヘアサイクル

成人男性の3人に1人がAGAというデータがあることから、薄毛の時にまず疑われるのがAGAとなっています。

AGAにはいくつか特徴があります。

AGAの特徴
  • 頭頂部・生え際に脱毛を起こす
  • 脱毛スピードはゆるやか
  • 軟毛化した髪(産毛のような髪)が増える
  • 自然治癒しない

またAGAの原因には、AGAになりやすい体質の遺伝が大きく関わることがわかっています。

FAGAとは

FAGA(女性男性型脱毛症)とは、女性の薄毛の総称です。

女性男性型脱毛症(FAGA)

男性と同じホルモンが原因の脱毛症として考えられてきましたが、加齢や出産、生活習慣など、さまざまな原因が複雑に絡んで発症することがわかってきています。

FAGAの特徴には、次のようなことがあげられます。

FAGAの特徴
  • 頭部全体が薄くなる
  • 更年期(40〜50代)に起こることが多い
  • 分け目や生え際、頭頂部から脱毛が広がる
  • 一定の毛量は保たれる(ツルツルにはならない)

女性は女性ホルモンによって髪の健康が守られているため、男性とは発症時期や脱毛パターンが異なるのも特徴です。

AGA・FAGAは治療薬が有効

気になる薄毛がAGA・FAGAであれば、いくら生活習慣などを見直しても、生えてくる髪は脱毛症の影響を受けた弱った髪です。

そのままだと薄毛が進行してしまうので、それぞれ症状に合わせた治療薬が必要になります。

効果的な薄毛治療薬 男性
⇨ フィナステリド(またはデュタステリド)+ミノキシジル
女性
⇨ ミノキシジル

男女ともに発毛薬であるミノキシジルを軸に、抜け毛予防薬やサプリメントを使って毛髪を守るのがスタンダードな治療方法とされています。

どんな治療薬なのか、もう少し詳しく解説します。

抜け毛を抑えるフィナステリド

フィナステリド(プロペシア)は、抜け毛の原因の1つである悪玉男性ホルモンが頭皮に増えるのを抑えるAGA治療薬です。

抜け毛の原因を抑え、ヘアサイクルを正常にすることで薄毛を防ぐ効果が期待できます。

製品 1ヵ月分 2ヵ月目以降
フィナステリド1/1.3mg
(海外製)
1,500円
(初回限定)
3,000円
プロペシア
(ORGANON製)
9,000円

※すべて税込表記です

なお、発毛薬やサプリと組み合わせて服用することで、効率的に薄毛治療ができます。

製品 1ヵ月分 2ヵ月目以降
フィナステリド1/1.3mg

ミノキシジルタブレット5mg
8,500円
(初回限定)
10,000円
Reborn Neo A
フィナステリド1/1.3mg
ミノキシジル5mg
オリジナル発毛サプリ(HGPα)
10,500円
(初回限定)
11,200円

※すべて税込表記です

より強く抜け毛を抑えるデュタステリド

デュタステリド(ザガーロ)は、フィナステリドと同じく抜け毛予防薬です。

大きな違いは、より強く・より広く薄毛の原因ホルモンを抑える点です。

製品 1ヵ月分 2ヵ月目以降
デュタステリド0.5/0.53mg
(海外製)
3,500円
(初回限定)
7,000円

※すべて税込表記です

なおフィナステリドと同様に、発毛薬やサプリとの併用で効率的に薄毛治療を行うことができます。

製品 1ヵ月分 2ヵ月目以降
デュタステリド0.5/0.53mg

ミノキシジルタブレット5mg
10,500円
(初回限定)
14,000円
Reborn Neo B
デュタステリド0.5/0.53mg
ミノキシジル5mg
オリジナル発毛サプリ
(HGPα)
12,500円
(初回限定)
14,400円

※すべて税込表記です

発毛を促すミノキシジル

ミノキシジルは、男性だけでなく女性も使用できる発毛薬です。

頭皮の毛細血管を拡張させて血流を促し、栄養や酸素を毛髪に行き渡らせることで発毛効果を発揮します。

製品 1か月の価格(税込)
ミノキシジルタブレット5mg
(男性用)
7,000円
ミノキシジルタブレット2.5mg
(女性用)
6,000円

※すべて税込表記です

当院では外用薬も取り扱っております。

名称 1ヵ月分 6ヵ月分 12ヵ月分
ミノキシジル外用薬
8%【男性】
12,000円/4本 10%offにより
64,800円/24本
20%offにより
115,200円/48本
ミノキシジル外用薬
8%【女性】
6,000円/2本 10%offにより
32,400円/12本
20%offにより
57,600円/24本

※すべて税込表記です

また栄養を得た毛母細胞の働きは活発になるので、すでに生えている髪を太く・長く成長させる育毛効果も期待できます。

薬が使えない場合は生活の見直しを

ここまでで解説した薬は、人によって使えない場合があります。

薄毛治療薬が使えない人
  • 未成年
  • 妊娠中(妊娠の可能性も含む)
  • 授乳中
  • 重度の肝機能障害

フィナステリドやデュタステリドについては、成分が精子中にわずかに移行するため、妊活中の男性も不安な場合は避けるのが無難でしょう。

また服用中の薬によっては、併用できない場合もあります。

ライフステージや健康状態、飲み合わせから各種治療薬が使用できない場合、はじめにお伝えした生活習慣の見直しで対処するようにしてください。

病院に行きづらい方はオンライン診療での治療が快適

薄毛は自宅でも治せる時代になっており、オンライン診療なら予約〜処方までをワンストップで完結させられます。

デリケートな悩みゆえに受診をためらっている方や、毎回の通院が手間に感じている方にもおすすめの診療方法です。

フィットクリニックでもオンライン診療を行っており、5〜10分ほどの簡単な問診で薬を指定のお届け先まで配送します。

最短で即日発送となるため、お住まいのエリアによっては翌日から治療スタートも可能です。

薄毛の悩みは、フィットクリニックまでお気軽にご相談ください。

今どうにかしたい!薄毛を取り急ぎ隠す方法

生活習慣の見直しや薬による治療は、効果が出るまでに時間がかかります。

取り急ぎ見た目を改善させたい場合は、次の方法を実践してみましょう。

帽子やウィッグを付ける

すぐに薄毛を隠す簡単な方法として、帽子やウィッグがあげられます。

どちらもファッションアイテムとして浸透しているため、人目を気にせず、違和感なく使用できます。

ポイントは、どちらも通気性を意識して使うことです。

長時間被り続けてしまうと、蒸れによって頭皮環境を悪くしてしまいかねません。

取り外しやすいものを選んで、定期的に外しながら使ってみてください。

髪型を変える

イメージチェンジもかねて、思い切って髪型を変えてみるのも1つの手です。

薄毛を隠しやすい髪型

男性
⇨ ソフトモヒカンなどの短髪

女性
⇨ ショート ボブなどのショートヘア

髪に長さがあると重さによって髪がつぶれてしまい、薄毛が悪目立ちしやすいです。

そのため、男女ともに短く揃えてしまうのがおすすめ。

美容師と相談しながら、薄毛を目立たなくさせる髪型を見つけてみてください。

まずは自分で治すことができる薄毛か見極めよう

薄毛は、原因次第では自分で治すことができます。

ご自身のライフスタイルを振り返りつつ、できることから1つずつ見直してみましょう。

生活の中に思い当たる原因がなければ、AGAやFAGAである可能性が高いです。

ただ、AGAやFAGAは自分では治しづらい脱毛症です。

不安が残るようであれば医師への相談も考え、原因に合った薬の処方を受けるようにしてください。

よくある質問

円形脱毛症は自分で治せますか?
円形脱毛症は、「単発型」と呼ばれる脱毛斑が1つだけであれば、約80%の方が自然治癒するとされています。 ただし円形脱毛症にもさまざまな種類があり、多発型や蛇行型、全頭型など、状態によっては重症化あるいは再発を繰り返してしまうケースも。 状態の見極めは個人では難しいので、皮膚科や専門のクリニックに一度ご相談ください。
薄毛を自分で治す方法として、ヨガは有効ですか?
直接的な解決にはなりませんが、ヨガは血行促進作用が期待できるので、生活習慣の見直しの一環として取り入れるのは有効です。 好きなことで身体を動かすのが継続のコツになるので、積極的に行うようにしてみてください。
産後の抜け毛は自分で治せますか?
産後の抜け毛は妊娠中に増加した女性ホルモンが、出産を機に通常に戻るために起こります。 抜け始めてから6〜12ヶ月で自然に元の毛量に戻るのが一般的なので、それまでは帽子などで対応しましょう。 また発毛薬のミノキシジルを使うのも1つの手ですが、授乳中は使用できないので注意してください。