AGA・薄毛

髪を早く伸ばす方法をお手軽度順に紹介!理想の髪型に近づこう

AGA・薄毛

髪は1ヵ月で1〜1.5cmほど伸びます。

髪を最大限早く伸ばすには、髪の土台である自分の身体を整えることがとても重要です。

このページでは髪の成長をキープし続けるためのヘアケアについて、お手軽度順にご紹介しています。

毎日のケアが成長スピードにつながるので、早く・美しく髪を伸ばしたい方はぜひ参考にしてみてください。

なお、もし薄毛や抜け毛にお悩みの場合は、薄毛治療を検討するのも一つの手です。
女性の薄毛治療について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

お手軽度順!髪を早く伸ばす方法12選

髪を早く伸ばすためには、大きく分けて2種類のケアが必要です。

髪を早く伸ばすために必要なケア
  • ヘアサイクルを正常にする内側のケア
  • 切れ毛を作らず髪質をきれいに保つ外側のケア

内側と外側のWケアが大切で、少し意識して毎日のお手入れを変えてみるだけでも髪はすくすくと成長します。

すぐにできるケアをお手軽度順にお伝えしていくので、始めやすいところからスタートしてみてください。

今からご紹介するのは根本的な部分をじっくりと改善する方法なのでどうしても時間がかかりますが、すぐに効果を実感したい方はこちらをチェックしてみてください。

【お手軽度1位】普段の生活に+αする

【お手軽度1位】普段の生活に+αする

ほんのちょっと髪をいたわるだけでも、髪はそれに応えてくれます。

普段の生活に+αでケアして、髪の健康をキープしましょう。

丁寧にブラッシングをする

髪を丁寧にブラッシングするメリットは3つです。

ブラッシングのメリット
  • 髪や頭皮の汚れを落とす
  • 髪にツヤが生まれる
  • 頭皮がほぐれ、顔のむくみにも効果的

清潔さをキープできるだけでなく、毛先まで皮脂が届くことで髪に潤いをプラスできます。

また頭皮の血流を促されると髪は育ちやすく、顔のむくみの解消にも効果的です。

ブラッシングは髪のダメージにならないよう、乾いた状態で行うようにしましょう。

なお、引っかかったまま無理やりブラッシングすると切れ毛に繋がるため、丁寧にほどいてからとかしましょう。

「毛先をとかす→中心部をとかす→根元から全体をとかす」の流れで段階的にブラッシングすると、引っかかりを最小限に抑えられます。

就寝時はナイトキャップをかぶる

ヨーロッパが発祥とされるナイトキャップは、寝ている時に髪や頭皮を守ってくれます。

ナイトキャップの役割
  • 摩擦による切れ毛や抜け毛予防
  • 髪や頭皮の乾燥を防ぐ

日頃のケアをグレードアップさせるアイテムで、寝ぐせも防げるので朝の寝癖直しの手間も省けて時短効果もあります。

ナイトキャップは形状やサイズもさまざまあるので、髪の量や頭の大きさに合うものを選んでみてください。

特にサイズを調整できるタイプがおすすめです。

ナイトキャップをかぶる際は髪をしっかり乾かしてから。半乾き状態だと蒸れや傷み、寝ぐせの原因になります。翌朝のヘアセットも大変になってしまいます。

亜鉛を摂る

髪のインナーケアとして、ミネラルの1つである亜鉛が効果的です。

細胞の生まれ変わりが活発な毛根では特に必要とされ、髪の主成分であるケラチンの生成をスムーズにします。

亜鉛不足が続くと抜け毛が増えるので、食事で摂れない分はサプリメントを使って補給しましょう。

ただし摂りすぎると、吐き気や嘔吐といった身体の不調を招くこともあります。

「食事+サプリ」で亜鉛を摂るのであれば、摂取量は意識的にコントロールするようにしてください。

成人女性の亜鉛の推奨摂取量は 8mg/1日 です。牡蠣や赤身の肉、摂りやすいものだとナッツ類に亜鉛が多く含まれています。

【お手軽度2位】頭皮環境を整える

【お手軽度2位】頭皮環境を整える

毎日のヘアケアの積み重ねが頭皮環境を整え、髪のスムーズな成長を助けます。

続けることを心がけながら、次の方法を実践してみてください。

頭皮の汚れはその日のうちに落とす

たった1日でも髪や頭皮には、ホコリ、皮脂、汗、人によってはワックスやヘアオイルなどの油汚れが付着しています。

汚れが残ったままだと毛穴詰まりが毛根のダメージとなるほか、雑菌の繁殖がフケやかゆみ、ニオイといった頭皮環境の悪化を招いてしまうこともあります。

髪は健康な頭皮環境以外では、思うように成長しません。

帰宅が遅くなった日や疲れている時でも、1日の髪や頭皮の汚れをスッキリさせてから眠るよう心がけましょう。

「朝シャンすればいい」というわけでもありません。朝シャンは頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうので、頭皮環境や髪の成長を考えると夜に洗うのが一番です。

シャンプー後は丁寧にすすぐ

シャンプーのすすぎ残しがあると、毛穴に残ったシャンプー剤によって炎症や吹き出物ができてしまうこともあります。

洗ったはずの皮脂汚れも、しっかりすすがないと残ったままになってしまいます。

確認しながら残さず洗い流しましょう。

髪を触った時にぬるぬるしない程度まで洗うのがポイントです。

特に「後頭部や耳の裏」がすすぎ残しやすい箇所です。泡がついていないか触って確認しましょう。

濡れた髪は最後まで乾かす

お風呂上がりには、やさしくタオルドライした後にドライヤーで髪を乾かしましょう。

濡れた髪はとてもデリケートで、外の刺激から髪を守るキューティクルが開いている状態です。

キューティクルが開いているとダメージを受けやすく、枝毛や切れ毛の原因にもなります。

ただし乾かしすぎると髪の内部にある水分まで奪ってしまうので注意が必要です。

根元から毛先にかけて乾かして、8割くらい乾いたら最後は冷風を当てましょう。キューティクルが閉じ、髪に水分を閉じ込められます。

紫外線対策をする

意外とできていない方が多いのが、頭皮の紫外線対策です。

日差しの強い夏はもちろん、好天が続きやすい冬も紫外線の影響を受けやすく、髪や頭皮の乾燥を招いたり、髪質を悪くしたりしてしまいます。

ヘアトラブルを招かないためにも、紫外線から髪や頭皮を守りましょう。

紫外線対策には帽子・日傘・日焼け止めが欠かせません。日焼け止めは、スプレータイプが髪にも身体にも使えて便利です。

【お手軽度3位】生活習慣を改善する

【お手軽度3位】生活習慣を改善する

髪の成長をスムーズにするためには、身体の中から髪が成長しやすい環境を整えることも必要です。

いくつかの生活習慣を改善し、髪の発育不足を解消しましょう。

6~8時間睡眠をとる

睡眠時は成長ホルモンが分泌されるため、髪の成長が促されやすいタイミングです。

それと同時に頭皮の代謝や修復も行われるので、1日のダメージを癒すためにも6〜8時間ほどのまとまった睡眠が取れると理想的です。

また睡眠リズムは年齢や体質によっても変わるので、日中に眠くならない睡眠時間を見つけるとより質の高い睡眠が取れます。

できる限り睡眠と起床の時間を揃えて、自分に合った睡眠リズムを見つけてみてください。

適切な睡眠時間を知るため、まず1~2週間同じ睡眠時間を取ってみましょう。日中眠ければ足りていないので、翌週は1時間増やすなどで眠くならない時間を検証します。

バランスの良い食事をとる

髪は、栄養をエネルギーにして成長しています。

特に必要とされるのが、髪の三大栄養素とも呼ばれるタンパク質・ミネラル・ビタミンB群です。

タンパク質は髪の材料となるほか、ミネラル(特に亜鉛)やビタミンB群は代謝をスムーズにするので髪が育ちやすくなります。

髪に必要な栄養が摂取できる食材

髪に必要な栄養が摂取できる食材

なお食事で気をつけたいのが、栄養の偏り(かたより)です。

さまざまな栄養を組み合わせることでパフォーマンスUPが期待できるので、どれか1種類だけ摂るのではなく、バランスを意識した食事を心がけるようにしましょう。

バランスを考えるのが大変な場合は、色を意識しましょう。彩り豊かな献立にすると、自然とバランスが取れます。赤・黄・緑と目にも楽しいメニューが身体にも良いです。

適度に運動する

適度に運動すると身体が温まり、血管が広がって頭皮への血行が良くなります。

運動によって血流が隅々まで行き渡ると髪まで栄養が運ばれやすくなり、新しい毛細血管も増えるので積極的に身体を動かすことが大切です。

また、運動するならウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がおすすめです。

夕方〜夜にかけての運動で、脂肪燃焼効果や睡眠の質改善効果が期待できます。

運動時間の目安は、週60分です。1日10分、息がはずんで汗が出る程度を目指しましょう。

ストレス発散する

ストレスがたまると自律神経が乱れ、身体がリラックスできなくなってしまいます。

興奮や緊張に近い状態が続くので血管が収縮してしまい、細い血管が集まっている頭皮はその影響を受けやすいです。

血流の低下によって頭皮環境を悪くしないためにも、ストレスは定期的に発散・解消しましょう。

原因に心当たりがあれば距離を置いてみたり、なんとなくモヤッとする時は気晴らしに好きなことに打ち込んでみてください。

ストレスの原因をなくすのが一番ですが、現代社会ではなかなか難しいことです。受け流したり発散したり、うまく対処する方法を見つけましょう。

禁煙する

タバコは「百害あって一利なし」と言われるように、喫煙習慣は身体にとってメリットがありません。

ニコチンや一酸化炭素は髪をボロボロにしてしまい、活性酸素によって髪をつくる毛母細胞を老化させるので髪の生産力も落ちます。

他にも、せっかくとった栄養を壊してしまうので、髪が育つためのエネルギーも不足しがちです。

喫煙は血管が傷んだり、細胞レベルでさまざまな老化を招くため、髪だけでなく健康面から見ても禁煙することをおすすめします。

「吸いたくなったら〇〇する」と決めておくと、気をそらしやすくなります。吸いたい気持ちを抑える薬もあるので活用してみましょう。

すぐに効果を実感したいなら医薬品を使おう

毛根に直接アプローチして髪の成長を促すなら、医薬品の「ミノキシジル」が効果的です。

ミノキシジルは毛根に栄養を届け、毛乳頭細胞の細胞分裂を促します。

このようにミノキシジルは発毛薬でもあるので、髪の成長を促すには十分な効果です。

剤型は飲み薬と塗り薬の2タイプがあります。

効果の強さ 内服薬外用薬
1か月あたりにかかるおおよその費用 内服薬外用薬
(クリニックや販売方法、製品による)
入手の手軽さ 内服薬外用薬
副作用が起こる確率 内服薬外用薬
市販の有無 内服薬× 外用薬

内服薬は体内に成分を直接取り入れることで、身体の中から髪にアプローチできるのでより大きな効果が期待できます。

一方の外用薬は副作用が抑えられていて手軽に入手できるのが特徴です。

なお、ミノキシジルは内服薬・外用薬ともにフィットクリニックでも処方しているので、気になる方はご相談ください。

製品 1か月の価格(税込)
ミノキシジルタブレット2.5mg
(女性用)
6,000円
ミノキシジルタブレット5mg
(男性用)
7,000円
製品 1ヵ月分
ミノキシジル外用薬 8%
【女性】
6,000円/2本
ミノキシジル外用薬 8%
【男性】
12,000円/4本

※6ヵ月分で10%オフ、12ヵ月分で20%オフ

注意点として、内服・外用のどちらも19歳以下の方、妊娠中(可能性がある方も含む)・授乳中の方は使用できません。

該当する方は、日常的にできる生活習慣の改善やヘアケアで髪を伸ばしましょう。

なお、ミノキシジルを使い始めると、髪を育てるために必要な「初期脱毛」が起こる場合があります。

ただ、薄毛でない場合は影響がないケースもあるので、様子を見ながら使用してください。

一般的に初期脱毛は外用薬の方が起こりづらいです。

ショート→ミディアムは10か月!髪の伸びるスピードを解説

髪の成長スピードは、1ヵ月で1~1.5㎝です。

1日0.3mm前後伸びている計算になり、髪が伸びるのが早い・遅いは年齢や体質、ライフスタイルなどによっても左右されてきます。

耳がギリギリ隠れるくらいのショートヘアから、鎖骨あたりまで伸ばしたミディアムヘアになるまでには、10〜15cmほど長さが必要になります。

そのため印象がガラッと変わるほど髪が伸びるまでには、最低でも10ヵ月は見ておくといいでしょう。

髪を早く伸ばすためにも生活を見直そう

髪を早く伸ばすために大切なことをおさらいしましょう。

髪を早く伸ばすために必要なケア
  • ヘアサイクルを正常にする内側のケア
  • 切れ毛を作らず髪質をきれいに保つ外側のケア

規則正しい生活が髪の成長をサポートし、綺麗に早く伸ばすためには毎日のお手入れも欠かせません。

続けることが大切になるので、できることからひとつひとつ試してみてください。

よくある質問

毛先を切った方が早く伸びるって本当ですか?
毛先を切ったからといって早く伸びることはありません。
ただ、伸ばしっぱなしの状態だと髪が傷んで切れ毛が起こったり、枝毛になったりしてしまいます。
きれいに伸ばしたい場合には毛先を定期的に整えましょう。
未成年でもミノキシジルは使えますか?
ミノキシジルは、20歳以上の方でなければ使うことができません。
20歳未満の方はまだまだ細胞も元気なため、生活習慣を変えるだけでも髪の成長が進むこともあるので見直してみてください。
ミノキシジルはドラッグストアで購入できますか?
ミノキシジルは、外用薬であればドラッグストアや薬局でも購入が可能です。
ただしミノキシジル濃度はいずれも5%が上限となっているので、より高い濃度や効きの強い内服薬についてはクリニックでの処方のみとなります。
当院では濃度の高い外用薬や内服薬も取扱いがあるので、薄毛の悩みはお気軽にご相談ください。