ED・勃起不全

バイアグラは薬局で買える?市販で買えない理由と処方の方法について

ED・勃起不全

これまで多くの男性の下半身の悩みに応えてきたバイアグラ。現在、薬局やドラッグストアでは取り扱われておらず、購入にはルールがあります。

そのため、欲しいと思ってもすぐに購入できるお薬ではありません。

このページでは、なぜバイアグラが市販薬として購入できないのかの理由や、購入方法についても解説していきます。

また、最後に注意喚起の意味も込めて、危険な個人輸入についても触れていきます。

バイアグラの詳しい効果や副作用については以下ページをご確認ください。

バイアグラが薬局で買えない理由

男性のED(勃起不全)の悩みを改善してくれるバイアグラですが、お近くの薬局やドラッグストア、国内通販などでは購入することができません

簡単に購入できればと思う男性も多いかもしれませんが、リスク面から購入のハードルは高くなっています。
ちなみに市販薬として購入できるのは、第1〜3類医薬品に指定されている精力剤までです。

なぜバイアグラが市販薬として購入できないのか、その理由についてもう少し詳しく見ていきましょう。

バイアグラは処方薬

まずはじめに押さえておきたいのが、処方薬とOTC医薬品の違いです。

処方薬 OTC医薬品
(要指導医薬品・第1〜3類医薬品)
医師の診断に基づかなければ処方できない薬 薬剤師や登録販売者の指導を受けながら自己選択できる薬

バイアグラについては「処方薬」にあたるため、医師を介さずに購入することができなくなっています。

医師が必要な理由は以下の2つです。

  • 病状や体質などに応じて適切に薬を選択
  • 重篤な副作用の恐れ

バイアグラなどのED治療薬は有効性が80%以上(重症化した患者も含む)とEDに対して高い効果を発揮してくれます。

しかしその反面で、副作用というリスクも付いて回ります。
個人で安全に服用することが難しいため、リスクを限りなく抑えるためにも医師の指導を受けながらの服用が求められます。

市販薬とは?

市販薬はかつては「家庭薬」「大衆薬」、最近では「OTC医薬品」とも呼ばれる、医師の処方箋なしでも購入できるお薬を指します。

セルフメディケーション(軽度な体調不良は自分で手当すること)を目的としており、身近なものでいえば風邪薬や花粉症のお薬などがわかりやすいかもしれません。

また先ほども軽く触れましたが、市販薬は要指導・第1類・2類・3類と4つに分類されています。
分類の方法としては、含まれている医薬品成分を、以下の項目で評価し分類します。

  • 使用方法の難しさ
  • 相互作用(飲み合わせ)
  • 副作用
など

要指導と第1類に関しては薬剤師、それ以外は登録販売者でも対応が可能です。

これを機会に、「医師以外でも対応できるのが市販薬」と覚えておくようにしましょう。

薬局で買えるのは精力剤

薬局で購入できるのは、精力剤や強壮剤と呼ばれるお薬で、主に第1類医薬品と第2類医薬品に分類されます。

第1類医薬品 ⇒ グローミン、金蛇精、プリズマホルモン軟膏、トノス、オットピン-S など
第2類医薬品 ⇨ヒメロス、オットビン など

これらは男性ホルモンや血行促進成分、さらに体力を補強するためのさまざまな栄養が含まれています。

即効性は無く、使用後すぐの効果は期待できないため、使用方法を守って継続した使用が必要になります。

ちなみに「〇〇mg配合」などと書いてある栄養ドリンクなどは、「指定医薬部外品」にあたります。
医薬品の販売規制の緩和に伴って移行した製品になり、ものによってはコンビニやスーパーでも購入ができます。

勃起機能を高めるEDサプリメント

勃起機能を高めると言われているのが、天然由来成分を含んだEDサプリメントです。
インナーケアの一環として、食事だけでは補いきれない栄養を効率よく摂取することができます。

どんな成分が含まれているのか、以下でざっくりとご紹介します。

ハーブ ⇨アシュワガンダ、ムイラプアマ、ゴートウィード など

生薬(漢方) ⇨高麗人参(朝鮮人参)、マムシ、すっぽん など

栄養補助 ⇨アルギニン、亜鉛、大豆タンパク質 など

いずれも天然由来成分のため、医薬品成分とは違い数日で機能を実感することはできません。

しかし、一定期間継続して服用することで、血行促進や精子増量などの体質改善に期待できます。

バイアグラや市販薬の副作用を気にされている方は、普段からEDサプリメントを取り入れてみると良いでしょう。

バイアグラの購入方法

バイアグラは処方箋医薬品のため、購入方法は限定されています。
主な購入方法は、次のとおりです。

  • 病院やクリニックなどの医療機関での処方
  • 海外からの個人輸入

医師を介さないと購入できないとお伝えしてきましたが、個人輸入という方法を使えば個人でもバイアグラを購入できてしまいます。

その理由については注意喚起の意味も込めて後ほど詳しく解説していくので、まずは医療機関での購入方法について確認していきましょう。

医療機関での処方

バイアグラはED(勃起不全)を専門に取り扱っている医療機関に受診すれば、診療後に処方してもらうことができます。

大まかな流れとしては、次のようになります。

  • 予約
  • 診察
  • バイアグラ処方

2022年4月からバイアグラなどのED治療薬は、男性不妊と診断された方に限り、保険診療の対象になることが決まっています。

ただし保険診療の対象になるケースは「男性不妊」と診断された場合になります。この条件に当てはまらない方への保険適用は難しいとお考えください。

「子作りで使用するのでバイアグラを処方してください」といって健康保険証を提示しても簡単には処方してもらえるとは限りません。

当院ではバイアグラやシアリスなどのED治療薬の海外製ジェネリック薬を取り扱っているため、安価での提供が可能です。

保険が適用にならなくても、自己負担を抑えたいとお考えの方におすすめです。

オンライン処方

聞き馴染みがない人もいると思いますが、オンライン処方は通院せずに医薬品を処方できる新しい診療方法です。

音声通話による医師の診察により、薬が処方され指定の住所まで届けられます。
通院が困難な人や近隣にEDの診療が受けられる医療機関がない人にお勧めの診療方法です。

当院でもバイアグラやシアリスなどのED治療薬のオンライン処方を行っています。

スマホやPC、電話があれば10分程度のお時間で診察から処方まで行えます。

また、通院の必要がないため、全国のどこからでもオンライン診療が可能です。
処方されたED治療薬は、配送の際は中身がわからないように梱包しています。

海外通販がおすすめできない理由

バイアグラが個人でも購入できる方法として、海外通販があります。

日本では認められていない海外製のバイアグラを購入でき、しかも価格は医療機関の処方価格の半額以下です。

手間と価格のデメリットが抑えられ魅力的ですが、落とし穴がいくつもあります。

  • 健康被害
  • 偽物や粗悪品
など

処方は医師の責任のもと行われますが、海外通販の購入では全て自己責任になります。
そのため、場合によっては安さと引き換えに健康やお金を失う可能性もあります。

実際に健康被害があった事例もあります。

インターネットで入手したED治療薬のおよそ4割が偽造品であることが、ED治療薬製造・販売4社による合同調査で判明しています。

偽造品や粗悪品の中には、成分量の違いや不純物の混入などのため、本来の効果を得られないだけでなく健康被害を受ける場合もあります。

そのため、海外通販は利用せずクリニックなどの医療機関での処方を受けるのが安心かつ安全です。

まとめ

最後に、ここまでの内容をもう一度ポイントごとにまとめておくと、

  • バイアグラは市販薬としては購入できない
  • セルフメディケーションとして精力剤・強壮剤・サプリメントなら市販で購入可能
  • ED治療はオンライン処方がオススメ
  • バイアグラは2022年4月から「男性不妊」と認められれば保険が適用される
  • 海外通販はメリットよりもデメリットの方が上回る

バイアグラを市販薬として購入することはできませんが、人によっては医療機関で保険が適用されるので服用しやすい環境が整いつつあります。

しかも同じED治療薬であるシアリスも保険適用が決まっているので、これを機にED治療に取り組むことを考えても良いかもしれません。

また医薬品ばかりでなく、市販されるお薬やサプリメントの中にもEDへの有効性が認められている製品もあります。
まずは市販のものから試してみて、効果がないと感じたらバイアグラなどのED治療薬へ切り替えを検討してみるのもオススメです。