びまん性脱毛症と呼ばれるもので、FAGA(FPHL)や慢性休止期脱毛症などがあります。
女性の場合には同じ薄毛でも原因は人それぞれのため、市販されているヘアケア製品で悪化させないためにも一度医師の診察を受けることをおすすめします。
このページでは、働き盛りにみられる壮年性脱毛症について詳しく解説しています。
脱毛パターンなどの症状や特徴にくわえて、原因、改善方法などにも触れているので、今の薄毛が壮年性脱毛症なのか参考にしてみてください。
髪の毛が薄くなってきて心配な方も多いと思いますが、壮年性脱毛症は正しく治療すれば治ります。
ただし、壮年性脱毛症は進行型の脱毛症なので、放っておくと手遅れになることもあります。
現在悩んでいる方は医師に相談し、早い段階から治療を開始することをおすすめします。
壮年性脱毛症は、壮年期である30〜50代にみられる薄毛の1つです。
ヘアサイクル(毛周期)が乱れてしまうことで、抜け毛や薄毛を進行させます。
発症する割合は全年齢で30%との報告がありますが、年代別にみてみると以下の通りです。
年齢を重ねるごとに壮年性脱毛症に悩む人は増えており、中高年に多いことから老化の1つとも言えます。
また壮年性脱毛症は呼び方こそ違いますが、AGA(男性型脱毛症)のことを指しています。
そのため特有の脱毛パターンにくわえ、軟毛化といって弱々しい成長不十分な髪が増えることでボリュームダウンや頭皮の透け感が目立つようになります。
しかも放っておけば脱毛面積が徐々に広がっていく進行性のため、早めの対処が望まれます。
壮年性脱毛症の脱毛パターンは、6つのグレード(型)から進行具合を見極めることができます。
また女性については男性のように進行しても髪がなくなるということはなく、一定の毛量が保たれます。
女性は分け目や頭頂部、生え際を中心に全体的に薄毛が広がるので、髪全体のボリュームがなくなってくると壮年性脱毛症を疑った方がいいかもしれません。
もし今の髪の状態が気になる人は、下記のページでセルフチェックしてみることをおすすめします。
壮年性脱毛症は年代によって区別されることがあり、
⇒若年性脱毛症
・30~50代⇒壮年性脱毛症
・60代~⇒老人性脱毛症
このように年代ごとで呼び方が変わります。
ただいずれも原因や症状はAGA(男性型脱毛症)との違いがないことから、壮年性脱毛症とAGAは同じ症状として扱われています。
そのため治療方法やセルフケアの方法も同じで、薄毛の進行を抑えるためには必要に応じた適切な対処が必要です。
AGAについてもう少し具体的に知りたいという人は、別ページで詳しくご紹介しています。
壮年性脱毛症は性別に関係なく起こるものの、その原因は男性と女性とでは異なります。
ホルモン、生活習慣、ストレスなど、身近な原因が薄毛を引き起こしている可能性があります。
ここからは男女それぞれの壮年性脱毛症の原因について見ていきましょう。
男性の薄毛の原因と言えば、長らく遺伝とされてきました。
確かに遺伝の可能性はゼロではありませんが、その可能性は20%あるかないかです。
根本的にヘアサイクルを乱してしまう原因は、「DHT」と呼ばれる男性ホルモンです。
DHTが成長期を大幅に短くしてしまい、ヘアサイクルのミニュチュア化を起こします。
すると未熟な髪が頭皮に増え、あっという間に休止期(抜ける時期)に移行、この繰り返しが壮年性脱毛症を引き起こしていることは覚えておきましょう。
女性の壮年性脱毛症の主な原因は、ホルモンバランスの変化です。
20代後半を境に女性ホルモンの分泌が減少していき、更年期の前後で男性ホルモンの働きが強くなり起こります。
また女性は、その他にも身近な原因が複雑に絡み合って壮年性脱毛症を起こすこともあります。
ストレス、血流低下、ダイエット、頭皮トラブル、睡眠、喫煙など、ホルモンバランスだけが必ずしも原因とは言い切れません。
そのため40〜50代だけでなく、20代や30代でも壮年性脱毛症のリスクがあることは覚えておきたいところです。
壮年性脱毛症の改善方法には、以下2つの方法があります。
ただし、薬を飲んでいれば安心というわけにはいきません。
髪の健康そのものはインナーケアによって維持できるため、薬の服用とインナーケアを平行して行うのが理想的です。
壮年性脱毛症であれば、放っておいても改善しません。
むしろ悪化することが予想され、うぶ毛すら生えない状態になってしまうと薄毛治療薬を使っても効果が期待できないケースもあります。
薄毛がそれ以上進行するのを防ぐのはもちろん、発毛や育毛といった効果を期待するのであれば、早めに医師への相談を検討しましょう。
当フィットクリニックでは薄毛治療薬を取り扱っています。
薄毛治療薬の種類や価格をご要望別にご紹介するので参考にしてください。
「まだ薄毛ではないけれど予防はしておきたい」という方には、フィナステリド(プロペシアジェネリック)がおすすめです。
抜け毛予防薬にはデュタステリド(ザガーロジェネリック)もありますが、基本的にはフィナステリドでカバーできます。
フィナステリドでは全く効果がない場合や抜け毛の進行があまりにも早い場合には、デュタステリドを推奨しています。
製品 | 1ヵ月分 | 2ヵ月目以降 |
---|---|---|
フィナステリド1/1.3mg (海外製) |
1,500円(初回限定) | 3,000円 |
デュタステリド0.5/0.53mg (海外製) |
3,500円(初回限定) | 7,000円 |
「新しい毛を生やしてボリュームアップをしたい」という方には、ミノキシジルがおすすめです。
当院では内服薬と外用薬を取り扱っております。
ミノキシジルは男性だけではなく女性も服用・塗布可能です。
製品 | 1ヵ月分 |
---|---|
ミノキシジルタブレット2.5mg | 6,000円 |
ミノキシジルタブレット5mg | 7,000円 |
製品 | 1ヵ月 | 6ヵ月 | 12ヵ月 |
---|---|---|---|
ミノキシジル外用薬 8%【男性】 |
12,000円 | 64,800円 | 115,200円 |
ミノキシジル外用薬 8%【女性】 |
6,000円 | 32,400円 | 57,600円 |
「抜け毛予防も発毛促進も両方行いたい」という方は、フィナステリド(またはデュタステリド)とミノキシジルを組み合わせて治療しましょう。
薬を併用することで効率的に髪を増やすことができます。
製品 | 1ヵ月分 | 2ヵ月目以降 |
---|---|---|
フィナステリド1/1.3mg+ ミノキシジルタブレット5mg |
8,500円(初回限定) | 10,000円 |
デュタステリド0.5/0.53mg+ ミノキシジルタブレット5mg |
10,500円(初回限定) | 14,000円 |
「髪に良いことを全部して壮年性脱毛症の症状を早く改善したい」という方にはこちらがおすすめです。
薬とオリジナルのサプリメントを組み合わせることで脱毛を抑え、発毛を促進し効率良く壮年性脱毛症の症状を改善します。
製品 | 1ヵ月分 | 2ヵ月目以降 |
---|---|---|
Reborn Neo A フィナステリド1/1.3mg ミノキシジル5mg オリジナル発毛サプリ(HGPα) |
10,500円(初回限定) | 11,200円 |
Reborn Neo B デュタステリド0.5/0.53mg ミノキシジル5mg オリジナル発毛サプリ(HGPα) |
12,500円(初回限定) | 14,400円 |
Reborn Neo -Women- A オリジナル発毛サプリ(ZINC・HGPα) |
6,500円(初回限定) | 7,000円 |
Reborn Neo -Women- B オリジナル発毛サプリ(ZINC・HGPα) ミノキシジル2.5mg |
12,500円(初回限定) | 14,400円 |
このように当フィットクリニックではご要望別に薬をご用意しています。
薄毛治療は周囲に知られるのが恥ずかしいという方が多いですが、当院ではオンライン診察を行っておりますので、誰とも会うことなく治療を受けることができます。
ご興味のある方はぜひ以下から予約をお願いいたします。
日常生活で行える改善方法は、髪の土台である頭皮や体の中から髪の発育を促すインナーケアです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
脂っこいものや栄養バランスの偏り、こうした食生活を続けていると髪は次第に弱っていき、その合図として抜け毛が増えることがあります。
しかもその影響は遅れて出てくることが多く、食事は毎日口にするものだからこそ気をつけたいところです。
髪の3大栄養素である「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」は、肉や魚、色の濃い野菜に豊富に含まれています。
もし外食が多いのであれば、彩りが豊かなものを選んでみると栄養バランスが取りやすくなるはずです。
万病の元とも言われるストレスは交感神経(自律神経)を刺激してしまい、血液をドロドロにしたり、血管の硬直が続くことで頭皮への血流を悪くします。
もしストレスの原因に検討がついているなら一定の距離を置き、わからない場合でも自分の好きなことを定期的に行って発散・解消するようにしましょう。
寝不足は自律神経のバランスを悪くするだけでなく、成長ホルモンの分泌の妨げにもなります。
理想的な睡眠時間は7時間前後とされ、特に寝付きの3時間は成長ホルモンのゴールデンタイムです。
そのため睡眠時間だけでなく、睡眠環境も整えることを意識すると眠りの質を高めてくれます。
壮年性脱毛症についておさらいします。
また、壮年性脱毛症は進行性の脱毛症であるため、放っておくのは得策とは言えないでしょう。
悪化すれば治療が困難になることもあるので、髪の悩みや気になることがあれば早めに医師に相談し治療を検討してみてください。