イソトレチノインの効果と副作用-ニキビ・酒さ・脂腺増殖症治療薬

更新日:2025/03/21
イソトレチノインの効果と副作用-ニキビ・酒さ・脂腺増殖症治療薬|1錠:151円~326円

「イソトレチノイン」は、ビタミンA誘導体を主成分としたニキビ治療薬です。
米国食品医薬品局(FDA)より難治性ニキビの根本治療薬として承認を受けており、海外では30年以上にわたり用いられています。

重度のニキビに処方されるイソトレチノインですが、以下のお悩みをお持ちの方にも有効な選択肢です。

イソトレチノイン治療が推奨される方

本記事では、イソトレチノインの効果や副作用、注意点について解説しています。当院のイソトレチノイン治療にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修

服部圭太院長画像
服部 圭太医師
平成17年:医療法人財団 河北総合病院 勤務
平成29年:ゴリラクリニック 池袋院 管理者
令和5年~:フィットクリニック院長 勤務

イソトレチノインとは

イソトレチノイン(ニキビ治療薬)とは

イソトレチノインはビタミンA誘導体を主成分とするニキビ治療薬です。皮脂腺を縮小させ、皮脂分泌を抑制することでニキビの根本原因にアプローチします。
強力な作用によって、外用薬や抗生物質では治らなかった重度ニキビの改善も可能です。

さらに適切な治療を行えば、長期間にわたりニキビの再発も予防できます。
また、毛穴詰まりや脂性肌(オイリー肌)、酒さ(赤ら顔)、脂腺増殖症など、ニキビ以外の肌トラブルや肌質の改善にも効果的です。

具体的な効果については次の章で解説します。

イソトレチノインの効果

イソトレチノインには、主に以下のような効果が期待できます。

次の章で順に解説します。

皮脂分泌を抑制(皮脂腺の縮小)

イソトレチノインは皮脂腺に直接作用し、皮脂の分泌量を減少させます。これは皮脂腺の細胞を縮小させることで、皮脂の産生そのものを抑制するためです。この作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌を減少させる効果も期待できます。

角化異常を抑制(毛穴詰まりを改善)

ニキビを発症する主な原因のもう1つは毛穴の詰まりによるものです。
角化に異常を起こすと、皮膚の外側にある角質に厚みが出て硬くなり、毛穴に皮脂が詰まりやすくなります。
イソトレチノインは、角化異常を抑制し、正常に整えることによって、毛穴の詰まりを防ぎ、アクネ菌の増殖を抑えます。

抗炎症作用(赤みを改善)

ニキビのある肌では、免疫がアクネ菌を排除しようとし、過剰に免疫反応が働くと炎症が生じます。
イソトレチノインには、過剰な免疫反応を正常にし、ニキビの炎症やそれに伴う赤みを鎮静する抗炎症作用があります。
直接的にニキビ跡を改善する効果はないものの、炎症の伴うニキビはニキビ跡になりやすいため、早期の服用でニキビ跡を予防する効果が期待できます。

また、ニキビはないのに顔が赤くなる「酒さ(赤ら顔)」という皮膚疾患にもイソトレチノインが有効である場合があります。

イソトレチノインで効果が期待できる疾患

イソトレチノインが用いられる疾患はニキビだけではありません。
イソトレチノインにより改善が期待できる疾患には酒さ(しゅさ)・赤ら顔や、毛穴の開き・黒ずみなどがあります。

イソトレチノインで改善が見込める疾患
ニキビ(尋常性ざ瘡) 特に、通常の治療で効果がないニキビに適応
酒さ(しゅさ)・赤ら顔 顔の赤み・血管拡張・炎症を軽減
毛穴の開き・黒ずみ(いちご鼻) 皮脂腺の増殖を抑制、皮膚のキメを改善
脂腺増殖症 皮脂腺の過剰発達を抑制
脂漏性皮膚炎 皮脂の過剰分泌を抑え、炎症を軽減

さらに海外では、小児神経芽腫(神経細胞のがん)の再発予防を目的としたイソトレチノイン治療も進んでいます。皮膚疾患以外にも応用されている多用途な薬です。

それぞれの効果について、次の章で解説していきます。

ニキビ(尋常性ざ瘡)

ニキビ(尋常性ざ瘡

イソトレチノインは皮脂を抑える薬です。皮脂分泌を抑え、毛穴の詰まりを防ぐことでニキビの原因を根本から改善します。
特に、抗菌薬や塗り薬で効果が得られなかった重症のニキビにも有効です。炎症を抑えながら皮膚のターンオーバーを促進し、新しいニキビの発生を防ぎます。
治療期間の長さによって皮脂腺のサイズも縮小されるため、ニキビの再発リスク低減にも効果的です。

酒さ(しゅさ)・赤ら顔

イソトレチノインは、酒さの症状である赤ら顔や血管拡張を軽減します。皮脂の分泌量を抑えることで皮膚の炎症を鎮め、酒さの症状を改善します。
また、皮膚のバリア機能を強化し外部刺激による赤みの発生も防ぎます。
長期的な使用により、酒さの悪化を抑え、肌のトーンを均一に整える効果が期待できます。

酒さ(しゅさ)・赤ら顔の詳細

毛穴の開き・黒ずみ(いちご鼻)

毛穴の開き・黒ずみ(いちご鼻)

毛穴の開きや黒ずみは、皮脂の過剰分泌や角質の蓄積が主な原因です。
イソトレチノインは皮脂腺を縮小し、毛穴の詰まりを防ぐことで黒ずみを目立たなくします。
また、ターンオーバーを促進することで古い角質を除去し、肌のキメを整えます。
毛穴の収縮により「いちご鼻」のような目立つ毛穴も徐々に改善され、なめらかな肌へ導きます。

脂腺増殖症

脂腺増殖症は、皮脂腺が異常に発達して皮膚の隆起を引き起こす疾患です。イソトレチノインは皮脂腺の細胞増殖を抑制し、肥大化した皮脂腺を縮小させることで症状を改善します。
目立っていた皮膚の隆起が平らになり、肌の質感が滑らかになります。再発リスクを低減し、外科的処置なしで症状を改善できる点も大きなメリットです。

脂漏性皮膚炎

イソトレチノインは、脂漏性皮膚炎の治療にも効果がある飲み薬です。皮脂腺の大きさと機能を抑制することで、脂漏性皮膚炎の症状である発疹(ポツポツ)を減らすことができます。

脂漏性皮膚炎は、過剰な皮脂分泌のほか、マラセチア菌の増殖によっても引き起こされる炎症性皮膚疾患です。
イソトレチノインは皮脂の分泌を大幅に抑えることで、マラセチア菌の繁殖を防ぎ、炎症を鎮めます。また、角質の代謝を正常化し、皮膚のバリア機能を強化することで、症状の再発を抑える効果も期待できます。

イソトレチノインの治療期間|効果はいつから?

通常、イソトレチノインは約4~6ヵ月間服用することが望ましいです。

イソトレチノインの治療期間
  • 約4〜6ヶ月の服用を推奨
  • 重症なニキビの場合は、追加の服用が必要
症状の変化の目安
  • 治療開始から2~3ヶ月ほどでニキビや皮脂が減少
  • 4〜6ヶ月の継続で、ニキビができにくい肌質へと変化
  • 再発防止の目的で、治療を延長する場合もある
再発防止が期待できる積算量を見る

イソトレチノインの1日の服用量

イソトレチノインは、体重1kg当たり1日0.5~1mgを服用することが推奨されます。
具体例は以下のとおりです。

体重50kgの方の服用量

体重1kg当たり1日0.5mgを服用の場合、1日25mgの服用を推奨

25mgのカプセルは存在しないため、患者様の健康状態やニキビの症状に合わせて20mgまたは30mgのいずれかの服用となる

※当クリニックでは患者様の安全を考慮し、イソトレチノインの服用量を段階的に調整(初期服用量を10mgに減量)する場合があります。

イソトレチノインの効果的な飲み方

イソトレチノインは脂溶性のため、脂質を多く含む食べ物や飲み物を摂取した後に服用すると、効率的に成分を体内に吸収できます。

イソトレチノインの好転反応がひどい場合

イソトレチノインの効果が現れ始めている段階のため、自己判断で中断せず医師にご相談ください。

イソトレチノインの治療初期(1~2週間)は一時的にニキビが増えたり、悪化したりすることがあります。これはイソトレチノインが皮脂腺に作用し、溜まっていた角栓や皮脂が押し出されて(ターンオーバーが促されて)起こる現象です。

イソトレチノインの好転反応は、一般的に数週間から1ヵ月ほどで落ち着くとされています。

イソトレチノインを辞めた後はどうなるか

イソトレチノインを中途半端に辞めると、再発リスクが高まるため注意が必要です。
特に積算量(体重1kgあたり120~150mg)を満たさずに服用を辞めると、数ヶ月~1年以内に再発するケースが報告されています。

ニキビの再発を防ぎたい場合は医師と相談の上、積算量を考慮して治療を進めましょう。積算量については次の章で解説しています。

イソトレチノインはいつまで飲む?積算量と再発予防

イソトレチノインは「治療期間中の合計摂取量(積算量)」によってニキビの再発防止が期待できます。
積算量が一定値を超えると、ニキビの再発リスクが大幅に低下するためです。

ニキビの再発を防ぐ積算量の計算方法

服用期間(日) = 必要な積算量(mg) ÷ 1日の服用量(mg)

一般的に、体重1kgあたり120~150mgの積算量が推奨されます。

※体重1kgあたり、イソトレチノインの積算量が120mgは最小限の量です。
また150mg以上を服用したからといって、ニキビがより再発しにくくなるというデータはありません。

積算量の計算例

※体重50㎏、服用量20㎎/日 とした場合

目標積算量:50kg × 120~150mg = 6,000~7,500mg

服用期間: 6,000~7,500mg ÷ 20mg
300日(約10ヵ月)~375日(約1年1ヵ月)で積算量を達成

最適な積算量を服用すれば、ニキビの改善だけでなく再発リスクも抑えられる点がイソトレチノインの特徴です。

ご自身に適した積算量については、以下のボタンから医師にご相談ください。

WEB・LINEのご予約は24時間受付

イソトレチノインの入手方法

イソトレチノインは医師の処方箋が必要な医薬品であり、市販されていません。
安全のため必ず医療機関を受診し、医師の診察を受けた上で処方してもらいましょう。

個人輸入は、偽造薬や副作用のリスクがあり推奨されません。厚生労働省も米国FDAの注意喚起を掲載し、個人輸入をしないよう呼びかけています。

フィットクリニックでは、医師の診察による安全な処方で「イソトレチノイン」を提供しております。詳細は次の章をご覧ください。

フィットクリニックのイソトレチノイン料金・オンライン処方の流れ

イソトレチノイン10mg20mgの画像

当院でも「イソトレチノイン」の処方を行っております。オンライン診療で来院の必要が無いため、忙しい方でも治療が可能です。

診察・処方にかかる費用
診察・処方料 初診・再診すべて無料
送料 385円
※処方価格の合計が1万円以上で送料無料
※代金引換の場合は別途手数料あり
お支払方法 銀行振込
代金引換
コンビニ払い
クレジットカード(VISA、Master、JCB、Diners、AMEX)
  • VISA
  • Master
  • JCB
  • Diners
  • AMEX

※問診の結果、医師が薬の処方は不要と判断した場合でも診察料は無料です。
※診察日より7日以内に処方薬代金が未納の場合に限り、診察料として3,000円が発生いたします。

フィットクリニックのイソトレチノイン処方価格

フィットクリニックでのイソトレチノインの値段は以下のとおりです。

当院のイソトレチノイン価格表

用量 支払 30錠 90錠 180錠
10mg 一括 7,000円 19,950円
(6,650円/月)
37,800円
(6,300円/月)
定期配送 - 20,475円
(6,825円/月)
39,900円
(6,650円/月)
20mg 一括 8,800円 25,080円
(8,360円/月)
47,520円
(7,920円/月)
定期配送 - 25,740円
(8,580円/月)
50,160円
(8,360円/月)
30mg 一括 15,800円 45,030円
(15,010円/月)
85,320円
(14,220円/月)
定期配送 - 46,215円
(15,405円/月)
90,060円
(15,010円/月)
40mg 一括 17,600円 50,160円
(16,720円/月)
95,040円
(15,840円/月)
定期配送 - 51,480円
(17,160円/月)
100,320円
(16,720円/月)

※当クリニックでは患者様の安全を考慮し、イソトレチノインの初期投与量を10mgからに調整する場合があります。

適した服用量には個人差がありますので、治療を検討されている方は是非一度以下のボタンから医師との相談日程をお選びください。

WEB・LINEのご予約は24時間受付

イソトレチノインオンライン処方の流れ

当院のオンライン診療を利用すれば、イソトレチノインを日本全国どこからでもお受け取りいただけます。
以下が当院のイソトレチノイン処方の流れです。

イソトレチノイン処方の流れ

  • 予約

    STEP 01

    予約・問診表入力

    電話・WEB・LINEから受け付けています。診察の前に問診表の入力をお願いします。
    ※写真によるニキビの症状の確認を希望される場合は、予め「フィットクリニック公式LINEアカウント」のトーク画面にニキビの状態がわかる写真をお送りください。

  • 診察

    STEP 02

    診察

    ご予約の日時にクリニックからお電話いたします。
    平均10分ほどで終了します。

  • お支払い

    STEP 03

    お支払い

    お支払方法は、銀行振込・クレジットカード・代金引換・コンビニ払いがあります。

  • 発送

    STEP 04

    発送

    15時までに入金確認が確認できた場合は最短即日発送します。

地域別による発送日数の目安

※通常配送はヤマト運輸の配達となります。

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当院のニキビオンライン診療を受診される方へ

当院のオンラインニキビ治療を受診される方は、以下のイソトレチノイン治療薬についての動画を診察前にご視聴いただき、内容の確認をお願いいたします。

イソトレチノインの副作用

イソトレチノインの副作用として報告されている主な症状は以下の通りです。

イソトレチノインの副作用
  • 胎児の奇形、流産、死産、早産
  • 鬱、精神病(幻覚、幻聴)、自傷行為、自殺企図などの重大な精神疾患
  • 皮膚や粘膜の乾燥
  • 頭痛
  • 目のかすみ
  • めまい
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 脳卒中
  • 下痢
  • 筋力低下
  • 肝機能低下
  • 脱毛
  • 発疹
  • 鼻出血

イソトレチノインの最も一般的な副作用は「皮膚や粘膜の乾燥」です。
保湿剤や加湿器、人工涙液(目薬)を使用することで乾燥の影響を最小限に抑えられます。

もし乾燥がひどくて肌がひび割れる・炎症を起こす場合は、医療機関で保湿剤を処方してもらいましょう。

イソトレチノインの併用禁忌・注意薬

イソトレチノインは、以下の薬剤とは飲み合わせが悪いため併用できません。

イソトレチノインの併用禁忌薬
  • テトラサイクリン系抗生物質
    (ミノサイクリン、ドキシサイクリンなど)

    → 頭蓋内圧の上昇リスク
  • ステロイド薬(プレドニゾロンなど)
    → 骨折リスク
  • 抗てんかん薬(フェニトインなど)
    → 骨粗しょう症リスク
  • ビタミンA(サプリメントや食品)
    →副作用の増進リスク
  • セントジョーンズワート
    → 効果が弱まるリスク

イソトレチノインは以下の薬剤との併用に注意する必要があります。

イソトレチノインの併用注意薬
  • カルバマゼピン
    →効果が弱まる、骨密度の低下や骨折リスク

上記に記載のある併用禁忌・併用注意薬以外の処方薬や市販薬を服用する場合であっても、事前に医師や薬剤師にイソトレチノインを服用していることを伝え、相談の上、服用をしてください。

イソトレチノインは頭痛薬と併用できる?

イソトレチノイン服用中の頭痛薬(アセトアミノフェン(カロナール)やイブプロフェン)の併用は問題ないとされています。

ビタミンAの一種であるイソトレチノインは頭蓋内圧を亢進させる可能性があり、副作用として頭痛が発現しやすいです。副作用や併用が気になる場合は医師に相談しましょう。

イソトレチノインを服用できない方

イソトレチノインを服用できない方は以下の通りです。

イソトレチノインを服用できない方
  • 妊活中・妊娠中・授乳中の方
    妊娠を希望する方、妊娠中または可能性がある方は服用できません。胎児に重大な影響(先天異常・流産など)が出る恐れがあります。
    • 服用開始前1ヶ月、服用中、服用後1ヶ月間は必ず避妊をしてください。
    • 男性も、服用中と服用後1ヶ月間は必ず避妊をしてください。
  • 精神疾患(うつ病・統合失調症など)をお持ちの方
    →症状悪化のリスク
  • パラベン・ピーナッツ・大豆アレルギーの方
    →アレルギー反応のリスク
  • 夜間の視力を必要とする職業の方
    →夜間の視力に影響
  • 脱毛中の方
    →肌トラブルのリスク
  • レーシック手術を受けて6ヶ月以内の方
    →目の乾燥により回復に影響

イソトレチノインの服用中の注意点・保管方法

イソトレチノインの服用期間中に注意するべきことは以下の通りです。

イソトレチノイン服用上の注意
  • 本人以外服用禁止(譲渡禁止)
  • カプセルは割らずにそのまま服用
  • 服用中と終了後1ヶ月は献血不可
  • 多量アルコール摂取は非推奨
  • 日焼け対策必須
    (SPF30以上の日焼け止めを推奨)
  • 脱毛は服用中と終了後6ヶ月は非推奨
    (レーザー・照射の種類による)

イソトレチノインの保管方法は以下の通りです。

イソトレチノインの保管方法

以下のような場所に保管しましょう。

  • 直射日光が当たらない場所
  • 25度以下の涼しい場所
  • 湿度が低い場所
  • 小さなお子様の手が届かない場所

まとめ:イソトレチノインを服用する場合は医療機関を受診しよう

イソトレチノインは強力なニキビ治療薬ですが、副作用リスクを正しく理解し、医師の指導のもとで服用すれば安全です。

当院でもイソトレチノインによる治療を行っておりますので、服用をご検討の方はぜひ以下のボタンより診察の日程をお選びください。

WEB・LINEのご予約は24時間受付

イソトレチノインに関するよくある質問

  • Q
    イソトレチノインは保険適用の薬ですか?
    A
    日本では保険適用外の医薬品です。イソトレチノインは厚生労働省によって承認されていません。そのため、イソトレチノインによる治療は自由診療となり、治療費は全額自己負担となります。
  • Q
    イソトレチノインは肝臓に負担がかかりますか?
    A
    イソトレチノインの副作用として、まれに肝機能に影響が出る場合があります。肝機能に異常をきたした場合は、医師の指示に従い服用を中止したり、減薬したりする必要があります。
  • Q
    イソトレチノインの先発薬とジェネリック(後発薬)の違いはありますか?
    A
    先発薬とジェネリックの成分に違いはありません。どちらもイソトレチノインを主成分として製造されています。
    イソトレチノインの先発薬は「アキュテイン(ロアキュテイン)」ですが、数多くの製薬会社からジェネリック医薬品(後発薬)が販売されています。
    当院のイソトレチノインもジェネリック医薬品を取り扱っており、成分は同じでも比較的安価で購入可能です。 フィットクリニックのオンラインイソトレチノイン治療
  • Q
    イソトレチノインを辞めた後、皮脂は戻りますか?
    A
    服用を中止すると、徐々に皮脂腺の機能が回復し、皮脂の分泌量も元に戻る傾向があります。ただし、イソトレチノインの積算量が多いほど、皮脂腺の縮小効果がより長く持続する可能性があり、皮脂の分泌が元に戻るまでの期間が長くなる、または戻りにくくなる傾向があります。
  • Q
    イソトレチノインでニキビは悪化しますか?
    A
    服用開始後に一時的にニキビが悪化することがあります。これはいわゆる「好転反応」と呼ばれる現象で、多くの場合治療の過程で起こる一時的な症状です。
    好転反応は、イソトレチノイン服用開始後1~2週間程度で起こることが多く、数週間から1ヶ月程度で落ち着きます。
  • Q
    イソトレチノインが「怖い」と言われるのはなぜですか?
    A
    イソトレチノインが「怖い」とされるのは、副作用による身体への影響が不安視されているためです。特に肝機能や妊娠時の催奇形性が懸念されます。
    長い目で見ると治療費が高額になりやすい点もハードルのひとつです。
    加えて日本では未承認薬のため、情報の少なさが不安につながることもあります。ただし、医師の判断のもと適切に服用すれば安全に治療できますのでご安心ください。
  • Q
    イソトレチノインで角栓が出てくるのはなぜですか?
    A
    イソトレチノインの服用によって角栓が出てくるのは、主に以下の2つの理由が考えられます。
    • 皮膚のターンオーバー促進
    • 皮脂分泌の抑制
    ターンオーバーによって古い角質や毛穴に詰まっていた角栓が押し出され、表面に出てきやすくなります。さらに、皮脂の量が減ることで角栓の質が硬く変化し、毛穴から排出されやすくなることがあります。
  • Q
    イソトレチノインで毛穴が悪化した気がするのですが?
    A
    イソトレチノインの使用初期には、好転反応として一時的に症状が悪化することがあります。
    この状態は薬が作用し始めているサインと考えられていますが、毛穴の状態が気になる場合には医師に相談して判断を仰ぎましょう。
  • Q
    イソトレチノインは酒さ様皮膚炎にも効きますか?
    A
    イソトレチノインは、酒さ様皮膚炎には効果は期待できません。
    酒さ様皮膚炎はステロイドの長期使用が原因のため、治療の基本はステロイドの中止となります。
    ただし、ステロイドの使用を突然中止すると離脱症状が起きるリスクがあります。
    医師の指示に従い、種類や使用頻度を調整しながら段階を踏んで中止することが重要です。
  • Q
    イソトレチノインで酒さが悪化することはありますか?
    A
    イソトレチノインの服用によって、一時的に症状が悪化するいわゆる「好転反応」が起きることがあります。
    これは治療過程で見られる薬剤に対する一時的な反応です。問題はありませんが、悪化が続く場合は医師にご相談ください。
  • Q
    脂腺増殖症は自分で治せますか?
    A
    ホームケア製品や市販薬を使用して自分で治すことは難しいです。
    脂腺増殖症は、真皮層にある皮脂腺が肥大することで発生する皮膚疾患のため、医療機関での治療が必要となります。また、放っておいても自然治癒することはありません。ただし、良性の疾患であるため健康面には大きな影響はないため、外見が気になる場合は、医療機関に相談して適切な治療を受けることを推奨します。
  • Q
    脂腺増殖症の市販薬はありますか?
    A
    脂腺増殖症に効果のある市販薬は存在しません。現在、脂腺増殖症に有効とされている唯一の薬は、医師の処方箋が必要な「イソトレチノイン」という内服薬のみです。塗り薬で効果が期待できるものもありません。イソトレチノインは処方薬であるため、医師の診察を受ける必要があります。
イソトレチノインについて
未承認医薬品等であることの明示 イソトレチノインは日本国内では未承認医薬品となります。
入手経路等の明示 厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師の判断により輸入しています。
国内の承認医薬品等の有無の明示 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
諸外国における安全性等に係る情報の明示 ・FDA(米国食品医薬品局)など諸外国において承認されています。
・胎児の催奇形性、鬱、肝機能障害、皮膚や粘膜の乾燥などの副作用のリスクがあります。
・妊娠中の方・授乳中の方は使用できません。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、日本国における医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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