ニキビは年齢や性別を問わず、誰しもが発症する可能性のある皮膚の病気です。
当院では重症・難治性ニキビの治療として、イソトレチノインによるニキビ治療を提供しています。
イソトレチノインによるニキビ治療にかかる費用はお薬代のみで、診察料、処方料、送料などはいただいていません。
1日でも早いニキビの改善を目指し、またニキビ跡をできるだけ残さないためにも、クリニックを受診しましょう。
※当院のニキビオンライン診療の受付に関しては現在、準備中です。
ニキビ治療とは
ニキビ治療とは、ニキビの発生原因にアプローチし、症状の改善とニキビのできにくい肌を目指す治療です。単に今あるニキビを治療するだけではなく、根本的な原因に対処することで、中長期的にニキビの再発を防ぐことも重要な目的となります。
ニキビは、肌が皮脂を過剰分泌し、毛穴を詰まらせ、アクネ菌を増殖させることから始まります。ニキビは尋常性ざ瘡とも呼ばれ、日本皮膚科学会では皮膚の慢性炎症性疾患に位置付けられているれっきとした皮膚の病気です。
ニキビ治療は段階に応じて適切な方法を選択する必要があるため、医師と相談の上、治療計画に沿って進めていくことが大切です。
ニキビの重症度の判定基準
日本皮膚科学会のガイドラインでは、片側の顔面にあるニキビの数に応じて、軽症から最重症まで4つの重症度に分類されています。
重症度の判定基準 | 片方の顔面の炎症性皮疹の数 |
---|---|
軽症 | 5個以下 |
中等症 | 6個以上20個以下 |
重症 | 21個以上50個以下 |
最重症 | 51個以上 |
軽症の場合、市販薬やセルフケアで一時的に改善することもありますが、ニキビの進行状態にあっていない場合や用法・用量を間違えるとかえって悪化するリスクもあります。
中等症以上の場合、ニキビ跡として残る可能性が高まることや、自分に合ったより効果的な薬を使用した方が即効性も目指せるため、どちらの場合でも皮膚科で一度相談することを推奨します。
ニキビの進行状態は色から重症度合いを判断することも可能です。
初期段階の白ニキビや黒ニキビから悪化が進むと、炎症を起こして赤ニキビ、さらに化膿してくると黄ニキビ、紫ニキビへと色が変わっていきます。
ニキビ治療を進める上で、生活習慣や食生活を見直してホルモンバランスを整えながら、ニキビの重症度や進行状態、抱えている悩みに合わせて自分に適した方法で対処していくことが重要です。
ニキビの治療方法
皮膚科のニキビ治療では、ニキビの種類や状態に合わせて、大きく分けて3種類の方法から治療を選択できます。
※当院では施術治療を行っていません。
内服薬(飲み薬)
中等症~重症ニキビ(炎症性ニキビ)の内服薬による治療では、イソトレチノインや抗生物質による治療を行います。治療の補助としてビタミン剤、体質改善として漢方薬などを用いることもあります。
名称 | 有効成分 | 効果 |
---|---|---|
イソトレチノイン |
ビタミンA誘導体 | 皮脂の過剰分泌や角化を抑制する |
ユベラ錠 | ビタミンE(ビタミン剤) | 肌のターンオーバーを促進する |
桂枝茯苓丸ヨクイニン | 6種類の生薬(漢方薬) | 角化の抑制と肌のターンオーバーの促進をする |
ビブラマイシン | ドキシサイクリン(抗生物質) | アクネ菌の働きの抑制・殺菌し、炎症を抑える |
Lypo-C |
ビタミンC(サプリメント) | 皮脂の分泌やメラニン生成を抑制する |
外用薬(塗り薬)
軽症ニキビ(非炎症性ニキビ)の治療には内服薬ではなく、アダパレンや過酸化ベンゾイルを含んだエピデュオゲルなどの外用薬を用いて治療を行います。
また、中等症から重症の場合には、デュアックゲルなどの外用薬を使用し、症例によっては内服薬との併用も行われます。
名称 | 有効成分 | 効果 |
---|---|---|
エピデュオゲル | アダパレン 過酸化ベンゾイル |
ニキビの原因菌を殺菌し、ピーリング作用により毛穴の詰まりを改善する |
デュアックゲル | 過酸化ベンゾイル クリンダマイシン |
ニキビの原因菌を殺菌し、抗炎症作用によりニキビの炎症を抑える |
イベルメクチンクリーム | イベルメクチン | ニキビダニを殺菌し、赤ら顔などの炎症を抑制する |
以下のページで、ニキビ治療で使用される外用薬と内服薬について詳細に解説していますので、参考にしてください。
施術治療
施術治療は美容皮膚科の自由診療で行われます。美白やシミ、色素沈着の改善としても使用されます。
名称 | 効果・特徴 |
---|---|
レーザー治療 | アクネ菌を殺菌し、ニキビの炎症を抑える |
イオン導入 | ビタミンCを導入し、皮脂の分泌やメラニン生成を抑制する |
ケミカルピーリング | 酸性の化学物質で角質をはがし、毛穴の詰まりを改善する |
※当院では施術治療を行っていません。
フィットクリニックのニキビ治療の特長
当院ではニキビでお悩みの方に、ニキビの原因を根本から改善する内服薬「イソトレチノイン」をご用意しています。
下記のようなお悩みをお持ちの方はぜひ一度当院にご相談ください。
- 中等症~重症のニキビ
- 市販薬や一般皮膚科の保険内の薬で治らない
- 治っても何度も再発する
- ニキビ跡をできるだけ残したくない
- 治療後もニキビができにくい肌質にしたい
上記に当てはまるお悩みをお持ちの場合、当院で処方しているイソトレチノインが有効な場合があります。
これまで様々な治療薬を試してきたけれど効果が見られなかった方に推奨する治療薬です。
ニキビ治療の流れ
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STEP 01
予約・問診表入力電話・WEB・LINEから受け付けています。診察の前に問診表の入力をお願いします。
※写真によるニキビの症状の確認を希望される場合は、予め「フィットクリニック公式LINEアカウント」のトーク画面にニキビの状態がわかる写真をお送りください。 -
STEP 02
診察ご予約の日時にクリニックからお電話いたします。
平均10分ほどで終了します。 -
STEP 03
お支払いお支払方法は、銀行振込・クレジットカード・代金引換・コンビニ払いがあります。
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STEP 04
発送15時までに入金確認が確認できた場合は最短即日発送します。
- 地域別による発送日数の目安
※通常配送はヤマト運輸の配達となります。
※当院のニキビオンライン診療の受付に関しては現在、準備中です。
皮膚科のニキビ治療の自由診療と保険診療
ニキビの治療では、健康保険制度を使って治療する「保険治療」と、全額自己負担で治療する「自費治療(保険外治療)」があります。
■保険診療
- 全国一律の費用で患者の負担は3割で受けられる治療
- 治療内容は治療指針に則ったもので、費用が安く一律
- 治療方法や治療薬などは細かく国によってルールが決められている
■自費治療
- 全額自己負担
- 使用できる治療薬の幅が広がる
自由診療の場合は費用が大きくなりますが、「自分に合うお薬を見つけたい」「ニキビの治療が終わった後も、中長期的に再発を抑えたい」「ニキビ跡をできるだけ残したくない」などの場合も目的にあった治療薬を見つけやすくなります。
イソトレチノインは先発薬と後発薬問わず保険適用外のお薬のため、ジェネリック医薬品を選択することで同等の効果ながら、治療にかかる費用をより抑えてニキビ治療に取り組めます。
自由診療でより効果的な自分にあった治療薬を使用したいけれど、費用もできるだけ抑えたいという方はジェネリック医薬品も選択肢に含めることを推奨します。
ニキビの種類
ニキビの種類は「年代」や「性別」などでできる原因や症状は様々です。
例えば、大人になってからできる「大人ニキビ(思春期後痤瘡)」はストレスや睡眠不足によるホルモンバランスの乱れなどから皮脂の過剰分泌が起こることで発症します。
老若男女問わず、誰しもが発症の可能性があるニキビについて、以下のページでより詳細に、ニキビの種類について解説していますので興味のある方はぜひご覧ください。
ニキビの場所別の原因・対処法
ニキビはできる場所によっても原因や対処法が異なります。
同じ場所にニキビを繰り返し発症してしまう場合は、生活習慣や偏った食生活、ホルモンバランスの乱れなど、その場所ごとに特徴があります。
ニキビ跡になりやすいかについてもできる場所による影響を受けやすいです。
以下のページでは、場所別にニキビができる原因や対処法を解説していますので参考にしてください。
ニキビの予防方法
- 適切な洗顔・スキンケア
- 栄養バランスのとれた食事
- 運動や筋トレ
- 禁煙
- お酒を飲みすぎない
- ビタミンやサプリで効果的な栄養素摂取
ニキビの予防で大切なのは、正しいスキンケアと規則正しい生活習慣です。
洗浄力の強すぎない洗顔で余分な皮脂を落とし、すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流しましょう。洗顔後は、乾燥によるバリア機能低下を防ぐためにも保湿が必要です。
また、食生活の乱れや、睡眠・運動不足など不規則な生活習慣はニキビができる原因にもなります。
新しいニキビができにくい状態を維持するためにも、これまでの生活習慣を見直し、意識的に予防に取り組みましょう。
まとめ:ニキビの根本的な治療をするなら皮膚科を受診しよう
ニキビ治療は、単に今あるニキビを治すだけでなく、根本原因にアプローチし、ニキビのできにくい肌を目指すものです。ニキビは皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖が原因で起こるれっきとした皮膚の病気のため、皮膚科の受診を推奨します。
当院ではイソトレチノインによるニキビ治療を行っているため、これまで色々な薬を使っても治らなかった方や、治っても再発してしまう方にも効果が期待できます。
顔にできるニキビは特に目立つため、QOL(生活の質)を下げてしまうことも少なくありません。1日でも早くニキビの改善を目指し、またニキビ跡を予防をするためにもニキビでお悩みの方は一度皮膚科で相談をしましょう。
ニキビ治療のよくある質問
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- Qニキビとは何ですか?
- A日本皮膚科学会では皮膚の慢性炎症性疾患に位置付けられている病気です。
肌が過剰に皮脂を分泌してしまうことにより、毛穴の先に皮脂が詰まり、アクネ菌が繁殖します。
ニキビの種類は色で進行度を測ることもでき、目には見えないマイクロコメドから始まり、白ニキビ・黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ、紫ニキビと悪化していきます。
ニキビの種類の詳細
- Q
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- Qニキビの原因は何ですか?
- Aニキビの原因は皮脂の過剰分泌によって起こりますが、皮脂の過剰分泌が起こる原因は人それぞれです。
「大人ニキビ(思春期後痤瘡)」はストレスや睡眠不足などによって引き起こされることが少なくないですし、ニキビが同じ場所に繰り返しできてしまう場合は、生活習慣や偏った食生活、ホルモンバランスの乱れなどがあります。
ニキビの原因の詳細
- Q
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- Qニキビ治療でおすすめの方法はありますか?
- Aニキビ治療では、内服薬や外用薬などのお薬を用いる治療方法から、レーザーなどを用いた施術治療まで幅広くあります。
イソトレチノインは皮脂腺を縮小してニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を根本から改善します。また一定の用量を決められた期間(1日の服用量や体重により決められます)服用することで中長期的なニキビの再発予防に繋げることもできます。
イソトレチノインの詳細
- Q
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- Qどのタイミングでニキビ治療をクリニックで受診するべきですか?
- Aニキビができてから1日でも早く対処に取り組めば、それ以上の悪化予防やニキビ跡になるリスクをできるだけ抑えることに繋がります。そのため、ニキビができたら1日でも早くクリニックを受診しましょう。
初期段階のニキビの場合、市販薬で改善することもありますが、誤った用法や用量で使用してしまい白ニキビが炎症を起こして赤ニキビなどになってしまうこともあります。
まずは市販薬から試す場合でも、中々治らない場合は医療機関の処方薬に頼りましょう。
ニキビができたら皮膚科行くべきかを解説
- Q
その他よくある質問はこちらをご確認ください
イソトレチノインについて | |
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未承認医薬品等であることの明示 | イソトレチノインは日本国内では未承認医薬品となります。 |
入手経路等の明示 | 厚生局の正式なプロセスを経て、当院医師の判断により輸入しています。 |
国内の承認医薬品等の有無の明示 | 同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。 |
諸外国における安全性等に係る情報の明示 |
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医薬品副作用被害救済制度について |
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万が一重篤な副作用が出た場合は、日本国における医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。 |