「禁煙したい」とは思っているものの、禁煙の辛い離脱症状で意志が揺らいでしまうことも少なくありません。
しかし、禁煙のコツを抑えて計画的に進めていくことで、離脱症状を和らげながらスムーズに禁煙できるようになります。
このページでは辛い禁煙の離脱症状を和らげるコツについて、独自に調査した結果をお伝えしています。
禁煙を続けることで起こる心身の変化についても解説しているので、禁煙にチャレンジするきっかけにしてみてください。
なお、フィットクリニックでは、禁煙補助薬「チャンピックスジェネリック」の処方を行っております。
カウンセリングや検査はなしに禁煙補助薬をお求めいただけます。
オンライン診療も行っておりますので、すぐにお求めの方は以下よりお気軽にご予約ください。
辛い禁断症状を和らげるコツ
禁断症状(離脱症状)は、禁煙にチャレンジする多くの人にとって非常に厳しい体験となります。
しかし、幸いなことに辛い症状を和らげるためのアプローチ方法もいくつか存在します。
- 行動で和らげる
- 心理的なアプローチ
- 実用的なアイテムの利用
- 禁煙補助薬のサポート
上記は単体でも禁煙の辛さを和らげることに役立ちますが、組み合わせることで禁断症状の時期をより乗り越えやすくします。
禁煙成功率に直結するものばかりなので、ここからはそれぞれの方法について詳しく解説していきます。
行動で和らげる方法
禁断症状への対処法として、まずは具体的な行動に移すことが重要です。
とはいっても特別なことを行う必要はなく、タバコと結びついていた生活行動パターンを変え、吸いたくならないようコントロールしていきます。
モーニングルーティンを変える
⇒目覚めの一服ではなく、洗顔や歯磨き、朝食など他のルーティンを見つける
食事の食べ方に気を付ける
⇒食後の一服を避けるため、腹6~7分目に抑える
コーヒーやアルコールをしばらく控える
⇒タバコとセットになっている飲み物類を控えることで吸いたい気持ちを抑える
適度に運動する
⇒禁煙によるストレス軽減
趣味に没頭する
⇒好きなことに没頭している間は禁断症状による不快症状を忘れられる
辛さを和らげる心理的方法
禁断症状の辛さを和らげるためには、心理的なアプローチも非常に効果的です。
吸えないストレスや不安を軽減する心理的なテクニックをうまく活用できれば、禁断症状の苦しみを減らし、より穏やかな心理状態をキープできます。
「吸わない」を選ぶ
⇒元の喫煙者に戻ってしまう1本の重みを再認識する
タバコがストレスの原因
⇒タバコによってストレスや不安の解消はできず、むしろストレッサーであること理解する
失うものの大きさ
⇒お金を灰にし、不健康を買っている状態であることを肝に銘じる
「吸わない」と口に出す
⇒声に出すだけでも、禁煙意志を強く保てる
メリットを思い出す
⇒喫煙に成功すれば健康面や金銭面に計り知れないメリットがある
禁断症状を和らげるアイテム
身の回りにあるアイテムを活用することも、禁断症状を和らげるのに有効な方法です。
禁煙による口寂しさや手持ち無沙汰の解消にも役立つので、携帯性にも優れ、すぐにでもはじめられる手軽に利用できる禁煙アイテムをいくつかご紹介します。
- 禁煙パイポ
- 冷たい水やお茶
- ガム
- キャンディー(飴)
- タブレット菓子(フリスクなど)
- グミ
- 乾物(干し昆布や噛み応えのあるもの)
ただし、菓子類を利用する場合の糖分の摂りすぎ、乾物などでの塩分の摂りすぎには十分注意してください。
また、甘いものを食べていると吸いたい衝動に駆られることもあるので、その傾向が強いと感じたら甘いものを控えます。
確実に和らげるなら禁煙補助薬がおすすめ
禁断症状を確実に和らげるのであれば、禁煙補助薬がおすすめです。
禁煙補助薬は禁断症状や喫煙欲求に対して直接アプローチすることで、タバコを吸えない辛さを抑えて禁煙を続けやすくします。
特に、非ニコチン製剤であるチャンピックスは、禁煙初日から使用することで60%以上が禁煙に成功したという臨床データもあるほどです。
ちなみに、チャンピックスは出荷ロットの一部に発がん性物質が見つかって以降、発売を停止しており、現在は同様の効果・効能のチャンピックスジェネリックが使用されています。
これら禁煙補助薬のほとんどは、医師の処方により入手が可能です。
禁断症状を和らげるだけでなく、禁煙成功率の高さからも、一度で禁煙を成功させたい方におすすめの方法となっています。
辛い禁断症状とはどのようなものか
禁煙にチャレンジして間もなく、喫煙者の誰しもが「タバコを吸いたい」と感じるはずです。
この反応が禁断症状であり、タバコを吸えない状況が続くほど強い症状となって現れるようになります。
禁断症状は、禁煙を難しくする最大の原因です。
ここからは禁断症状の実態について詳しく掘り下げ、禁煙過程の体調の変化についても解説していきます。
離脱症状(禁断症状)
離脱症状(禁断症状)は、身体が定期的に摂取していたニコチンを急に摂らなくなることで起こる症状です。
- 強い喫煙欲求
- イライラ
- 不安感
- 集中力の低下
- 睡眠障害
- 食欲増加
タバコを吸うことで症状を解消させようと、さまざまな症状となって心身に訴えかけてきます。
ニコチン依存度が高めの方は離脱症状が強く現れがちなので、場合によっては日常生活に支障が出てしまうこともあるほどです。
離脱症状のピークは禁煙開始から2〜3日とされているので、先ほどのお伝えしたコツを活用すれば上手く乗り越えることも可能です。
禁煙による体調不良とは?
一部で言われている、禁煙による体調不良について調査しました。
調べを進めていくと、禁煙してから体調不良を訴えることは少なからずあります。
- 下痢
- だるさ
- 頭痛
「ヤニ切れ」による頭痛や身体のだるさは、離脱症状の1つと考えられます。
しかし下痢については、ニコチンに腸のぜん動運動を急激に促す作用があることから、禁煙すると下痢は治まると考えるのが自然です。
一部の症状は離脱症状と言えますが、他の症状については禁煙と直接的な関係があると判断するのは難しいものです。
おそらくストレスも一因となっているので、禁煙継続のためのメンタルケアも十分に行って改善を試みることをおすすめします。
禁煙による心身の良い変化
禁煙は最初が一番辛いだけに、タバコを止めようにも止められない方も少なくありません。
しかし、禁煙は辛いことばかりではなく、たった数十分、数時間タバコを吸わないだけで心身には良い変化もみられます。
- 血圧や脈拍が正常値まで下がる
- 血液中の酸素濃度が上がる
- 心臓発作のリスクが減る
- 味覚や嗅覚が正常になる
- 肺の機能が回復しはじめる
- 呼吸が楽になる
- 質の高い睡眠が取れるようになる
- ニコチン依存症による離脱症状が急激に楽になる
- 喫煙による咳や息切れすることが減る
- 肌の健康が上向く
- スタミナが戻る
タバコは「百害あって一利なし」と言われています。
続けるメリットは何1つない一方、タバコをやめたら何十年にも渡って健康なメリットがあります。
ここからは禁煙による心身の良い変化についてご紹介するので、禁煙を続けるモチベーションに役立ててみてください。
禁煙による体の変化
禁煙は続ければ続けるほど、毎日何かしらプラスの変化が現れます。
はじめの数週間は離脱症状に苦しむかもしれませんが、その後は健康への恩恵が目立ち始めることで禁煙継続のモチベーションにもなってきます。
- 肺機能の回復
- 肌質の改善
- タバコが原因の病気リスクが減る
また、禁煙により体臭にも変化がみられます。
タバコの嫌な臭いと皮脂や汗などが混ざった臭いはなくなり、髪や指、衣類からもタバコ臭が消え去ります。
自分では気づかない「臭い」が改善され、嗅覚も正常になるのでタバコ臭がいかに不快なものだったかも自覚するでしょう。
禁煙することの良さは、身体の変化がもっとも実感しやすい点にあります。
身体本来のパフォーマンスが取り戻せることで、喫煙者の時よりもバイタリティ溢れる生活を送れるようになります。
禁煙によるメンタルの変化
禁煙は身体的なメリットだけでなく、メンタル面の健康にもプラスの変化をもたらします。
それまで心理的に依存していた喫煙習慣をやめることで、事あるごとにタバコに頼るということがなくなります。
また、メンタルの安定や自己肯定感の向上なども期待できます。
ストレスがなくなる
⇨ストレッサーであったニコチンに左右されないためストレスが軽減する
自尊心や自己効力感の向上
⇨禁煙の成功体験や自己コントロールが自分に対する信頼と自信につながる
集中力の改善
⇨脳の機能がニコチンに頼らなくなるので集中力が改善されることがある
禁煙はメンタルの健康を高めるため、QOL(生活の質)向上にもつながります。
タバコ離れによる精神的な充実感は、喫煙者の時には得られない大きなメリットの1つです。
辛い禁煙を禁煙補助薬で乗り切る
禁煙は、心身のセルフコントロールだけでは上手くいかないことの方が多いです。
というのも、自力での禁煙成功率はわずか10%前後とされ、この割合がタバコを止める辛さや難しさを物語っています。
そこで推奨されているのが、禁煙をスムーズに行えるようサポートする「禁煙補助薬」です。
禁煙補助薬とはニコチン依存症に伴う離脱症状(禁断症状)を和らげ、さらに吸いたい気持ちを抑えてくれる医薬品です。
心理的・身体的にも楽に禁煙を進められるので、自力よりも禁煙成功率のUPが期待できるので禁煙初日から積極的に使用するのがおすすめです。
ここでは、禁煙補助薬の種類やその役割について詳しく解説します。
これまで何度か禁煙に失敗して、次に初めて禁煙補助薬を使う、という方にも有効です。
ただし、使う場合は次の禁煙の途中からではなく、禁煙初日から使うのが効果的です。
禁煙補助薬の種類
禁煙補助役には、主に以下のような種類があります。
ニコチン製剤
⇨パッチやガム
非ニコチン製剤
⇨チャンピックス(ジェネリックを含む)
ニコチン製剤とは、文字通りニコチンを主成分とした禁煙補助薬です。
市販薬としても購入できる手軽さがあり、ニコチンレベルを一定に保ちながら摂取量を徐々に減らしていくことで離脱症状を和らげます。
ただ、ニコチンを摂っているためタバコを吸っているのと変わらず、タバコをやめられてもパッチやガムに依存してしまうこともあるので注意です。
一方の非ニコチン製剤のチャンピックスは、パッチやガムとは少し作用が異なります。
ニコチンの作用を直接ブロックすることで離脱症状を和らげ、タバコを吸いたい気持ちを起こりにくくさせます。
禁煙の辛さの原因である離脱症状と喫煙欲求の2つにアプローチできるので、禁煙成功率も65.4%ともっとも高い成功率を誇るのが特徴です。
そのため禁煙補助薬を用いる際は、チャンピックスやそのジェネリックが現在の禁煙治療の主流となっています。
フィットクリニックのチャンピックスジェネリック
フィットクリニックでは、内服薬タイプの禁煙補助薬「チャンピックスジェネリック」の処方を行っております。
患者様1人ひとりに合わせた処方プログラムをご用意し、お試しプログラムもあるのでチャンピックスジェネリックの効果を体験していただくことも可能です。
また、通常3ヶ月の治療プログラムとなりますが、その間の通院負担がストレスになり治療を中断してしまう原因にもなりがちです。
そこで、当院ではオンライン処方も導入し、忙しい方や通院が手間という方でも薬に容易に入手できる体制を整えております。
オンライン処方を利用すれば薬は郵送でお手元に届くため、誰でも禁煙治療を続けることが可能です。
チャンピックスジェネリックの料金
当院が処方するチャンピックスジェネリックを用いた禁煙プログラムの料金と服用方法は、以下をご参照ください。
●チャンピックスジェネリック(0.5mg・1mg)の処方プランと服用方法
処方プラン | 価格 | 1日あたり (12週間分ご購入の場合) |
---|---|---|
12週間禁煙プログラム | 49,200円 / 12週間 | 585円 |
定期配送プログラム | 17,685円 / 4週間 | 631円 |
お試しプログラム 2week |
12,000円 / 2週間 | 678円 |
処方薬 | その他費用 |
---|---|
チャンピックスジェネリック(0.5mg・1mg)
|
0円 (診察料・送料無し) |
※1日あたりの価格は12週間分購入した場合の価格を表示しております。
※オンライン処方・来院診療どちらにも対応しております。
※お試しプログラム2week(2週間)を継続する際は、残り(10週分)45,000円が一括払いとなります。
※13〜24週間まで延長をご希望の場合もお気軽にご相談ください。
※13週目以降の価格:15,800円(4週分1回を都度払い・月単位で解約可能)
●服用方法
このように3つの禁煙プログラムの中からお選びいただくことができます。
基本となるのは3ヶ月のプログラムですが、必要な分だけ処方を受けられる定期配送やお試しプログラムなどもご用意しています。
いずれをお選びいただいても、1日当たりタバコ1箱分ほどの料金です。
これまでかかっていたタバコ代を置き換えるだけで処方をお受けいただくことができるため、治療のために毎月大幅な予算を割く必要がありません。
また、フィットクリニックでは「薬代のみ」となっているので、禁煙外来のように別途で診察料金やニコチン依存症管理料などが発生することもなく、長期的な服用でも安心です。
チャンピックスジェネリックの処方を通じて、心身をより健康にするための第一歩を踏み出しましょう。
オンライン処方について
オンライン処方(オンライン診療)は、クリニックに直接足を運ばなくてもオンライン上で診療を受け、処方薬を受け取ることができるサービスです。
禁煙治療以外の診療でも利用数が増加しており、当院でも導入して以来、通院よりも利用者が多い便利な診療サービスとなっております。
コロナ禍以降、自由診療のガイドラインが緩和されて以来、医師不在での処方など規約に違反した参加企業もあります。
医薬品は心身に関わることもあり、安心できるクリニックでの受診が必要不可欠です。
↓
オンライン上の問診・診察
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決済
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チャンピックスジェネリックの郵送処方
通院コストが一切かからず、禁煙外来のように禁煙治療の誓約書のサインやスクリーニング検査、定期的なカウンセリングなども不要です。
薬が服用できるかの健康状態のチェックのみで治療がスタートできるため、シンプルに治療薬の処方だけを受けたい方には特に向いている診療方法です。
なお、当院のオンライン処方は、サービスを利用するにあたっての登録やアプリのインストールなども必要ありません。
スマホなどでご予約いただければ、すぐにでもオンライン上で処方が受けられます。
チャンピックスジェネリックの処方を希望される方は、以下よりお気軽にお問合せください。
まとめ
最後に、禁煙の辛い症状を和らげる方法のポイントをまとめてお伝えします。
- 辛い症状を和らげるものには行動、心理、禁煙グッズ、禁煙補助薬がある
- ニコチン依存度が高い方ほど離脱症状が強く現れがち
- 禁煙することで、心身に日々プラスの変化がある
- 禁煙補助薬チャンピックスを使うとスムーズに禁煙できる
- 禁煙治療はオンライン処方可能
自力で禁煙を試みて失敗するケースは珍しくありません。
ニコチン依存症から意思だけで脱するのは非常に難しく、離脱症状の辛さから再びタバコに火をつけてしまいます。
更には何度も失敗や挫折を繰り返してしまうと、「自分には向いていない」と禁煙をやがては諦めてしまう人も少なくありません。
タバコを続けることにメリットは1つもありませんが、禁煙によって得られる心身へのプラスの影響は計り知れません。
無理に自力で禁煙するのではなく、タバコ代程度ではじめられる禁煙補助薬を利用してスムーズにタバコをやめていきましょう。
よくある質問
一方これはニコチンが身体から完全に抜ける期間でもあるので、ここを乗り越えられるかで禁煙成功率は大きく左右されます。
さまざまな辛い症状に悩まされるので、1分1秒は長く感じられます。
耐えるのが厳しいと感じるようであれば、迷わず禁煙補助薬の取り入れをご検討ください。
また、メンタルのコントロールがどうしても難しい時は、寝てしまうのが一番です。
眠っている間だけはニコチンに感情を左右されないので、強制的にシャットダウンするのも有効なことは覚えておきましょう。
禁煙の過程では仕方のないことなので、食欲をコントロールするのではなく、何を口にするか食べ物を意識してみてください。
<おすすめの食べ物>
干し昆布、梅干し、タブレット菓子、ガム、アメなど
タバコを我慢する上に、食欲も我慢となると、どちらかあるいは両方とも失敗しかねません。
禁煙中のある程度の食欲は、割り切ることも大切です。
理由の裏付けとして、自力での禁煙成功率は10%前後と低い成功率である一方、バレニクリン製剤(チャンピックスやジェネリック)は禁煙成功率が非常に高く、使用した2人に1人以上がタバコを止められているためです。
「ニコチン依存症」は病気であり、病気に意志のみで打ち勝てるのは一握りの方のみです。
失敗を繰り返してしまうとモチベーションも保てなくなることから、使うなら禁煙初日から禁煙補助薬のサポートを受けることが禁煙成功の近道となります。