このページでは禁煙できない人の特徴と、それらに対処し禁煙成功率をUPさせるための解決策について解説しています。
なお、もっとも禁煙しやすい方法は「禁煙補助薬」を用いることです。
自力でタバコを断つのが難しいと感じている方は、医療の力で適切なサポートを受けることをおすすめします。
フィットクリニックでも禁煙補助薬を取り扱っています。
処方を希望される場合、下のボタンよりお気軽にお問合せください。
禁煙できない人の特徴は「依存」
禁煙できない人の特徴は、タバコに強く「依存」していることです。
依存にはニコチン依存症と呼ばれる身体的な依存や、心理的、習慣的な依存があり、これらが複雑に絡み合うことでタバコ離れを難しくしてしまいます。
依存度には個人差がありますが、タバコを手放せない場合には依存度高めと解釈するのが正確です。
ここからは、①〜③の依存に対する特徴を解説します。
特徴①身体の依存が強い
身体がタバコに依存してしまう理由は、神経伝達物質の分泌をニコチンにゆだねてしまっているためです。
ニコチンはドーパミンやセロトニンといった、いわゆる快楽物質を過剰分泌させます。
これに身体が慣れてしまうことで脳の働きは低下し、ニコチンなしでは快楽物質を分泌できない状態に陥ってしまいます。
↓
ドーパミンやセロトニンといった快楽物質を過剰に分泌
↓
脳の機能が低下し、ニコチンなしでは正常に機能しなくなる
身体が依存している状態では、ニコチン切れによりイライラや集中力の低下、抑うつ気分などの離脱症状が起こります。
不快な症状を解消するために再びタバコに火をつけてしまい、こうした悪循環を繰り返すことでニコチンへの依存度をより高めてしまいます。
特徴②心の依存が強い
心が依存してしまうのは、タバコによる一時的なプラスの体験が起こす脳の錯覚によるものです。
「一服すると落ち着く」「集中力がUPする」「ストレス解消になる」など、あたかも自分にとってタバコが良いもののように感じてしまいます。
こうした歪んだ価値観は次第に強まっていき、錯覚に気づかない限りはタバコなしで生活するのが難しくなります。
ちなみにタバコを吸うことで落ち着いたり、ストレスが解消されるというのは、ニコチンを摂ったことで離脱症状が解消されているに過ぎません。
実際は、タバコそのものがストレスを生み出す「ストレッサー」であることは覚えておきましょう。
特徴③習慣的な依存が強い
習慣的な依存とは、タバコを吸うことが日常生活に組み込まれている状態を指します。
特定のシチュエーションや時間、感情に連動して喫煙行動をしてしまうのが特徴です。
- 目覚めの一服
- コーヒータイム
- 仕事や作業の合間
- 食後
- ストレスを感じた時
無意識にタバコに手が伸び、気づけば火をつけていることも多いことから、タバコが日々のルーティンの一部と化しています。
その結果、いつもあるはずのタバコがないと口寂しさや手持ち無沙汰な状況に落ち着かなくなり、タバコを止めようにも止められなくなってしまいます。
アンケートでは禁煙できない理由1位は「周りの喫煙者の影響」
当院で行った禁煙に関するアンケートでは、禁煙できない理由として「周りの喫煙者の影響」が最も多い結果となりました。
これは自分自身が禁煙を決意していても、周囲が喫煙する環境にいることで喫煙欲求を刺激されてしまうのが原因です。
ある種「環境への依存」とも言えるかもしれません。
他の喫煙者が周囲にいることで、無意識のうちに喫煙行動に移りやすくなります。
また喫煙者は、タバコを社会的なつながりやコミュニケーション、きっかけ作りの一部と捉えていることもあります。
このため周りに喫煙者がいる環境は、禁煙にチャレンジする人にとって大きな壁となってしまうのです。
禁煙できない人でも大丈夫!禁煙しやすくなる解決策
もしこれまでに、禁煙に失敗・挫折した経験があったとしても心配はいりません。
以下の解決策は、禁煙する過程をスムーズにし、禁煙成功率を高めるためにも役立ちます。
ここからは、禁煙を成功させるための実践的な解決策を解説します。
禁煙補助薬で禁煙する
辛いと思われがちな禁煙ですが、禁煙補助薬を用いて離脱症状を和らげながら行えばスムーズな禁煙が可能です。
- ニコチンパッチ
- ニコチンガム
- チャンピックス
上記の禁煙補助薬の中でも「チャンピックス」は、もっとも禁煙効果の高い薬として知られています。
離脱症状を和らげるのはもちろん、タバコを「おいしくない」と感じさせる作用により喫煙欲求の低下も期待できます。
他の禁煙補助薬にはないニコチンへの画期的なアプローチにより、禁煙時のつらさそのものを和らげることが可能です。
ただ、チャンピックス先発薬は現在出荷停止中です。
チャンピックスでの禁煙治療を希望する場合は、ジェネリック(後発薬)を使用する必要があります。
フィットクリニックのチャンピックスジェネリック
フィットクリニックでは、チャンピックスジェネリックの処方を行っています。
チャンピックスジェネリック(0.5mg・1mg) |
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禁煙治療 (自費診療) |
価格 (税込) |
1日あたり |
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12週間禁煙プログラム | 49,200円 / 12週間 |
585円 |
定期配送プログラム | 17,685円 / 4週間 |
631円 |
お試しプログラム2w | 12,000円 / 2週間 |
678円 |
※1日あたりの価格は12週間分購入した場合の価格です。
※オンライン・来院診療どちらにも対応しています。
※お試しプログラム2wを継続する場合、残り(10週分)45,000円は一括払いとなります。
- 12週間禁煙プログラム
チャンピックスでの治療では基本の期間である12週間をまるごとカバーできるプログラムです。
3つのプログラムの中で一番コストパフォーマンスに優れています。 - 定期配送プログラム
4週間分が都度配送されるプログラムです。
3つのプログラムの中で唯一都度払いとなっています。 - お試しプログラム2w
2週間分がお試しできるプログラムです。
ただし残りの10週間分は45,000円となり、他のプログラムに比べて割高です。
一般的な禁煙外来では、治療のために約3ヵ月トータル5回の通院が必要です。
しかし、当院では「初回の診察のみ」でまとめて処方が可能です。
これにより忙しく、時間の都合がつきにくい方であっても、禁煙治療を簡単かつ効率的に続けやすくなっています。
なおフィットクリニックでは、希望に対して柔軟に対応できる3つの禁煙治療プログラムがあります。
チャンピックスジェネリックを使った禁煙治療を検討されている方は、当院までお気軽にお問い合わせください。
オンライン診療は初めてでも簡単・便利
フィットクリニックでは、オンライン診療も実施中です。
わずか5〜10分ほどの医師問診をオンライン上で受ければ、必要な薬を郵送にて処方できます。
最短で即日発送も可能※なため、受け取りまでのタイムラグもほとんどなく、日にちが空いて禁煙するモチベーションが低下する心配もありません。
(※15時までに入金が確認できた場合)
オンライン診療の大きなメリットは、予約〜薬の処方までをスマホ1つで自宅にいながらでも完結できる手軽さです。
通院の手間はもちろん、それにかかるコストも抑えられるので、禁煙治療を続けやすい環境が整っています。
禁煙治療は継続が成功率を高めるので、簡単・便利な当院のオンライン診療の利用もご検討ください。
何に依存しているか考えてから対処する
禁煙成功の鍵は、自分がタバコに依存している理由を理解し、それに対して適切な対策を講じることです。
先ほどご紹介した①〜③の依存のうち、どれが一番強いか見極めて以下の対策を行っていきましょう。
3つの依存への対策
⇒適度な運動によりドーパミンの放出を促す
②心の依存
⇒「タバコを吸って落ち着くのはニコチン不足の解消によるもので、タバコの効果ではない」と理解し、心の錯覚を正す
③習慣的な依存
⇒タバコとセットになっているルーティンを別の行動に置き換える
チャンピックスであれば、特に①の身体の依存の解消に役立ちます。
またタバコをおいしくなく感じさせる効果もあるため、②の心の依存の解消にも一定の効果が見込めます。
禁煙の壁は自力で乗り切れないこともあるので、苦労を和らげ、タバコ離れをスムーズにするためにも薬の活用をお勧めします。
離脱症状の対処法を決めておく
禁煙を始めてから2~3日が、離脱症状を最も強く感じる時期となります。
はじめの数日は辛い状況が続きますが、この時期に再びタバコに火をつけてしまうと、たった1本で振り出しに戻ってしまいます。
そのため離脱症状のピークを乗り越えるためには、タバコの代わりとなる代替行動を準備しておくことが大切です。
- ガムやアメを食べる
- 身体を動かす
- 冷たい水や氷を口に含む
- 趣味や好きな活動に没頭する
タバコを止めるためには心構えだけでなく、上記のような事前準備も欠かせません。
ご自身に合った方法で構わないので、離脱症状に備えてリラックス方法や気分転換の方法を準備しておきましょう。
禁煙できないとどうなる?
禁煙できないと健康上のトラブルや依存度が強まるリスクなどがありますが、タバコはご自身以外にも悪影響を及ぼしかねません。
ここでは、禁煙できない場合に生じる主な問題点について詳しく解説していきます。
自分や周りの人の身体に不調が出る
タバコは、命に関わる病気のリスクを高めます。
よく知られているのが「肺がん」ですが、喫煙はほかの部位でもがんの原因になるとされています。
また脳や血管、心臓、呼吸器などの疾患や、糖尿病、妊娠周期の異常(早産、死産、低出生体重児など)、歯周病などの原因にもなります。
- 肺がんでの死亡率が非喫煙者に比べ4.5倍
- 虚血性心疾患による死亡リスクが1.7倍
- 寿命が縮む
- 肺がんのリスク 1.28倍
- 虚血性心疾患のリスク 1.3倍
- 脳卒中のリスク 1.24倍
ここで問題なのが、吸っている本人だけでなく、周りの非喫煙者にも「受動喫煙」という形でタバコの悪影響が及んでしまうことです。
一時の至福と引き換えに、大切な人の寿命を削ってしまう可能性があることは覚えておいてください。
またなかなか禁煙できない人は、こういったリスクがあることを十分に理解し、喫煙欲求をコントロールすることに役立ててみましょう。
使えるお金が年間で22万円減る
タバコは増税を繰り返しており、今では1箱あたり600円にもなる銘柄もあります。
喫煙者にとっては当たり前の出費になっているかもしれませんが、1年間で219,000円かかっている計算です。
約22万円ものお金が浮けば、できることは多く、間違いなく生活は充実します。
年に1回の海外旅行、買い物、おいしい料理、etc…、あげればキリがなく、将来のための貯蓄や投資に回すのも1つでしょう。
禁煙成功者の中には、禁煙が一番の節約であることを考えると、突然喫煙がばかばかしく感じ、禁煙に成功したという人もいます。
今後の人生を有意義にするためにも、お金の使い道を今一度見直してみてください。
妊娠中禁煙できないと赤ちゃんに影響が出る
妊娠中に禁煙ができないと、お腹にいる胎児や産まれた後の子供の健康にも長期的なリスクが及ぶ可能性があります。
以下は、妊娠中の喫煙によるリスクの一部をまとめたものです。
- 低出生体重児が生まれるケースが約2倍
- 早産、乳幼児突然死症候群のリスクが増加
- 先天的な異常が起こる
- 肺炎や気管支炎が増える
- 子供の知的能力が下がる
- 成人後の暴力犯罪が増える
命に関わるようなケースはもちろん、研究では知能や性格などの発育にタバコが悪影響を及ぼすことも示唆されています。
なお妊娠中は、禁煙補助薬は使用することができません。
女性は離脱症状の影響を受けやすく、特に禁煙しづらい傾向にあるため、担当医に相談しつつ、計画的に禁煙を進めていくようにしてください。
【まとめ】禁煙できない人は禁煙補助薬を使おう
タバコに依存しているほど、禁煙するのは難しいです。
自力での禁煙成功率10%前後というデータからも、ほとんどの方が意志だけではどうにもならないことがわかります。
また、ご自身の健康面や経済面、受動喫煙による周囲への影響なども考えると、タバコを続けるメリットは1つもありません。
これまでご紹介した対処法を用いつつ、何度も失敗や挫折を繰り返さないためにも禁煙補助薬の使用も検討してみてください。
フィットクリニックでは、チャンピックスジェネリックの処方を行っております。
以下よりお気軽にお問い合わせください。
よくある質問
なので1度の失敗はつきものと考え、その失敗をどう活かすかが禁煙成功の鍵を握っていると言えるでしょう。
また「禁煙するぞ!」と意気込みすぎてしまうと、モチベーションが続かないこともあります。
数年、数十年と続けていくものなので、ある程度の計画性を持って、気長に禁煙に挑戦することをおすすめします。
よく知られるニコチン依存のほか、心理的な依存、習慣的な依存があげられます。
1つあるいは複数に依存しているケースもあるので、依存している原因を見極めて、それに合った適切な対処を講じることが大切です。
たとえば、ガムを噛んだり、果物や野菜を食べるなどすれば、口寂しさも紛れるのでおすすめです。
また喫煙具が目につくと吸いたくなるので、この機会にすべて処分しましょう。
吸えなくて辛い時期は、禁煙をはじめて2〜3日目のピーク時です。
それを過ぎれば次第に心も身体も楽になってくるので、タバコに置き換えられるものを見つけて禁煙継続を目指しましょう。
一番の理由は、ニコチンによる身体的依存です。
意志が強い方が禁煙に成功しやすいのはもちろんですが、意志の力だけでなく、禁煙補助薬を使う、離脱症状の対処法を考えるなどきちんと対策を立ててのぞむ必要があります。