>

ED治療に関する女性のイメージ・男性の実態調査 EDのパートナーに薬で治療してほしい女性は60%!

ED治療約についてアンケート!女性のイメージは?男性の実態は?

「ED」は当事者である男性だけでなく、パートナーの女性にとってもコミュニケーションを取る上で重大な問題です。

そこで当院では、女性を対象にED治療に対するイメージ調査を、ED治療経験のある男性を対象にED治療の実態調査を行いました。

【アンケートの概要】

・女性に対するアンケート
調査日 :2023年8月25日
調査対象:一般女性200名

・男性に対するアンケート
調査日 :2023年8月21日
調査対象:当院でED治療を行った経験がある男性573名

調査結果サマリー

  • 男性にED治療薬を使ってほしい女性は60%
  • 性行為に不満があると愛情を感じなくなる可能性のある女性は74.5%
  • ED治療薬を使用した男性の72.1%が硬さを得られたなど、9割以上の男性が何らかの効果があったことを実感

アンケートの結果詳細

アンケートの結果を、女性と男性に分けて紹介します。

女性に対するアンケート

Q1:性行為中、相手がED(勃起不全)になったらどう思いますか?(複数回答可)

性行為中、相手がED(勃起不全)になったらどう思いますか?

性行為中、相手がED(勃起不全)になったらどう思うかの質問に対して、「どうしていいか分からない(51.5%)」が最も多く、次いで「心配になる(44.0%)」「自分に自信がなくなる(19.5%)」など、回答者の大半がネガティブな感情を抱く結果となりました。

Q2:パートナーがED(勃起不全)だった場合どう思いますか?(複数回答可)

パートナーがED(勃起不全)だった場合どう思いますか?
その他の自由回答
  • 本人が悩んでいるのだったら何か考える。
  • パートナーと話し合って、治療するか自然に治るのを待つかなど方針を一緒に決めたい。
  • 薬で治療するかそのままにしておくのか、本人の意向に任せる。薬で治療するのも病院に行かなければならないし、本人が行きたくないと思うかもしれないから。
  • 恋愛中であれば悲しく自分を責め解決しようと考えることもあるかもしれない。
  • 相手がどうしたいかを第一に優先したいです。

パートナーがED(勃起不全)だった場合どう思うか聞いたところ、「薬で治療してほしい(60.0%)」が最も多く、次に「自然に治るまで待ちたい(28.5%)」「自分を責めてしまう(10.0%)」が続きました。

「薬で治療してほしい」の多さから、ED治療薬に対する肯定的な認識が女性にも広く共有されていると考えられます。

Q3:ED治療薬を使っている男性をどう思いますか?(複数回答可)

ED治療薬を使っている男性をどう思いますか?
その他の自由回答
  • 私は性行為にあまり興味がなく、セックスレスになっても良いと思っているので、パートナーがEDでも大丈夫ですが、女性側が性行為を望んでいる場合は治療が必要だと思います。
  • 若い時や、子どもを作りたい場合には治療して欲しいと思いますが、ある程度長く人生を過ごしてセックスの必要性をあまり感じなくなったり、子作りの必要がなかったりするような場合は、無理して治療する必要もないかなと思います。本人が治療を希望している場合は本人の意思に任せればよいと思います。
  • 健康に影響がないのか心配になる。
  • 本人が使いたいならまかせます。

ED治療薬を使っている男性をどう思うか聞いたところ、「これからも使ってほしい(44.0%)」が最も多く、「EDを放置するよりは使っている方がいい(36.5%)」が続く結果となりました。

反対に「使ってほしくない(12.0%)」は少ない結果でした。

以上の結果から、多くの女性がED治療薬の使用に肯定的であることが明らかになりました。

Q4:性行為で不満があると、徐々に愛情も感じなくなる可能性がありますか?

性行為で不満があると、徐々に愛情も感じなくなる可能性がありますか?

性行為への不満によって徐々に愛情も感じなくなる可能性があるか聞いたところ、「はい(74.5%)」が7割以上にも上りました。

女性のアンケート結果まとめ

女性はパートナーがEDの場合、「治療してほしい」との答えが60.0%と最も多い結果となりました。このことから、EDは男性本人だけでなく、パートナーの女性にも大きく関わる問題であることが分かります。

また、「性行為で不満があると愛情も薄れていく可能性がある」に対し「はい」と答えた女性は74.5%と、全体の4分の3を占める結果となりました。直接的な原因ではないとしても、性行為の不満は、パートナーとの関係が崩れるきっかけにもなりうるほど重大な問題であると言えます。

アンケート全体を通して、ED治療薬に対しての否定的な意見はごく少数でした。これらの結果から、パートナーである男性本人の意思を尊重しながらも、必要な場合はED治療をしてほしいと考える女性が多いことが読み取れます。

男性に対するアンケート

Q1:年齢を教えてください。

年齢を教えてください。
回答者の年齢
20代:65名(11.3%)
30代:104名(18.2%)
40代:171名(29.8%)
50代:162名(28.3%)
60代:62名(10.8%)
70代以上:9名(1.6%)

Q2:使用したことがあるED治療薬を選択してください。(ジェネリックを含む。複数回答可)

使用したことがあるED治療薬を選択してください。

使用経験のあるED治療薬を聞いたところ、「バイアグラ(60.4%)」が最も多く、「レビトラ※1(54.6%)」「シアリス※2(53.9%)」が続きました。

※1 レビトラ:15分で効き始める即効性が特徴のED治療薬
※2 シアリス:最大36時間の長い持続時間が特徴のED治療薬

Q3:なぜED治療薬を使用しようと思いましたか?(複数回答可)

なぜED治療薬を使用しようと思いましたか?

ED治療薬を使用した理由について、「強度が欲しいから(49.4%)」が最も多く、「勃起時間を延ばしたいから(46.4%)」が続きました。

その他、「もしもの時のために安心したい(33.3%)」の声もあり、完全なEDでなくても、不安を取り除く目的でED治療薬を使用する人もいるようです。

Q4:ED治療薬を使用したとき、どのような効果が得られましたか?(複数回答可)

ED治療薬を使用したとき、どのような効果が得られましたか?

ED治療薬を使用してどのような効果が得られたか聞いたところ、「硬さが得られた(72.1%)」が最も多く、「勃起の持続時間が増加した(67.0%)」「最後まで性行為ができるようになった(44.5%)」が続きました。

「性行為の満足度が上がった(38.4%)」「性行為に対して前向きになった(33.7%)」など精神面で改善した意見も見られました。

Q5:ED治療を行う前はどんなことが不安でしたか?(複数回答可)

ED治療を行う前はどんなことが不安でしたか?

ED治療を行う前に何が不安だったか聞いたところ、「副作用(64.2%)」が最も多く、次いで「効果の有無(53.1%)」「費用面(39.1%)」が多い結果となりました。

副作用を不安に感じる人が最も多いことから、安心してED治療を行うためには、患者が副作用についてのきちんとした説明を受けることが重要であると考えられます。

Q6:実際に通院やED治療薬を使用してみてどう思いましたか?(複数回答可)

実際に通院やED治療薬を使用してみてどう思いましたか?

実際に通院・ED治療薬を使用してみてどう思ったか聞いたところ、「通院、使用してよかった(61.4%)」が最も多く、「もっと早く使用すればよかった(55.0%)」が続きました。

一方で「あまり変化はなかった(2.8%)」「もう使用しない(0.0%)」が少なかったことからも、9割以上の人がED治療薬の使用により、良い効果を実感していることが確認できます。

Q7:ED治療に月いくらかかっていますか?

ED治療に月いくらかかっていますか?

ED治療に月間でかける金額は、「5,000円未満(70.9%)」が最も多い結果となりました。

通院やED治療薬を使用する頻度にもよりますが、多くの方が低価格でED治療を行っているようです。

Q8:どのようなクリニックでED治療薬の処方を受けたいですか?(複数回答可)

どのようなクリニックでED治療薬の処方を受けたいですか?

どのようなクリニックでED治療薬の処方を受けたいか聞いたところ、「オンライン診療がある(90.6%)」が最も多く、「値段が安い(55.0%)」「診察が短い(41.9%)」が続きました。

今回のアンケート回答者にはオンライン診療の経験者が多いため、一概には言えないものの、オンライン診療に対する需要は高いと言えそうです。

男性のアンケート結果まとめ

実際にED治療薬を使用した男性からは「使ってよかった」「もっと早く使えば良かった」の声が多く寄せられました。

反対に、今回の調査では「もう使用しない」と回答した人はいなかったため、ED治療薬は多くの男性に何らかの良い影響を与えたことが考えられます。

また、ED治療薬は硬さの向上や勃起の持続時間の延長など機能面での効果だけでなく、性行為の満足度が上がったり、性行為に対して前向きになったりするなど精神面でもメリットがあることが分かりました。

アンケートの結果を受けて

今回のアンケートから、女性は性行為の不満によって愛情を感じなくなる可能性があることが分かりました。パートナーとの関係づくりにおいて、性行為がいかに重要であるかがうかがえます。

一方、実際にED治療に踏み切った男性は、「ED治療薬を使ってよかった」「もっと早く使えばよかった」など、ED治療によって性生活がより良くなったという声が多く寄せられました。

女性はパートナーがED治療薬を使うことにネガティブな感情を持つ人は少ないことからも、パートナーとの関係づくりの中でEDが問題となっている場合は、医師の診察のもと、ED治療薬を試してみることが最も効果的な解決策である可能性が高いです。