花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で起こるアレルギー性疾患です。
主に鼻や目の粘膜に症状が現れ、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどが代表的です。
一度発症すると、自然に治る可能性は極めて低く、毎年同じ季節に繰り返す傾向があります。
この記事では、花粉症の代表的な症状や季節ごとの原因、風邪や他のアレルギーとの違い、症状を抑える方法まで詳しく解説します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な症状 | くしゃみ、目のかゆみ、鼻水、鼻づまり、喉の違和感など |
| 原因植物 |
春:スギ・ヒノキなど 秋:ブタクサ・ヨモギ・カナムグラ など |
| 診断方法 | 問診、血液検査(IgE抗体測定)、皮膚テスト、鼻粘膜誘発テストなど |
| 治療方法 | 抗ヒスタミン薬、点鼻薬、点眼薬、ステロイド薬、舌下免疫療法、環境改善など |
花粉症の4大症状
花粉症の代表的な4つの症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみです。
これらの症状はそれぞれに対応した治療法や医薬品があり、症状ごとの対策が重要です。
特に朝起きた直後に症状が強く出るモーニングアタックは、夜間に室内にたまった花粉を吸い込むことで起こります。
対策として、就寝前の対処や空気清浄機の使用などが有効です。
花粉症は花粉の飛散時期が過ぎると、多くの場合症状も落ち着きますが、慢性的に続く人もいるため注意が必要です。
次章では、それぞれの症状について詳しく解説します。
くしゃみ
くしゃみは、花粉症の初期に現れやすい特徴的な症状のひとつです。
- 鼻粘膜に花粉が付着することで免疫反応が起こり、異物を体外に排出しようとする生理的な防御反応として発生する
- 1日に何度も連続してくしゃみが出る場合、風邪ではなく花粉症などアレルギー性の反応である可能性が高い
- 朝方や屋外に出た直後など、花粉に多く触れるタイミングで強くなる
この症状は、抗ヒスタミン薬などの服用である程度抑えることができますが、完全に防ぐことは難しいため、花粉の回避も併せておこなうことが大切です。
鼻水
鼻水は、花粉症によって鼻粘膜が刺激されることで現れる、代表的な症状です。
- 透明で水のようにさらさらとした鼻水が長期間続く場合、風邪ではなくアレルギー性の反応である可能性が高い
- 特に花粉が多く飛散する時期は、鼻水が日常生活の妨げになることもあり、集中力の低下や睡眠の質の悪化を引き起こす場合もある
- 朝方や屋外に出た直後など、花粉に多く触れるタイミングで強くなる
花粉の時期が過ぎても鼻水の症状が続く場合は、通年性アレルギー性鼻炎の可能性も視野に入れて対処することが重要です。
鼻づまり
鼻づまりは、花粉による炎症で鼻粘膜が腫れ、空気の通り道が狭くなることで起こる症状です。
- 両側の鼻が同時に詰まることが多い
- 特に夜間や就寝時に悪化しやすく、睡眠の質を大きく下げる要因となる
- 風邪と異なり、鼻づまりが数週間以上も続く場合は、花粉症によるアレルギー反応が考えられる
- 朝方や屋外に出た直後など、花粉に多く触れるタイミングで強くなる
改善には、血管収縮薬を含む点鼻薬や抗アレルギー薬が効果的ですが、花粉を避ける生活習慣も大切です。
このような症状が花粉の時期を過ぎても続く場合は、通年性アレルギー性鼻炎の可能性も検討しましょう。
目のかゆみ
目のかゆみは、鼻の症状と並んで多くの人が悩まされる花粉症の代表的な症状です。
- 目の粘膜が、花粉などのアレルゲンに反応することで炎症が起き、強いかゆみを引き起こす
- 花粉以外にもハウスダストやダニが原因となる
- 目をこすってしまうと症状がさらに悪化し、結膜が赤く腫れる、涙が止まらなくなる、まぶたが腫れるといった不快感が強まることがある
治療には、抗ヒスタミン点眼薬やステロイド点眼薬が使用されますが、自分の症状にあったものを選ぶことが重要です。
外出時には花粉防止用のメガネをかけるなど、予防対策も併せておこないましょう。
なお、このような症状はアレルギー性結膜炎とも呼ばれます。
その他の花粉症の症状
花粉症では、4大症状以外にも以下のような症状が現れることがあります。
- 喉の痛み
- 咳
- 声のかすれ
- 倦怠感
- 発熱に似ただるさ
- ぜんそくの悪化
- 二次症状
- まれにアナフィラキシーショック
このうち二次症状とは、花粉症による不調が影響して間接的に生じる症状を指します。
例えば、鼻づまりによる睡眠不足や、目のかゆみによる集中力の低下、仕事や学業のパフォーマンスの低下などが挙げられます。
また、ぜんそくを持つ人は花粉の影響で症状が悪化しやすく、まれにアナフィラキシーショックなど強いアレルギー反応が起こる場合もあるため注意が必要です。
花粉症の重症度と日常生活の支障度
花粉症の症状は人によって異なり、症状の強さによって日常生活への影響も大きく変わります。
日本では、「鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症―2016年版(改定第8版)」が作成されており、この資料に基づき無症状から最重症までの5段階で重症度が分類されています。
| 程度→ | ++++ | +++ | ++ | + | - |
|---|---|---|---|---|---|
| ↓種類 | |||||
| くしゃみ発作 1日の平均発作回数 |
21回以上 | 20~11回 | 10~6回 | 5~1回 | +未満 |
| 鼻汁 1日の平均擤鼻回数 |
21回以上 | 20~11回 | 10~6回 | 5~1回 | +未満 |
| 鼻づまり | 1日中完全につまっている | 鼻閉が非常に強く、口呼吸が1日のうち、かなりの時間あり | 鼻閉が非常に強く、鼻閉が強く、口呼吸が1日のうち、ときどきあり | 口呼吸は全くないが鼻閉あり | +未満 |
| 日常生活の 支障度 |
全くできない | 手につかないほど苦しい | +++と+の中間 | あまり差し支えない | +未満 |
※擤鼻(こうび)=鼻をかむこと
※日常生活の支障度:仕事、家事、睡眠、外出などへの支障度
※横にスクロールします
| 程度および 重症度 |
くしゃみ発作または鼻汁※ | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| ++++ | +++ | ++ | + | - | ||
| 鼻づまり | ++++ | 最重症 | 最重症 | 最重症 | 最重症 | 最重症 |
| +++ | 最重症 | 重症 | 重症 | 重症 | 重症 | |
| ++ | 最重症 | 重症 | 中等症 | 中等症 | 中等症 | |
| + | 最重症 | 重症 | 中等症 | 軽症 | 軽症 | |
| - | 最重症 | 重症 | 中等症 | 軽症 | 無症状 | |
※くしゃみか鼻汁の強いほうをとる
※赤=くしゃみ・鼻汁型、緑=鼻づまり型・黄色=充全型
※横にスクロールします
この分類は、くしゃみや鼻水の頻度、睡眠の質、仕事や学業への影響などを評価項目としています。
症状が中等度以上になると、集中力の低下や睡眠障害が生じるケースが多く、生活の質が著しく下がることが指摘されています。
また、花粉の飛散量が多い日には、症状も強く現れる傾向があり、飛散量と症状には明確な相関関係があるとされている状況です。
特に花粉のピーク時期は、マスクや医薬品による対策が欠かせません。
花粉症の原因
花粉症は春と秋に多くみられ、それぞれ原因となる植物が異なります。
日本における代表的な花粉と、その飛散時期を以下にまとめました。
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
ハンノキ属 (カバノキ科) |
|||||||||||||
|
スギ (ヒノキ科) |
|||||||||||||
| ヒノキ科 | |||||||||||||
| シラカンバ属 (ヒノキ科) |
|||||||||||||
| イネ科 | |||||||||||||
| ブタクサ属 (キク科) |
|||||||||||||
| ヨモギ属 (キク科) |
|||||||||||||
| カナムグラ (クワ科) |
※横にスクロールします
全国の約70%がスギ花粉症で、関東や東海ではスギが中心ですが、関西ではスギに加えてヒノキの植林も多く、地域による違いに注意が必要です。
その他、植物以外にも以下のような生活習慣や体質が複雑に関係し、花粉症になりやすいといわれています。
なりやすい原因や条件
- アレルギー体質の家族がいる(遺伝的要因)
- 都市部の大気汚染(PM2.5など)
- 乾燥した空気や低湿度の環境
- 睡眠不足、ストレス、不規則な生活による免疫バランスの乱れ
- 野菜不足や脂質過多などの偏った食生活
花粉症発症のメカニズム
花粉症は、花粉が体内に入ることで起こるアレルギー反応のひとつで、その根本的な発症の仕組みは、私たちの免疫が花粉を「敵」と判断し、体外に排除しようとする働きにあります。
花粉に触れるたびに、体内ではアレルゲンに対する抗体(IgE抗体)が少しずつ作られていきます。
この抗体はすぐに症状を引き起こすわけではありませんが、ある一定量まで蓄積されると、次に花粉が体内に入ったときに強い反応を起こすようになります。
その結果、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が出始め、「今年から突然花粉症になった」と感じることになるのです。
これは、それまで体内で静かに進んでいた抗体の蓄積が、発症ラインに達したということになります。
花粉症と風邪やその他アレルギーとの違い
花粉症は、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎の一種で、これらは鼻や目の粘膜がアレルゲンに反応して炎症を起こす点で共通しています。
一方、同じように鼻水やくしゃみが出る風邪や寒暖差アレルギーとは、症状の出方や継続期間に明確な違いがあります。
| 項目 | 原因 | 特徴 | 主な症状 |
|---|---|---|---|
| 花粉症 | 花粉 |
|
透明な鼻水、連続したくしゃみ、目のかゆみ |
| 風邪 | ウイルス感染 | 数日〜1週間ほどで改善 | 発熱、喉の痛み、黄色く粘りのある鼻水 |
| 寒暖差 アレルギー |
気温差に鼻の粘膜が反応 |
|
透明な鼻水やくしゃみは出るが、目のかゆみは出にくい |
※横にスクロールします
花粉症セルフチェック
花粉症は風邪や他のアレルギーと似ているため、自分の症状がどれに当てはまるのか迷う人も多い疾患です。
以下のセルフチェックは、花粉症の可能性を確認するための簡単なリストで、複数当てはまる項目がある場合は、花粉症の可能性が高まります。
| 透明でさらさらした鼻水が続いている | |
| くしゃみが1日に何度も連続して出る | |
| 鼻づまりが慢性的に起こる | |
| 鼻づまりが慢性的に起こる | |
| 喉の違和感や咳が長引いている | |
| 外出後に症状が悪化する | |
| 花粉情報が多い日に症状が強くなる | |
| 洗濯物を外に干すと症状が悪化しやすい | |
| 朝起きたときに症状が強く出る (モーニングアタック) |
|
| 家族にアレルギー体質の人がいる |
※本サービスは、診断、治療、予防などを目的としたものではないため、医師や他の医療専門家の判断に代わるものではないことをご了承ください。
これらのチェック項目は、アレルギー性鼻炎の特徴や花粉症の典型的な症状をもとに作成しており、風邪や寒暖差アレルギーとの違いを把握する目安にもなります。
セルフチェックの項目が、3つ以上当てはまる場合は花粉症の可能性が高まるため、早めの対策や医師への相談を検討してください。
花粉症の抑え方
花粉症は早めの対策により、症状の悪化を防ぐことが期待できます。
日常生活の工夫と治療薬の活用を組み合わせることで、つらい症状を軽減しやすくなるため、まずは基本の対処法を以下にまとめました。
なりやすい原因や条件
次の項目では、これらの対処法について詳しく説明します。
花粉症の治療薬を投与する
花粉症の症状を抑えるには、医薬品を適切に使うと効果的です。
-
錠剤
-
飲むタイプの治療薬のため、全身に作用します。
くしゃみや鼻水、目のかゆみなど複数の症状が同時に出る場合にも使いやすい医薬品です。 - ⇒フェキソフェナジン、アレグラ、ビラノア、モンテルカスト、シングレア錠、キプレス錠など
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飲むタイプの治療薬のため、全身に作用します。
-
点鼻薬
-
鼻づまりや鼻水の改善のために、鼻に直接スプレーして使うため、直に鼻粘膜へ作用します。
即効性が期待でき、つらい鼻症状を早く抑えたい時に便利です。 - ⇒モメタゾン点鼻液、ナゾネックス、ステロイド点鼻薬など
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鼻づまりや鼻水の改善のために、鼻に直接スプレーして使うため、直に鼻粘膜へ作用します。
-
点眼薬
- 目のかゆみや充血を抑えるために、直接目に点眼して使用します。
- ⇒エピナスチン点眼液、アレジオン点眼液、フルメトロン点眼液など
鼻水や鼻づまりには飲み薬や点鼻薬、目のかゆみには抗ヒスタミン点眼薬など、症状に応じて使い分けることで、負担の軽減につなげます。
また、花粉が多く飛ぶ時期は症状が悪化しやすいため、早めに医薬品を使い始めると、症状の広がりを抑えやすいとされています。
より重い症状が続く場合は、医師に相談して治療薬を処方してもらうことも大切です。
マスクをする
マスクは、花粉の侵入を防ぐために最も手軽で効果的な対策のひとつです。
顔にフィットするタイプを選ぶと、吸い込む花粉の量を大きく減らせるため、鼻水やくしゃみの悪化を抑えやすくなります。
外出時だけでなく、風が強い日の通勤や屋外での活動時にも着用しておくと、予防効果が高まります。
また、室内でも花粉が多く入り込む時間帯は、マスクをすることで症状の軽減が期待できます。
加湿をする
室内の空気が乾燥すると、鼻や喉の粘膜が刺激を受け、花粉症の症状が悪化しやすくなります。
加湿器を使って適度な湿度を保つことで、粘膜の乾燥を防ぎ、花粉による刺激への緩和が期待できます。
また、湿度が上がると空気中の花粉が舞い上がりにくくなるため、室内環境を整えるうえでも役立つ方法です。
加湿は就寝時にも取り入れやすいため、朝の鼻づまりや喉の不快感を軽減してくれます。
その他の方法
花粉症の症状を抑えるためには、医薬品やマスクの着用だけでなく、日常生活でできる工夫を重ねることも重要です。
-
室内に花粉を持ち込まない
- 外出時は花粉が付着しにくい素材の上着を選ぶ
- 帰宅時は玄関前で衣服の花粉をしっかり払う
- 帰宅後すぐに髪や体を洗う
-
室内の花粉量の低減
- 空気清浄機を活用して室内の花粉を取り除く
- こまめに掃除をして床や家具に積もった花粉を減らす
-
体調管理
- 十分な睡眠を確保して免疫の負担を軽くする
- バランスのよい食事を心がけて体調を整える
これらの対策を組み合わせることで、花粉の吸引量を減少させれば症状の悪化を抑えやすくなります。
花粉の飛散前の対策
花粉症は飛散前から治療薬を使うと、症状の立ち上がりを和らげる効果が期待できます。
また、花粉症対策の基本は花粉と接触しないことが一番のため、外出を控える、花粉のつきにくい衣服を着用するなどの工夫も重要です。
- 花粉が多い時間帯の外出を控える
- 花粉のつきにくい服装やマスク着用
- 帰宅時に衣服の花粉を落とす
- 飛散時期の前や、飛散予測日の前にあらかじめ治療薬を使用する
また花粉症の発症自体を抑える医療対策には以下のようなものもあります。
-
鼻のレーザー治療
- 鼻粘膜にレーザーを照射し、花粉への反応を起こりにくくする
- 症状を軽減する治療で、効果は半年~1年
-
注射による治療
- アレルギー物質IgEを無力化する抗体を注射(ゾレア)
- アレルギー体質改善が期待できるヒスタグロビン注射など
- 発症を抑える効果のものと、発症後の症状を和らげる効果のものがある
-
舌下免疫療法
- アレルゲンを少量ずつ取り込み、体を慣らす
- 花粉飛散の半年前からはじめ、完全に症状を抑えるには5年ほど継続する必要がある
※当院ではこれらの治療は行っておりません
まとめ:花粉症には薬が手軽で効果的
花粉症になると目のかゆみ、鼻水、鼻づまり、くしゃみといった症状などが起こり、重症になると睡眠不足や集中力の低下や倦怠感など、日常生活にも大きな支障をきたします。
こうした花粉症の症状を抑える医薬品は、手軽に使用でき効果も期待できます。
それぞれ特徴が異なるため、症状に合わせて使い分けることが大切です。
- 全身に作用する錠剤
- 鼻の症状に特化した点鼻薬
- 目のかゆみに対応する点眼薬
花粉の飛散前からの服用や、花粉が多い日の外出前や、症状が出始めた時に使用すると、より諸症状の改善に効果が期待できるとされています。
花粉症に関するよくある質問
-
- Q
花粉症になると体調にも影響が出ますか?
- A
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみが出やすくなり、さらにだるさや集中力の低下など、日常生活に影響する体調不良を感じることがあります。
- Q
-
- Q
花粉症になったら何科を受診したら良いですか?
- A
花粉症とわかっている場合、花粉症の治療薬を処方しているクリニックを受診すれば、すぐに適切な治療薬を処方してもらえます。
オンライン診療をおこなっている医療機関であれば、来院せずに花粉症の治療を開始することも可能です。
花粉症の疑いがあり診断を受けたいという場合は、耳鼻科を受診するとより専門的な検査が受けられます。
目の症状が強い人は眼科、皮膚の症状が気になる方は皮膚科でも診察が可能です。
- Q
-
- Q
花粉症になる原因は何がありますか?
- A
花粉症になる主な原因は、花粉(スギ・ヒノキなど)に対して体の免疫反応が過剰に働くためです。
花粉に触れるたびにアレルゲンに対する抗体(IgE抗体)が体内で蓄積し、一定量に達すると症状が現れるとされています。
- Q
-
- Q
花粉症になりやすい人の特徴はありますか?
- A
以下に該当する方は、花粉症になりやすいとされています。
- 遺伝的にアレルギー体質の人
- 家族に花粉症の人がいる
- 鼻炎・ぜんそくなど他のアレルギー疾患を持つ人
- 睡眠不足が続いている人
- ストレスが多い人
- 生活習慣や生活環境が乱れがちな人
- Q
-
- Q
昔は花粉症は無かったのでしょうか?
- A
昔から花粉症はありましたが、現在のように多くの人が発症したのは戦後以降です。
スギの大量植林や生活環境の変化、花粉量の増加が関係していると言われています。
- Q
-
- Q
花粉症になると熱っぽくなりますか?
- A
花粉症によりだるさや微熱、熱っぽさを感じることはありますが、高熱になることはあまりありません。
38度前後の高熱が続くような場合は、風邪や感染症の可能性があるため注意が必要です。
- Q
-
- Q
花粉症かどうか確かめる方法はありますか?
- A
自分でできる方法として、症状の出る時期、鼻水の状態、目のかゆみなどをチェックするセルフチェックが参考になります。
しかし一番確実なのは、医療機関でアレルギー検査を受けることです。- 血中IgE検査 アレルギーに関係する血中の抗体量を調べる。
-
皮膚反応検査(プリックテスト、スクラッチテスト等)
皮膚に少量のアレルゲンを触れさせ、赤みや腫れが出るかを確認。 -
鼻粘膜誘発テスト
花粉エキスを含ませた紙を鼻の中の粘膜に貼り、その反応を見る。
- Q
参考サイト
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この記事の監修
(はっとり けいた)医師
【略歴】
- 平成17年
- 医療法人財団 河北総合病院 勤務
- 平成29年
- ゴリラクリニック 池袋院 管理者
- 令和5年~
- フィットクリニック院長 勤務