ED治療薬の効果を最大限に発揮するには、正しい飲み方が重要です。
中でも重要なのが服用タイミング。
空腹時の服用がベストであるほか、薬によりますが、性行為の約1時間前の服用が理想的です。
ただ、すべてを配慮して服用するのは難易度が高いもの。
そこで当院では、実際にED治療薬を服用している人は何を考えながら服用タイミングを調整しているのかアンケートを実施しました。
【アンケートの概要】
調査対象:ED治療薬を服用したことがある男性200名(20代21名、30代65名、40代74名、50代31名、60代以上9名)
調査日 :2024年10月8日~2024年10月9日
調査方法:インターネット調査
調査結果の概要
・ED治療薬の服用タイミングは性行為の予定を軸に調整する人が55.5%と最多
性行為・食事の両方を配慮して調整できている人は29.5%にとどまる
・性行為するか不確定な場合でもED治療薬を念のため服用する人は46%
服用しない人(44.5%)をわずかに上回る
・ED治療薬を服用したのに性行為しなかったことがある人は63%
理由は「性行為する雰囲気にならなかった」が42.9%と最多
アンケートの結果詳細
Q1:性行為の相手は主に誰ですか?
今回のアンケートでは、性行為の主な相手は「彼女・妻」が80.0%と大多数を占めました。
Q2:ED治療薬の服用タイミングはどのように調整しますか?
本来は性行為と食事の両方のタイミングを考えて調整するのがベストですが、アンケートでは「性行為の予定を軸に調整する」が55.5%と最も多くなりました。
一方、「性行為・食事の両方を配慮して調整する」は29.5%にとどまる結果に。
特にデートの場合は性行為・食事ともに相手がいることなので、両方配慮して調整するのは難しいのかもしれません。
Q3:ED治療薬の服用タイミングを調整する際、不安なことは何ですか?(複数回答可)
ED治療薬の服用タイミングを調整する際不安なことは、「きちんと効果が発揮されるか」が80.0%を占めました。
服用タイミングは、薬の効果を発揮するために調整することを考えると、妥当な結果とも言えます。
「相手に服用がバレないか(16.0%)」「性行為の予定が途中で変わらないか(14.0%)」は少数派となり、その他の回答として、「副作用が心配」のほか、「自慰行為で使うため調整はしない」といった回答も見られました。
Q4:ED治療薬服用後、性行為のタイミングが予定より早くなった・遅くなったことはありますか?その時ED治療薬の効果はありましたか?
性行為のタイミングについて、6つの選択肢では「性行為のタイミングはいつも予定通り」が最多となりました。
ただ全体で見ると、予定通りにいかなかった経験がある人の方が66.5%と多数派でした。
しかし、予定通りにいかなかった場合でも、効果があったという回答が多くなりました。
性行為のタイミングが早くなった・遅くなった場合でも、ED治療薬の効果があった人は合わせて82.4%でした。
多少予定がずれてもある程度は問題ないことがうかがえます。
なお、ED治療薬の効果がなかった人の中では、性行為のタイミングが早くなってしまった場合の人が多数派でした。
これは、治療薬の成分を吸収し切れていなかったことが原因と思われます。
Q5:性行為するか不確定な場合でもED治療薬を服用しますか?
性行為するか不確定な場合でも念のためED治療薬を服用する人は46.0%でした。
不確定な場合服用しない人は44.5%と若干下回っていますが、ほぼ同数です。
また金額について考えると、ED治療薬・先発薬の場合、1錠あたりの値段は決して安くはありません。
そのため性行為するか不確定な場合の服用は、金銭感覚や性行為に対する思い入れなどで個人差があると言えそうです。
念のため服用しておきたいという方は、ジェネリックを選択し少しでも薬価を抑える方法があります。
Q6:ED治療薬を服用したのに性行為をしなかったことはありますか?
ED治療薬を服用したのに性行為をしなかったことがある人は63.0%と多数派でした。
やはり「いつでも予定通り」とはいかないことがわかります。
ED治療薬を服用したのに性行為をしなかった理由については、「性行為する雰囲気にならなかった」が42.9%と最も多い結果となりました。
雰囲気づくりは相手の協力も必要となるため、なかなか思うようにはいかないことが結果からもうかがえます。
Q7:あなたがED治療薬を服用することを相手は知っていますか?
ED治療薬の服用を相手が知っているか聞いたところ、「知っている」「知らない」が丁度50.0%ずつという結果となりました。
性行為の主な相手が「彼女・妻」「彼女・妻以外の好きな人」と回答した人は、「知っている」が若干多かった一方、「知らない」も多数となりました。
EDに関することは、身近な相手でも言いづらいセンシティブな内容だということがうかがえます。
Q8:(Q7で「知っている」と回答した方)服用を相手が知っていることで、良かったことはありますか?(複数回答可)
ED治療薬の服用を相手が知っていることで良かったこととして、「気持ちが楽」との声が69.0%と最多でした。
EDは男女ともにセンシティブな内容とも言えるため、それを共有できている状態は服用する男性だけでなく女性にとっても健康的な状態と言えるかもしれません。
服用タイミングに関わる「食事や性行為の時間調整に協力してくれる」は29.0%とそこまで多くはありませんでした。
Q9:ED治療薬を初めて服用した際は、何を服用しましたか?(各ジェネリックを含む)
初めて服用したED治療薬がバイアグラだという人は76.0%と大多数を占めました。
バイアグラは最も知名度が高いため、試しやすいという人が多いのではないかと考えられます。
Q10:直近であなたが服用したED治療薬を教えてください(各ジェネリックを含む)。
直近で服用したED治療薬もバイアグラが最も多い結果となりました。
ただ、バイアグラの割合は67.0%と、「初めて服用したED治療薬」と比べやや減少し、その分レビトラやシアリス、その他のED治療薬の割合が増加しています。
ED治療薬はそれぞれに特徴や身体との相性があるため、バイアグラから始めて他の薬を試していく人もいることがわかります。
アンケート結果まとめ
- ED治療薬の服用タイミングは性行為の予定を軸に調整する人が半数以上
- 性行為・食事の両方を配慮して調整する人は3割程度にとどまる
- 服用タイミングを調整する際、きちんと効果が発揮されるか不安な人が8割
- 性行為が予定より早くなった・遅くなった場合でも8割以上の人に効果があった
- 性行為が不確定な場合でもED治療薬を服用する人は服用しない人より若干多い
- 性行為の相手がED治療薬の服用を知っていることで気持ちが楽になる人が約7割
アンケートの結果を受けて
ED治療薬は性行為・食事のタイミング両方を配慮して服用するのが理想ですが、今回のアンケートでは服用タイミングが多少ずれても効果がある人が多かったことがわかりました。
ED治療薬は緊張やプレッシャーが強い場合効果が発揮されないこともあるため、「服用タイミングは多少ずれても良い」と考え、落ち着いて過ごすことが大切です。
気の許している相手なら、ED治療薬の効果が十分に引き出せるよう、食事や性行為のタイミングを合わせてもらうようお願いしてみるのも良いかもしれません。
なお、フィットクリニックではED治療薬の処方を行っています。
ED治療薬をご希望の方は、当院までご相談ください。