射精障害とは？改善方法と原因を解説

「勃起はするが射精ができない」

「射精するまで時間がかかる」

「射精するまでの時間が早い」

「性行為で射精できない」

上記のようなお悩みを抱えている男性は多く、不妊治療の現場では性機能障害の患者が増えています。

そもそも「射精障害」とは、勃起はできても正常な射精ができない状態をいいます。

この記事では射精障害の改善方法と原因について解説していきます。

なお、射精障害の1つに「早漏」がありますが、当院では早漏治療で使用する薬の取り扱いがありますので、お悩みの方はご相談ください。

当院の早漏防止薬の価格

また、オンライン診療では、クリニックに来院することなく診察から処方までをすべてご自宅で済ませることが可能です。

診察の予約は以下で承っておりますので、お気軽にご相談ください。

射精障害とは「正常な射精ができない」症状のこと

射精は脳の興奮と脊椎神経伝達、骨盤の筋肉収縮が複雑に関係する身体機能の一つです。

射精障害とは、勃起はできても正常な射精ができない状態のことをいい、勃起ができなくなる勃起障害と同じく性機能障害の一つです。

射精障害は「早漏」、「膣内射精障害」、「神経性射精障害」、「逆行性射精障害」の4つに分類されます。

射精障害のそれぞれの症状と改善方法について解説するので、参考にしてください。

射精障害の種類

早漏：1分以内で射精してしまう

早漏とは、挿入後1分以内で射精してしまう障害です。

また、膣内挿入後に射精する時間が短いこととプラスして、射精のコントロールができず、本人やパートナーが心理的な苦痛を感じている場合も早漏といいます。

早漏の改善方法

早漏のお悩みを抱えている男性は多く、ある調査では対象男性（20～60代の性体験済み）のおよそ4割が自分は早漏だと思うと回答しています。

早漏を治すことで性生活がより充実したものになるので、以下で改善方法を解説します。

早漏防止薬で治療する

早漏を改善するには行動療法などで地道に治す方法もありますが、改善にある程度時間がかかるため、即効性を期待している方には不向きです。

そこで、早漏をいち早く治したい場合は早漏防止薬で治療するのがおすすめです。

当院では服用タイプの「ダポキセチン」と、塗布タイプの「MEGAMAXスプレー（リドカイン）」という早漏防止薬を取り扱っています。

早漏防止薬の種類と価格

	ダポキセチン	MEGAMAXスプレー （リドカイン）
写真
価格／用量	1錠 1,500円 （60mg）	3,000円 （約30回使用）
タイプ	服用	塗布
特徴	早漏の原因の1つであるセロトニン不足を抑え、射精時間を延長させる。	麻酔効果により性感を抑え、射精時間を延長させる。
使用 方法	性行為の1時間前に1回30mg～60mgを服用	性行為の20～30分前に1回～3回ほど陰茎に噴霧
効果 時間	3～5時間	約3時間

早漏防止薬の「ダポキセチン」という有効成分は、興奮や不安からくる緊張を抑えます。

そして感度を落とすことなく約2～3倍射精時間を延長させる効果があります。

また、「ダポキセチン」は服用後1時間ほどで効果が現れるという即効性があり、副作用も少なく安全性が高いので性行為に集中できます。

もう一方の早漏治療薬である「MEGAMAXスプレー（リドカイン）」は、男性器の感覚を麻痺させることで早漏を予防できます。

「MEGAMAXスプレー（リドカイン）」は服用タイプの「ダポキセチン」以上に即効性があり、10分程度で効果が現れ始めるので時間がない時も安心です。

ご紹介した「ダポキセチン」と「MEGAMAXスプレー（リドカイン）」はドラッグストアでは取り扱っていません。

ご利用になりたい方は、以下のボタンより当院までご予約をお願いいたします。

ストップ＆スタート法で治す

早漏治療は、薬物治療のほか、行動療法として「ストップ＆スタート法」があります。

これは、マスターベーションや性行為をする際に射精しそうになったら動きを止める方法です。

ただし、このトレーニングは効果を実感するまでに時間がかかります。

ストップ＆スタート法が難しい、すぐにでも効果を感じたいという方は早漏防止薬がおすすめなので検討してみてください。

膣内射精障害（遅漏）：性行為で射精できない

膣内射精障害とは、マスターベーションでは射精が可能であっても、性行為中の射精が困難な状態をいいます。

射精までの時間がかかる「遅漏」という症状もありますが、重度の遅漏が膣内射精障害といえます。

遅漏、膣内射精障害ともに明確な診断基準はありませんが、本人やパートナーが性行為での射精の遅さについてストレスを感じていれば遅漏や膣内射精障害であるといえます。

膣内射精障害は女性の膣内での射精ができないということで、自然妊娠が難しくなり不妊となるため、近年では社会問題となっています。

膣内射精障害の改善方法6選

成人男性の6.6人に1人が遅漏であり、膣内射精障害（重度の遅漏・性行為で射精できない）方は20人に1人の割合で、非常に多くの方が悩んでいます。

今回お伝えしたい膣内射精障害（重度の遅漏）の改善方法は以下の6つです。

①中折れは治療薬で治療する

膣内で射精しようとするあまり、性行為中にこんなことを感じたことはないでしょうか？

「射精しようと頑張っていたら疲れて中折れしてしまった」
「射精できなかったらどうしようと考えていたら中折れしてしまった」

中折れはED（勃起不全）の一種で、肉体的・精神的な原因により挿入しても勃起を維持できず、最後まで性行為が行えない状態です。

中折れを防ぐにはED治療薬が効果的です。

ED治療薬は勃起した陰茎の維持を手助けする作用があります。

当院で扱っているED治療薬の効果を比較しましたので、参考にしてください。

ED治療薬の効果比較

このように勃起力の効果がマイルドなものから、持続時間が長いもの、副作用が出にくいものなど、薬によってそれぞれ特徴があります。

ED治療薬の価格について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

フィットクリニックでは多数のED治療薬を取り揃えておりますので、身体に合った薬をお選びいただけます。

以前に中折れしたことがある、という方は試してみる価値があります。

予約は以下のボタン（電話・WEB・LINE）より承っておりますので、お気軽にご相談ください。

②マスターベーションを見直す

膣内射精障害になってしまう原因に不適切なマスターベーションが挙げられます。

刺激の強いマスターベーションをすることで、膣内の圧力よりも強く刺激してしまい、性行為で射精しにくくなってしまいます。

適切なマスターベーションの方法は以下の通りです。

マスターベーションの方法を習う機会は少ないため、思春期からマスターベーションの方法を誤っている方が多いです。

また、刺激の強いアダルト動画を日常的に見ると興奮に慣れてしまうことがあります。

そのため性行為の時に動画以上の興奮が得られず、膣内射精障害（遅漏）になるといったケースも増えています。

脳を興奮させやすくするためにも、刺激の強いアダルト動画は控えて、想像でマスターベーションをすることで改善に繋がります。

③歩いて腹腔内の血流を良くする

現代はリモートワークやデスクワークなど座って仕事をすることが多いために、歩くことが少ない方も多いです。

しかし、歩行が少なくなって股関節周辺の筋肉を使わないと、陰部に血流が行き渡りにくくなります。

そうすると射精が起こりにくく遅漏になりやすいと言えます。

反対に、下腹部辺りの血流が良いと刺激がうまく伝達され、脊髄の反射が起きて射精に至ります。

膣内射精障害（重度の遅漏）を治したい方は、散歩など日常的に歩く習慣をつけると良いでしょう。

④射精時の姿勢を変える

膣内で射精しにくい方は姿勢を変えると改善することがあります。

射精がしやすくなる方法を2点ご紹介します。

射精は脊髄に刺激が行くと射精しやすいため、骨盤と背骨の動きを変えることで脊髄への流れが良くなり射精がしやすくなるといわれています。

具体的には、猫背ではなく、腰を反らして胸を張ります。

そうすると脊髄神経の胸髄から腰髄までの動きが良くなりやすいので、反射が起きやすくなり、射精がしやすくなります。

猫背の状態で動いていたとしても、脊髄反射がおきにくい可能性があるので注意が必要です。

さらに、腰を反らして胸を張った状態で呼吸量を増やすのも効果的です。

空気を思いきり吸い込もうとすると交感神経に切り替わるので、吸い込んだ時の方が射精がしやすいといわれています。

⑤「射精しないといけない」思考を変える

膣内射精障害になる原因として、心因性の問題が挙げられます。

また、射精しないといけないという思考で自身を追い詰めてしまうと、ますます射精出来なくなってしまいます。

このような心因性の射精障害でも、ED治療薬は有効です。

治療薬を使用すると膣内で射精障害が起きず、その成功体験を覚えることで次第に薬無しでも大丈夫になっていく事があります。

またそれ以外に、パートナーを満足させる方へ考えをシフトするという方法もあります。

つまりパートナーを満足させることを第一目標として、射精のことを深く考えないようにするという意味です。

そうすることで、結果的に射精の重圧から解放され、射精しやすくなります。

「射精しないと駄目だ」と思い込んでしまうと、そのストレスから快感が鈍ってしまいます。

「別に射精しなくていいか」と思うと気が楽になり、射精できるようになる可能性があります。

パートナーに膣内射精障害（遅漏）を告白して悩みを共有することも心理的に有効です。

⑥アルコールや服用中の薬を見直す

性行為の前にお酒（アルコール）を飲むという方はとても多いのではないでしょうか。

しかし、アルコールを控えることは膣内射精障害の改善に効果的です。

アルコールを摂取すると中枢神経が麻痺してしまうので、射精障害になりやすくなります。

アルコールが原因で起こる遅漏には禁酒が一番良いのですが、アルコールを完全に絶つのは難しいかと思います。

そこで、アルコールの分解を助けるおつまみをご紹介します。

これらを積極的に摂ることで、アルコールの分解を早めることができ、飲みすぎによる弊害を緩和することができます。

アルコールの分解を早める栄養素と食べ物は以下の通りです。

これらと一緒にアルコールを飲むとアルコールの分解を助けてくれて、中枢神経が麻痺して射精困難になるのを緩和してくれます。

とはいえ、分解にも限界がありますので、アルコールはほどほどにしましょう。

また、服用中の薬の副作用によっても射精障害が起こる場合があります。

薬によって副作用は異なるため、詳細は処方している医師にご相談ください。

神経性射精障害：脊髄損傷などで射精できない

神経性射精障害とは、脊髄損傷などの重度の神経障害が起こることで射精ができない障害です。

神経性射精障害の改善方法

有効な内服薬はなく、射精不能については陰茎振動刺激や電気射精により射精を誘導します。

陰茎振動刺激は自律神経反射に異常がない場合には自宅でも行うことができるので、よく用いられる方法です。

治療は非常に困難ですが、子供がほしい場合には精巣から精子を採取するTESEという手術をして採取された精子を用いることで、生殖補助医療（体外受精）をすることが可能です。

逆行性射精障害：精液が出てこない

逆行性射精障害とは、射精する際に膀胱に精子が逆流してしまうために精子が出てこない現象です。

射精感があるにも関わらず、精液量がとても少ない場合も逆行性射精障害である可能性があります。

そもそも、射精までの流れは以下の通りです。

「６」の過程で内尿道が開いたままとなって精液が膀胱側に流れ込み、精液が出てこない症状を逆行性射精障害といいます。

本来は射精時には閉じているはずの膀胱頸部が開いてしまい、膀胱へ精液が逆流してしまうのは、以下が原因で起こると考えられています。

逆行性射精障害の改善方法

逆行性射精は、アモキサピンやトフラニールなどの三環系抗うつ薬の副反応を使用することにより、治療ができます。

なお逆行性射精では、事前に膀胱内を洗浄した上で射精を行い、その後に膀胱内から精子を採取しての人工授精が可能です。

射精障害に関するQ＆A

まとめ：射精障害を改善するなら医療機関を受診しましょう

射精障害は満足な性行為ができず、パートナーとの関係が悪化するケースがよくあり、子作りにも悪影響を及ぼす深刻な問題です。

そのため、射精障害を改善するならぜひ医療機関を受診しましょう。

当院では早漏防止薬とED治療薬のオンライン処方を行っております。

お手元にスマホやタブレットがあれば、どこからでもオンライン診療・処方を受けることができます。

オンライン診療の後、処方される薬はご自宅など、ご希望の住所へ配送いたします。

通院が難しい方や遠方にお住まいの方、人との接触をなるべく避けたい方はぜひオンライン診療・処方をご利用ください。